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映画「風立ちぬ」と軽井沢との「縁」・・・立原道造氏の功績から「風立ちぬ」を観る

まとめました。
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theophil21 @theophil21

「風立ちぬ」を観た。登場人物たちの、節度と品位に裏打ちされた折り目正しい立ち居振る舞いと言葉づかい、主人公と菜穂子の矜持ある誠実な恋愛に、真夏の高原を吹き抜ける涼風のような感銘を受けた。ただ、ラストで放たれるメッセージは痛切過ぎて胸が締め付けられる - 個人的にも。

2013-08-12 10:43:38
theophil21 @theophil21

堀多恵子、朝吹登美子、室生朝子が高原文庫のイベントに揃って顔を出していた頃の軽井沢は、まだ固有の文化の継承を確認できた。残された堀多恵子が、七十歳を超えた水戸部アサイが自分を訪ねてくれたのに留守をして会えず残念だった、と書くときの胸には、万感の思いが去来したであろう。

2013-08-13 12:17:27
theophil21 @theophil21

弥生門の向かいに立原道造記念館があったのは、結局十年ほどに過ぎなかった。僅かな期間の催しの中で、印象深いのは「優しき歌」の頃の特集である。24歳で逝った彼にとつて、恋人水戸部アサイの存在がどれほど大きかったかがわかる。彼女は、目を見張るほどモダンでチャーミングな女性であつた。

2013-08-13 12:25:52
theophil21 @theophil21

立原道造は堀辰雄に私淑し、二人は中村真一郎に決定的な影響を与え、中村真一郎の無二の親友加藤周一は、「日本文学史序説」において堀辰雄の文学の意義を的確に評価している。軽井沢の最も良質な側面は映画「風立ちぬ」にも反映した。零式艦上戦闘機の悲劇だけでは名作になり得なかったであろう。

2013-08-13 12:42:13

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