木造耐力壁ジャパンカップは「ものつくり」そのものを学べるイベントです。

木造耐力壁ジャパンカップは、木造の耐力壁同士を対戦させるイベントです。木造の建築技術を競う場となりますが、それにとどまらず、ものを作るというプロセスそのものについて学べるイベントだと、毎年スタッフとして関わりながら感じています。そのことを少し書き連ねました。
建築 学び 木造 体験的 耐力壁 イベント ジャパンカップ
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岩崎敏之 @SKYtamagoro
第16回木造耐力壁ジャパンカップの3日間を終えました。技術を磨き、技術を学ぶ機会を提供するという点で、とても良くできたイベントであると毎年感じています。このイベントで経験できることがらのうち、①実際に形にする経験 ②素材と向き合う経験という2点について書き連ねます。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(1) 木造耐力壁ジャパンカップでは、出場チームは、オリジナルの木造耐力壁を考えて設計し、その壁をつくって対戦させて、最後はつくったものを、素材ごとにバラバラに解体するという一連の作業を行います。耐震性やデザイン性を高めるとともに、コストを抑えることにも意識を払います。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(2) 頭の中で考えただけのアイデア勝負ではなく、実際に材料を加工して組み立てたものを対戦させるので、施工の手順、施工の精度などにも考慮する必要があります。設計者と施工者、さらには材料提供者とのチームワークも重要です。一つのイベントの中で、それらすべてが求められます。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(3) ルールとして与えられた条件下で、ものをつくるために避けては通れないアイデアを形にするという一連の工程を、出場チームは目標達成に向かって進めていきます。実務者であるか学生であるかに関わらず、その工程を経験する中で、技術を磨き、技術を学ぶことができます。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(4) 大学院生、学生、研修生チームにとっては、受賞を目指して真剣に取り組む中で、ものを形にするということのプロセスで何をどう考えていくことが重要であるかということを学ぶことができます。日々の研究室や教室の中で実際につくる機会の乏しい学生には貴重な体験の場となります。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(5) もう一つ、耐力壁ジャパンカップでは、作った壁を対戦させた後、最後には出場チームで解体作業を行うという点において重要なことを学ぶことができます。それは、作ったものを作りっぱなしにしないという意識を持つことができるということです。木材、金属、その他の材料に仕分けします。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(6) 解体エリアで耐力壁を解体し、解体終了時に、そのエリアを掃き掃除して、まったく何も残らない状態にします。ものをつくるという行為そのものについて向き合い、考える機会を得ることができます。毎年見ていて、作業を無駄なく速やかに進めるチームほど、清掃の仕方も美しく感じます。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(7) 木造耐力壁ジャパンカップは、木造建築技術を競うイベントですが、木造建築技術に留まらず、技術というもの、ものを作るということそのものと向き合い、考えさせてくれ、なおかつ実践的に体験して気づかせてくれるイベントです。
岩崎敏之 @SKYtamagoro
耐力壁(8) 普段の職場や教室でも、このような学びが積み重ねられていくことによって技術が磨かれ、技術を高めていくことができれば良いのだと思います。そういうきっかけを得るという点においても、このイベントが有意義なものであると感じています。以上 毎年思うことを書き連ねました。

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