ドリフターズとは歌舞伎であった 〜 何故オレたちひょうきん族に負けたのか

オレたちひょうきん族との比較を通したドリフターズの笑いを中心に近年日本の笑いを振り返る
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USの作曲家、ジョン・ケージの主張通り芸術作品が製作者を離れて流通してきた歴史を振り返る。その時作品の一定の「型」「枠」が維持されることが必要であるという議論。

[][][] @kigch

搬入にしろ百人斬りにしろ枠組みから考えていますが 逆に言えば単なる枠組みでしかないので やりたいひとはいつでもどこでも勝手にやってください 「危口統之」という署名が無くてもいいはずなんだ

2013-08-18 19:08:51
ひびのけい @hbnk

.@kigch よ、日本のジョン・ケージ。(真面目に言ってます。)

2013-08-18 19:10:09
[][][] @kigch

@hbnk ケージに対する知識は皆無と言っていいのですが、巨匠亡き後の時代、型を学び真摯な鍛錬に打ち込むことが困難な時代にあって(そんな思い込みはただの逃げじゃないか?と恐れつつ)、ならばいっそ「才能」という概念を前提としない作品/枠組み造りに賭けるしかない、と思うこともあります

2013-08-18 19:16:33
ひびのけい @hbnk

.@kigch 私も言っておきながら実は記憶が曖昧なのですが、ケージがそっくりのことを言っていたような気がして。作品とはコンセプトに他ならないといえば、現代美術ではよくありがちですが、枠組みの記名性を否定して共有可能なものだと言ったのは確かケージではなかったかと…。

2013-08-18 19:28:01
[][][] @kigch

@hbnk 美術方面の友人でケージに詳しそうなのが居ますので機会あれば訊いてみようと思います。また、枠組みの汎用性と署名との変な関係については、建築からの影響もあります。しかし先日北京に旅行した際、至るところで爽やかにパクリが為されているのを目撃、圧倒され、考え直し中です

2013-08-18 19:35:04
ひびのけい @hbnk

.@kigch プリペアド・ピアノは誰がやっても同じだと言っていたのではなかったかな…。芸術におけるパクリは暗くて深い主題ですね、と平凡なことしか言えませんが。

2013-08-18 19:39:14
[][][] @kigch

@hbnk 仰るとおり、我々からすると暗くて深い主題であるはずなのに、かの国では川で魚をすなどるような気軽さで堂々と為されていて、これは目の色替えて批判してもしょうがないんじゃないか、「才能」や「努力」といった近代的な「個人」観に基づいた視点で物申しても届かないんじゃないか、と。

2013-08-18 19:44:18
ひびのけい @hbnk

.@kigch 近代以前のヨーロッパやアメリカ、日本でもそうだったわけですしね。『アンクル・トムの小屋』は奴隷制万歳のバージョンとか、二人トムが出てくるバージョンとか、滅茶苦茶なのがいっぱいあった、という逸話が好きです。

2013-08-18 19:46:22
ひびのけい @hbnk

あ、先ほどのツィート正しくは「近代以前」ではなく1871年ベルヌ条約以前でした。

2013-08-18 19:52:12
[][][] @kigch

@hbnk そういった、著作権へのケアがスカスカだった時代における作品群繁茂の様態を参照しつつ、これからは中国、あるいは日本の田舎での創作・上演機会も探っていきたいと考えています

2013-08-18 19:54:38
ひびのけい @hbnk

ディオン・ブーシコーという二股膏薬なアイルランドの劇作家がいてねえ。自分はパクりまくりだったくせに、自分の作品がパクられるを恐れて著作権法をアメリカで通すのに一役買った。

2013-08-18 19:55:38
ひびのけい @hbnk

.@kigch いいですね。ディズニーのミュージカルのパクリの四季のパクリを日本各地・中国各地で巡演するとか。

2013-08-18 19:57:43
ひびのけい @hbnk

また間違えた…ベルヌ条約は1866年だった…

2013-08-18 20:03:08
[][][] @kigch

@hbnk ミュージカルかどうかはわかりませんが(笑)、みんなが(薄っすらとでも)知ってる形式を踏まえることは重要だと思います。

2013-08-18 20:07:30
ひびのけい @hbnk

.@kigch 最近は共通の文法がなくなりましたからね…昔だったらドリフとかさらに昔だったら歌舞伎とかがあったわけですが…。

2013-08-18 20:09:36
[][][] @kigch

@hbnk それは本当にそうですね。学生の頃は舞台も客席も同じ世代で固まってたので笑いを取るのは比較的楽でした。三十路をこえた辺りから、このままだとキツい…と気付き、さてどうしたものかと考えながらいまに至ります。

2013-08-18 20:13:23

ドリフターズとオレたちひょうきん族の違いについて

ひびのけい @hbnk

多分誰かが言っていると思うが、ドリフとひょうきん族の差って歌舞伎を踏まえるかそうでないかの違いだったんだよね。子供たちはひょうきん族で完全に歌舞伎の伝統から断ち切られた。たんにテキストの引用ということではなく、体の使いかたも含めて。

2013-08-18 20:14:28
橋本麻里 @hashimoto_tokyo

前RT:私が初めて歌舞伎を観たときの感想はまさに「・・・これドリフ?」だったな。それまで見てきた能狂言と全然違っていて、びっくりした。

2013-08-18 20:36:40
とほんと本(ほん) @x1a0me1

@hashimoto_tokyo 歌舞伎の大道具を担当している人がドリフの大道具を担当していたと聞いたことがありますよ。

2013-08-18 20:44:59
[][][] @kigch

若かりし頃の志村けんは コント55号とドリフ どちらに弟子入りするか迷ったものの 「音」への感覚が優れていると思えたドリフを選んだそうです(かつてBurrn!誌のインタビューで本人がそう言っていたので確かな情報)

2013-08-18 20:18:09
minoru hatanaka @m_hatanaka

Burrn!誌 !!! RT @kigch: 若かりし頃の志村けんは コント55号とドリフ どちらに弟子入りするか迷ったものの 「音」への感覚が優れていると思えたドリフを選んだそうです(かつてBurrn!誌のインタビューで本人がそう言っていたので確かな情報)

2013-08-18 20:19:58
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