ダニエル書2章
- wancupmaster
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ダニエル2:1ーネブカデネザルの治世の第2年…バビロンの習慣では、王位に就いた最初の年は数えないので、実際には3年目に当たります。 ダニエルたちは3年間の教育を受けることになっていたので、丁度その教育期間が終わって間もなくの頃と思われます。 cf ダニエル1:5。
2013-08-19 08:19:33夢…この当時、神様は夢を通して人間に語りかけると考えられていました。 ネブカデネザル王もいくつかの夢を見て、心が騒ぎ、眠れなくなりました。今風に言えば、夢見が悪かったのでしょう。
2013-08-19 08:20:00ダニエル2:2ー呪法師…バビロンの聖典に通じた学者たちのこと。 呪文師…占星術を使って未来を占う者たちのこと。「東方の博士たち」というのは、このグループの人たちです。cf マタイ2:1~12。
2013-08-19 08:20:33呪術者…一般的に「魔術師」と呼ばれる者たちのこと。 カルデヤ人…混血ではなく、純粋なカルデヤ人の賢者たちのこと。 これらの賢人たちに、ネブカデネザル王は夢の解き証しを求めたのです。
2013-08-19 08:21:28ダニエル2:3ー心は騒いでいる…よほど強烈な夢を見たのでしょう。ネブカデネザル王は、すっかり平安を失ってしまっているようです。
2013-08-19 08:22:20ダニエル2:4ーカルデヤ人…2節のバビロンの賢者たちの総称。 アラム語…もともとは、メソポタミヤ北部とシリヤ(アラム)地方の言葉。 *ダニエル書2:4〜7:28は、アラム語で書かれています。
2013-08-19 08:22:43王に招集されたバビロンの賢人たちは、「どうぞその夢をしもべたちにお話しください。そうすれば、私たちはその解き明かしをいたしましょう。」と答えています。 もちろん、普通はそうですよね?! 見た夢の内容を知らなければ、解き明かしなんかできませんから。
2013-08-19 08:23:10ダニエル2:5ーところが、ネブカデネザル王は夢の解き明かしだけでなく、王が見た夢そのものをも解き明かすように求めました。よほどその夢に怯えていたのでしょう。王はそれができないのなら「あなたがたの手足を切り離させ、あなたがたの家を滅ぼしてごみの山とする」と横柄なこと言っています。
2013-08-19 08:24:44ダニエル2:6ーしかし、夢とその解き明かしの両方を知らせることができたなら、多大な報酬も約束しています。大きな報いか、死か…賢人たちもびっくりしたことでしょう。
2013-08-19 08:25:14ご自分を「救い主」として信じるだけで、神の子、御国の民としてくださるという大きな報いをくださいます。信じることだけすらしないという選択をした者にのみ、「第2の死」である火の池という永遠の住まいを与えられるのです。
2013-08-19 08:26:21ダニエル2:7ーバビロンの賢人たちも必死です! 「王よ。しもべたちにその夢をお話しください。 そうすれば、解き明かしてごらんにいれます。」と食い下がっています。
2013-08-19 08:26:41ダニエル2:8ー王は以前、賢人たちの解き明かしが外れるという経験でもあったのかしら?と思うほど、疑ってますよね?! 多大な報酬か死か…二者択一を迫ったことに変わりはないことを知り、時間稼ぎをしているだけだ!とまで言っています。
2013-08-19 08:27:29ダニエル2:9ー王が見た夢の内容を賢人たちが話せないのなら、判決は「死」だと宣言しています。 王は初めからバビロンの賢人たちを信用してはいないようですね。「偽りと欺きのことばを私の前に述べようと決めてかかっている。」
2013-08-19 08:28:01ネブカデネザル王は、彼ら「賢人」とされる人々が夢の内容を王に話すことができたなら、その解き明かしも本当だと信じることが出来ると言っています。
2013-08-19 08:28:25ダニエル2:10ーバビロンの賢人たちは、夢の解き明かすふりをすることはできても、王の夢そのものを言い当てることはできませんでした。
2013-08-20 08:08:25ダニエル2:11ー神々…バビロンは像崇拝の中心地だったので、複数形になっているのです。日本も「八百屋の神」の国ですから、ある意味、バビロンと同じですね。本物の創造主なる神を伝える責任が、クリスチャンにはあるのです。
2013-08-20 08:08:53バビロンの賢人たちは、王の見た夢まで解き明かせるのは、人間には無理なことであると答えました。 確かにそうです。と同時に、偶像の神々にも無理なのです。それができるのは、まことの神様だけです。アーメン。
2013-08-20 08:11:54ダニエル2:12ー王はよほどこの夢を恐れていたのでしょう。そして、賢人たちをもってしても、夢の解き明かしが出来ないと知ると怒り狂って「バビロンの知者をすべて滅ぼせ!」と命じました。 cf 箴言19:12aー王の激しい怒りは若い獅子がうなるよう。
2013-08-20 08:12:40ダニエル2:13ーこの場に収集されていたのは、バビロンの賢人たちであり、南ユダ王国から捕囚の民として連れて来られたダニエルたちはいませんでした。しかし、この命令が発せられたことにより、「知者たち」の中にダニエルとその同僚たちも含まれることとなりました。
2013-08-20 08:13:00ダニエル2:14ーダニエルのもとにやって来たのは、王の侍従長アルヨクでした。目的はもちろん、バビロンの知者たちを殺すためです。彼が訪ねて来た時、ダニエルは知恵と思慮とをもって応待しています。
2013-08-20 08:13:18ダニエル2:15ーネブカデネザル王とは対照的に、ダニエルは落ち着いて、冷静に対応しました。 「どうしてそんなにきびしい命令が王から出たのでしょうか。」 cf 箴言25:15ー忍耐強く説けば、首領も納得する。 柔らかな舌は、骨を砕く。
2013-08-20 08:14:15いかに相手が怒っていても、冷静に対応すれば、相手も落ち着きを取り戻します。ダニエルの冷静な対応に、侍従長アルヨクは事の次第を教えてくれました。
2013-08-20 08:14:36ダニエル2:16ーしばらくの時…ダニエルが「しばらくの時」を与えてくれるように願ったのは、王のところに行き、夢の解き明かしをするためですが、そのためには「真の神」に祈りを捧げる時間を持つためでした。
2013-08-20 08:14:50