國學院大學美学ゼミ「アンシャンテ！」 (@K_Enchante)さんの【吸血鬼との比較によりゾンビ像の発生を考える】

國學院大學美学ゼミ「アンシャンテ！」 @K_Enchante

【今週のENCHANTÉ! 】今日は戸谷さんの発表、ゾンビについて。吸血鬼との比較などからわかりやすく面白い内容でした。後日サイトの方にもアップされますのでお楽しみに！

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【本日の発表 吸血鬼との比較によりゾンビ像の発生を考える】中世ヨーロッパの貴族的な性格の強い吸血鬼に対し、ゾンビは近〜現代アメリカの消費社会的な側面がある。プードゥー教の呪術などにより奴隷として利用されていたことから、「使い捨てできる動く死体」のような性格を持つため知性は低い。

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【本日の発表 吸血鬼との比較によりゾンビ像の発生を考える 続き】ゾンビ(死者)が生者を喰らうこと=観客のゾンビに対する恐怖・嫌悪=生への渇望、という風にアンチテーゼよって繋がるかもしれないという考察をもってまとめ。

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【個人的な意見】果たしてゾンビと吸血鬼は比較出来うるモノだろうか。物理的に破壊可能なゾンビに対して吸血鬼は弱点への特殊アイテムによる攻撃以外で傷つかない。また、流水を渡れない・招かれなければ家屋に入れない・鏡に映らないなどの特徴は霊的な存在(悪魔)に見られる特徴ではないだろうか。

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【個人的な意見】ゾンビに近いモノをヨーロッパで探すとグール(食人鬼)が思い浮かぶ。意思のない奴隷としてのゾンビと対比するに当たってかなりオカルトの濃いものではあるが人を襲い人肉を喰らい、知能が低いという点では近しいものがあると思われる。ビジュアル的にも近い。

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しかし吸血鬼とのイメージとの共通点で私は「パンデミック」というものがあると思う。吸血鬼の変身するネズミ、コウモリ、オオカミなどの象徴とするものは疫病である。その点ではゾンビも、ウイルスやドラッグや薬害など、より現代的な視点となって共通している。

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中世ヨーロッパのペストに対する絶望が実体のない強力な化け物である吸血鬼の像を作る。また同様にウイルスのようにひとつひとつは矮小なものが群がり本能のまま襲いくるというゾンビの像を作り上げたのではないだろうか。病に対して人間が優位になったために弱体化し、実体を持ったようにも思う。

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長いですね。そしてもっと文体も楽にかけと言われたのですががが。好きなんです吸血鬼。笑

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ジャンルとしては美学芸術なのですが発表内容は本当に色々ですね。宗教や演劇やロマン主義など美術に直行する人もいますし、ファッションやポップカルチャー、サブカル、人形の人もいます。これからの展開がたのしみです。

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【サイト更新！】先週Twitterでも話題になった戸谷さんの「ゾンビ研究発表」のレポートが、本日サイトに掲載されました！ゾンビに興味のある方は、サイトの「WORKS」に今すぐアクセス！http://t.co/CunsGh7MMj

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ホームページでゾンビ研究を発表してくれたZZ ZZZさんの個展が、いよいよ明日開催！皆さんも、ぜひ行ってください！http://t.co/MFas0HValo