- Eric_Ridel
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やっぱり救急とか一般外科/内科をやってきた人が技量を活かそうと思ったら、訪問診療になるんだろうなと思う。使える道具は大幅に制限される代わり、恐らくは仕事の見通しがずいぶん良くなる。
2013-06-14 13:24:34訴訟は医療を変えたよなと今更ながら思う。杏林大学の割り箸事例で研修医の危機感は一気に高まったし、脳外科の先生が心嚢穿刺を行えなかったことが認められつつ過失と断じられて以降、専門外は挑戦でなく純然たるリスクになった
2013-06-14 13:43:04医療訴訟の事例が、どちらかと言うとネットでたくさん取り上げられ、新聞はどうしたってスペースに限りがあって、結果として病院内部での世代断絶を加速したんだと思う。今でも60歳ぐらいの先生がたは「ちゃんとやれば患者さんはきっと分かってくれるから」と背中を押すし
2013-06-14 13:44:29このあたりたぶん、確率論に近い感覚なのはむしろベテラン世代の先生方の側であって、若手はたしかに、低い確率を必要以上に怖がっている側面はあるのだろうと思う。でも感覚の乖離は、結果として「ベテランの人たちは分かってくれないんだ」という一種の諦念につながっているのではないかと思う
2013-06-14 13:46:32怖いという感情に対して、「大丈夫だ安心しろ」といくら言ったところで効果は薄い。怖いんだから。「こういう備えがあるから大丈夫だ」という何かを示せば強いのだろうけれど、そういうアクションは逆に見かけない。あれば若手を総取りできそうなものだけれど
2013-06-14 13:48:03診たことのない患者さんがたくさん来るから「面白い」よ、というのがたしか、救命救急部の売りだった。実際問題人気があったし、自分が研修医だった大昔、県内のあらゆる施設が救急を開いた結果、一時期24時間なんでも受けるはずの救急外来がずいぶんすいた
2013-06-14 13:52:15リスクと隣り合わせの面白さとして認識されていた未知というものから、面白要素を削り去ったのが裁判所の力なんだろうと思う。そもそも医療を面白いと思うこと自体、たしかに不謹慎であるのだけれど
2013-06-14 13:53:51安心を求めて患者さんが救急外来の門を叩き、矢面に立つ研修医は訴訟からの安心を求めて上司を仰ぎ、上司は「頑張れ大丈夫だ。ちゃんとやれば患者さんは分かってくれる」と背中を押す。そこから逃げ出す以外にできることなんてない
2013-06-14 14:47:24