「自分以外は全て他人である」「他人に起こる事は『他人事』ではない」という考え方は、私にとって大きな発見だった。その「自分」も「他人」も同じ社会や国の中で、それぞれの人生を生きている。個人レベルで起こる「ミクロ」な事も、世界レベルで起こる「マクロ」な事も、全ての人に関係している。
2013-08-16 09:25:48私は時々、思い出したように「自分以外はすべて他人」だと言っているのだけれど、かなりの確率で強い感情的な反発を受ける。「自分以外はすべて他人」を「他人に起きることは他人事」と言っているととられるからなんだろうね。私は「私はあなたではないし、あなたも私ではない」と言っているんだ。
2013-08-16 09:30:17「自分以外は全て他人である」という言葉に反発する人がいる。「なんて冷たい人だ」なんて言われる。でも、よくよく考えると自分も反発したい時期があった。今思えばその心理は、自分が個であるというアイディアが理解できないから・したくないからなのではないかと思う。
2013-08-16 14:42:57僕らは成長していく中で、時期はともかく、自分と他人を認識するようになる。なので精神年齢が幼い人ほど、自分と誰かが同じだと思っている気がする。例えば、自分が嫌いな人ほど、自分は誰かから嫌われていると思っているように。
2013-08-16 14:43:20言ってみれば、精神年齢が幼い人ほど彼らは所属している集団が自分だと思っている。考えずとも足並みを合わせれば済むし、また自らのアイデンティティも合わせることにある。
2013-08-16 14:43:53逆に、自分が一人の個であると認識してしまえば、考える必要のなかったことを考え無くてはならないし、アイデンティティという、「自分の境界」を自分で定めなくてはならない。
2013-08-16 14:44:01集団であることがアイデンティティの彼らは、自分が個であるという事実に直面するたびに感情を荒らげる。なぜならそれは、彼らの世界を壊す異物であって、天敵であり、価値観というシステムにおけるエラーだからだ。
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