「男性」と「女性」の「問題解決の過程」の違いに見る「なぜあんなダメなやつが評価されるのか」

ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

今日のお昼に、「名探偵ポアロ」のDVDで、リゾートのお話を見たせいで、妄想が走ってしまった。実際には休暇に行っても、団塊の世代以上のおばちゃんやおばあちゃんばかり。若い人といったら家族連れの子供達しかいないのが現実。

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Free! みた。割と期待していたが「これはだめだ」と思った。あれは男性の体を持った女の子たちの物語だ。夜の海で遭難して無人島へいくという話の流れのリアリティの無さもさりながら、そこでの会話の進み方が「男はそんな風に物事を考えないし、そんな風に話さない」と感じられてダメになった。

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承前) 違和感の中心は、Free!の前回では、もしかすると全員遭難死亡というかなり危険な状態であったにも関わらず、全員がお互いや全員の心の問題や人間関係にもっぱら関心と集中していた。少なくとも私としては「ありえない」。男ならああいう場面で、危険を回避するために感情など無視する。

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承前) サクサクと論理的に物事を考え、対処を積み上げていくのがああいう場面での男のものの考え方。その時に仲間の危機について思いやることはできたとしても感情面までは考えないし、また男なら感情面の手当てなど期待しない。仮にそうだとしても危機が去った後だろう。

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女子的には、お互いを思いやる男たちというファンタジーに「ああ、ステキ…」と思うのだろうけど、私としては「それは、ありえない」と思ってしまったわけで、逆に考えると、たぶん男性目線の女性ファンタジーでも似たような問題はあるのだろうなあ、と反省した。というわけでFree!はサヨナラ。

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相変わらずわからないけど「猫物語」は美しい。女子の裸体が多すぎると思うが、絵として好きだ。キャラとしては「げんしけん」の波戸君がいい。男子という設定は完全無視。男目線の女子力まき散らしを楽しんでいる。たぶん男性の女性へ対するファンタジー。(続く

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先日、「世界一(女子的意味で)美しい男性」の画像を見た。女性モデルの風貌だけど、首から肩にかけて体は細身の男性。また、日本人の女性として最も美しい男性は玉三郎だと思う。いずれも、「女性と過つほど女性」なわけではない。というわけで波戸君は絶対に実在しないといえる。

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Free! 。今回の話までは、学園の水泳部の話として楽しく見てたし、メガネの性格を「かわいいじゃないか」と思っていた。けど、論理ボケキャラのはずのメガネが夜の海に出たあたりで「あれあれ？」となり、日常の学園ではなく「死ぬかも状況」で「いくらなんでもそれはない」となったわけ。

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男性と女性の「物語」を受け取るときの重点の違いをよく理解できた。男性向けアニメを見て、女性が「それ、ありえない」「ちげーよ」と激しく突っ込んでいる様子もありありと想像できるようになった。「風立ちぬ」のヒロインなんか、女性からは「そんなひといない」という突っ込みがあるのでは。

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参考までに反応を見たい。Free! で、もっとも初心者向けのわかりやすい組み合わせは、金髪×メガネ なんだろうと思うのだけど、この私の感想は正しいのだろうか。あと、とても寛容で優しそうなやつと「俺はフリーしか泳がない」とばかりいうやつは、どうなるのかさっぱりわからなかった。

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「メガネ×金髪」だろ、という反応を見つけた。なるほど、腐った皆さんが組み合わせで「それはない」と争う気持ちもよく理解できるようになった。

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危機的状況でのFreeのキャラの反応を見たことと、これに対する反応でようやく理解できた。「やさしい」とか「ゆとりがある」ということは、「自分以外に対する配慮ができている」という意味で、それが安全確保といった具体的なものではなく精神的な配慮であるという意味なのだ (続く

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ところがいわゆる能力のある、仕事のできる種類の男性は、危機を早めに察知して全力を問題解決に向けるタイプだ。その方が危険を拡大せずに済むからだ。ところがそれでは、配慮に欠けるので「冷たい」「ゆとりのない人」と非難されることになる。(続く

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もちろん、危機や事件が解決したあと、配慮ある人物なら埋め合わせしようとするのだろうが、おそらく「それでは遅い」のだ。逐次処理なのか並列処理なのかの違いといえる。(続く

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さらに、基礎的危機解決能力が高ければ、要するに危機対処モードに入る場面が少なくなるが、解決能力が低い人物は、かなり頻繁に危機対処モードに入ることになる。すると「ゆとりのないやつ」と非難されることになるのだろう。ほんとうは危機を早めに回避しようとする配慮なのかもしれないのに。

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これらのことから、女性から評判のよい男性というのは、危機や問題の根本的な解決や除去もさることながら、その過程において周囲の人間の精神の動きについて注意を払い続ける種類の人物なのだろうと理解できる。場合によっては、問題解決ができなくてもよいのかもしれない。

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残念ながらそれは、もっとも私が苦手とすることだ。

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さらにわかった。恋愛中はあんなに情熱的だったのに、結婚したらサッパリ、という批判をよく聞くが、それはその種の男性にとって恋愛が解決すべき課題である時には全力で対処するが、結婚によって問題が解決すると、他の問題処理を全力で優先してしまうからだ。

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基礎的処理能力が高いタイプのほかに、危機意識の乏しいタイプの人物もいる。その人物が問題解決能が低く、周りの人に対して配慮あるタイプだと、女性の評判は良くなるだろう。すなわち、「なぜあんなダメな奴がなぜモテるんだ」という男性側の疑問の解答になるのかもしれないと思った。

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Free! のおかげで、長年抱えていた疑問の答えを得られた。

かでんつぁ@人参 @ninjin_kadenz

@rodinatp そもそもが男向けじゃないから許してやれよ

常夏将軍 @akatukikuya

@RodinaTP 女たちがどんだけ現実とかけはなれたアホ会話ばかりする女たちの描写にイラついてるか考えろよ。ちなみに、友人の友人のメキシコ男性が日本のアニメが嫌いな理由は、高校生という設定なのに女子たちがアホ会話ばっかしてるところだそうです。高校生ならまともな会話するだろ、と

常夏将軍 @akatukikuya

@RodinaTP 自分たち男の事をよく立派だと勘違いできるなーすげーな。日本の東北震災で「家族を射て真っ先ににげた父親」とかわんｓなかでてきたけど。お前、今とか風呂の最中に震度九の地震きたら冷静な対応とれるの？

そめのうりん @ush1milk

@RodinaTP とか言っても、結局は問題解決に突撃していってしまって感情的配慮ができない女はモテず（男みたいな女がホモじゃない男にモテる訳ないという全うな話なんですが）自身がいくら問題解決指向であろうと、男性は感情的配慮の世界に巻き込まれる事が好きなんですよね。不思議です。

ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

昨日のFree! に関する印象について、多くの反応をいただいたことはありがたいのですが、かなり攻撃的な批判 ── たぶん部分のみ見て── が来るようになったので、問題の吹囀を削除し、お騒がせしたことをお詫びします。全体読めばけっこう好きで見てたことはわかってもらえるんですけどね。