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Eric_Ridel
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1.これより、8月14日、15時から、『タックス・ヘイブン−逃げていく税金』の著者、志賀櫻氏インタビューの実況ツイートを行います。タックスヘイブン(租税回避地)の実態について、詳しくお話をうかがいます。@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:08:38
2.岩上「大蔵省の官僚として、現場をよくお知りになられていらっしゃる。数々の修羅場をくぐり抜けられていることも本で触れられています。申告納税者の所得税負担率は、山のようなグラフ。高額納税者の負担率は低くなると」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:17:24
3.志賀氏「タックスヘイブンに資金を流し込めば、税金を減らすことができる。ある程度大金を稼げば、租税を回避できてしまうしくみ」岩上「1億円を超えるとタックスヘイブンに持って行かなくても税金を減らせるのですか」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:19:48
4.志賀氏「ほとんどはタックスヘイブンを利用している。タックスヘイブンはインフラ。税金が安いところがタックスヘイブンのポイントではない。秘密を守るという法制。国境を超えてタックスヘイブンに入るとお金が見えなくなる」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:21:49
5.岩上「世界の富の4分の1は租税回避されているという話も」志賀氏「最低でもそのぐらい。本を書いた直後にキプロスのGDPの8倍の資産を持つ銀行があると分かった。多くはロシアマネーだった。1970年代から知られてはいたが」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:24:04
6.志賀氏「見せたくないお金をキプロス島に預けていたということ。情報は外に漏れない。その1週間後にICIJのジャーナリスト集団が、カリブの島、ブリティッシュヴァージンアイランド(イギリス王室の属領)の預金リストを発見」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:26:53
7.志賀氏「各国の有力者の息子などが預金していることが発覚した。法人の名前もあったが、個人名も公表され、ICIJのサイトで閲覧できる」ICIJ→ http://t.co/HiesJjKYb1 @iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:29:37
8.志賀氏「先進国のタックスヘイブンで有名なのはスイス。預金者の秘密が厳格に守られている。キプロスとブリティッシュヴァージンアイランドが暴かれ、隠されていることが明らかになった。ものすごい額。海外に隠して貯めることが可能」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:32:04
9.岩上「日本も財政危機だと言われているが、結局それは増税するしかないということで、中産階級以下の人々に負担がきている。不公平な構造」志賀氏「貧富の2極化が簡単にできる。巨額の資金がヘッジファンドに流れ、一国を襲うことに」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:34:19
10.志賀氏「アジア通貨危機、リーマンショックもその例。アングラマネーが世界経済全体を襲う。普通に暮らしている人に押し寄せる。これは正義ではない。貧しい人々の方向にしわ寄せがくることを止めなければいけない」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:36:13
11.岩上「これは、マフィアやテロリストたちのような犯罪性のあるものだけではない。歴史的な経緯をうかがいたい。これほどまでに富が国境を超えること、矛盾が生じたのはいつか?」志賀氏「第一次大戦前からあったが1960年代から」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:38:16
12.志賀氏「アメリカの資本主義、英国の資本主義が資金を隠せるような体制を整えていった。タックスヘイブンがそれになろうとしてなったわけではない」岩上「王室属領がタックスヘイブンだったりする。王室は無垢な存在ではない」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:40:48
13.岩上「悪いやつら、アングロサクソンが始めたのがタックスヘイブン」志賀氏「とことん利潤追及をする。いかに税金を収めずに大金を稼ぐか。新自由主義の流れ」岩上「70年代が新自由主義の勃興期。世界経済が蝕まれていくのと同期」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:43:28
14.志賀氏「牧歌的な資本主義の精神ではなく、富の収奪機構になってしまった結果、世界恐慌が起き、ケインズ主義が出てきた。1970年になってフリードマンがマネタリズムを唱えてケインズを批判。政府のやってることに効果はないと」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:45:27
15.志賀氏「しかし、これもうまくいかないと分かったのがリーマンショック。結局、資本主義というのはアニマルスピリッツ。強欲なところがある。所得分配の公平公正をやろうとしても結局、新自由主義に戻ってしまっている」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:47:59
16.志賀氏「ある程度の規制が必要。ボルカー・ルールなど。リーマンショック後は各腰を抜かすほど驚いた。G20首脳会議を開こうと、初めて開かれた。2回目のロンドンで重要な取り決めがあり、FSBで銀行の規制を見るように」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:50:45
17.志賀氏「巨額のマネーがハイリターンを求める。20,30,50%のマネーゲーム。実物経済には興味を持たず、ハイリターンで暴れ回っている。タックスヘイブンの金が使われている」岩上「自分がかき集めた金を博打にかけていると」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:53:46
18.志賀氏「そのツケを、まじめに働いている人が払わされている」岩上「各地で生産したものを適正な価格で売買するのが国際分業。しかし、この教科書で習ったことが、まったく機能していない状態であると」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:55:50
19.岩上「アジア金融危機というものがどのように起こったのか?」志賀氏「アメリカドルに通貨を結び付けて、アジア経済は安定していたが、タイ・バーツが危ないということで、標的に。IMFの管理下へ。一国の金融危機は飛び火する」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 15:59:01
20.志賀氏「その後インドネシア・ルピーが同じ年にやられ、97年に韓国がやられた。いろんなところでおかしなマネーゲームがあった。アジア金融危機の巻き添えをくったのはロシア、ブラジル。日本はそうではなく、バブルで自滅」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:00:41
21.志賀氏「バブルの原因はプラザ合意による財政金融政策のやり過ぎ。引き締めるときも引き締め過ぎてダメージが強くなり過ぎた。アメリカは馬鹿だなと思って(日本を)見ていたが、リーマンショックのようなことになった」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:02:48
22.志賀氏「デリバティブなどの金融商品を作り、限りなくマネー近い流動的な金融資産。FXなどのようなレバレッジの効いたものも。マクロ・ミクロの経済を見てきた我々とは全く違う価値感」岩上「英米の戦略があるのでは?」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:05:47
23.志賀氏「無邪気なものではない。正気の沙汰ではない。金の猛者と化している。英国が悪い。これははっきり名指しで言う。サッチャー主義とシティの金融ビックバン、この2つで英国経済は強固なものになった」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:08:23
24.岩上「シティが悪いというのは何がどう悪いんでしょう?」志賀氏「マネーゲームにしか興味がないということ。多重構造をなして世界金融を握っている。オランダではダッチサンドイッチと言って、租税回避できることで有名」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:13:27
25.岩上「世界の金融の中心地のうち2つ、シティとウォール街、マンハッタンは世界2大タックスヘイブンだったと」志賀氏「デラウエア州は米国のドメスティックタックスヘイブンと言われている。9.11があって、秘密法制が強化」@iwakamiyasumi #iwakamiyasumi
2013-08-14 16:16:14