2013年8月21日

ボフォースからはじめるWW2日米艦載対空火器の"なんで?"

なんとなく通説だけは知っている(かもしれない)WW2期の日米の艦載対空火器。 でも、その説にまつわる経緯は実際よくわからない(かもしれない)? そんな疑問をぶつけた日のTL。
96

40mm機銃の立ち位置についての疑問

~"火力の隙間"って本当にあるの?
CV-16 LexingtonⅡ@退役 @Lexington_CV16

対空火器に20mm、28mm、40mm、127mmを積んで、あらゆるレンジに対応した米海軍 それに対して日海軍は25mm機銃と127mm高角砲で、高角砲と25mmの射程の間に隙間が出来ていた… ってゆうのは私が言わなくても皆知ってる有名な話だよねー

2013-08-20 11:55:01
えすだぶ @FHSWman

28mmは20mmと40mmの隙間を埋める火器でなくて、40mmに置き換えられていった旧式火器であるんで、並べて書いちゃうのはちょっと違うんではないかなあ。米海軍の近接対空火器は、当初の12.7mmと28mmに二本立てから、後に20mmと40mmの組へと移行したものと認識してます

2013-08-20 21:39:12
えすだぶ @FHSWman

ちょいと疑問なんですが、「米海軍は127mmと20mmの間の隙間を40mmで埋めていた」という言説に現れる「隙間」とは一体何なんでしょ? 127mmと20mmには確かに射程差があるけれども、その範囲は全て127mmの射程内なわけで、別に火力の空白地帯がある訳では無いですよね?

2013-08-20 21:48:36
えすだぶ @FHSWman

5インチ砲塔の旋回・仰俯は意外に高速。マウントの種類によるけども、概ね毎秒25~30度程度を達成できていて、これは40mm機銃砲架と遜色ない。そもそも40mmも機力旋回なんだもの、旋回速度問題は口径云々でなく、単に強力な電動機・水圧機を用意できるかの問題でしかないのでは?

2013-08-20 22:00:36
えすだぶ @FHSWman

つまるとこ、40mmの価値とは、「127mmと20mmの間を埋めていること」ではなくて、単に「高角砲よりは簡単に増設できて、かつそれなりに長射程であること」ではないかしらと思うのです。間を埋めるん云々じゃなく、長ければ長いほど良い

2013-08-20 22:05:52
JagdChiha 𓂀次元不可能性攪拌機 @Jagdchiha

ボフォース40mmの価値って言うと、持続的に弾幕を張り続けられるってのもあるかしら クリップ給弾は上からジャンジャン継ぎ足して給弾出来るんで給弾手を増やせばそれだけ疲労も遠のくし、艦載4連砲架だと水冷ジャケットも付く訳で砲身過熱もし辛いはず

2013-08-20 22:10:42
大口径/小口径対空火器それぞれの強み
えすだぶ @FHSWman

対空火器での射程の長さは、敵を撃ち続けられる時間の長さとも言い換えられます。例えば、ある機銃Aと、それに対して発射速度が半分・射程が倍の機銃Bがあったとして、両者が最終的に送り込める弾数は同じわけですし。そして、大口径長射程の火器は一般に弾量も大きいので、火力はさらに優位

2013-08-20 22:09:31
えすだぶ @FHSWman

米海軍の5インチ両用砲の発射速度が毎分20発程度で、これはボフォース40mmの6分の一ほど。しかし前者は後者の28倍の弾頭重量と1.7倍の射高がある。つまるとこ、5インチ両用砲はボフォース40mmの8倍の弾量を敵機に向けて投射できることになる。両用砲は極めて優秀な対空火器なのです

2013-08-20 22:17:14
えすだぶ @FHSWman

しかしこれはもちろん、ボフォース40mm機関砲がダメな対空火器であることを意味しません。むしろ極めて有用な火器でした

2013-08-20 22:21:12
えすだぶ @FHSWman

ボフォースは8門集めてやっと5インチ両用砲1門の投射弾量が追い付く程度ですが、その8門で重量は20t程度で済みます。一方、5インチ両用砲は単装砲塔で20tでボフォースと同等、連装砲塔なら34~77tにもなります。5インチ2門のよりボフォース16門40tのほうが軽い場合があるのです

2013-08-20 22:23:53
えすだぶ @FHSWman

そもそも、5インチ両用砲のようなキチンとした砲塔は、甲板の下に弾薬庫やら何やらで"根"が生えています。後から増やすことは非常に困難です。一方ボフォースであれば、10t程度の重量を支えられる場所であれば、あまり増設の制約はありません。これが40mmの価値の大なるところなのでは?

2013-08-20 22:26:34
えすだぶ @FHSWman

こうして大口径対空火器の利点を持ち上げていると、逆にエリコン20mmの価値が疑問になってきます。けれど、やはり重量が答えになるのでは? エリコンは単装銃架も250kg~750kg(100kgほどの防盾込)、連装でも精々1.2t。軽いので単装ボフォースも載らないような場所に置けます

2013-08-20 22:36:33
えすだぶ @FHSWman

初めて知ったんですが、エリコン20mmの防盾って厚さ0.5インチで重さ224ポンド(102kg)なんですね。意外に重厚な気がしますが、用途を考えると敵機の機銃掃射に耐えるだけの厚みが要るわけで、当然なのかも知れません

2013-08-20 22:38:32

"火力の隙間"はやっぱりある

大口径両用砲の弱みとボフォース40mmの仕事
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

@FHSWman ここでいう隙間というのは高角砲と機銃の役割を表しています。まず高角砲は比較的遠距離の目標に対して弾幕を形成することで急降下もしくは雷撃機の低高度への侵入を阻止することが第一とされ、その弾幕形成中に撃墜できればなお良しです。

2013-08-20 22:37:16
えすだぶ @FHSWman

@samurainui hmm... 期待される役割が違うんですね。となると、米海軍のボフォース40mmに期待された役割とは何なんでしょうか? 長射程ではあっても結局のところで機銃あって、やることは20mmと変わらなかったのか、それとも全く別の役割があったのか、気になります

2013-08-20 22:42:56
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

@FHSWman 信管や射撃指揮装置の性能的に近接する航空機を苦手としています。そこで高角砲には艦隊の防空を機銃には個艦の防空へと分担されることになります。一般に高角砲は3000m以上の航空機に対して、それ以下を機銃で対処という風になっています。

2013-08-20 22:42:58
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

@FHSWman それこそ高角砲が苦手とする3000m以下の弾幕形成です。

2013-08-20 22:46:01
さむらい@戦史調査中! @Type96_AAgun

@FHSWman 127㎜と20㎜の間にできた有効射程外の空間を40㎜がカバーすることですべての射程距離で有効な弾幕が形成できるということです。20㎜の存在はその軽便さな点でしょう。米海軍は日本海軍と違い点ではなく面で捉える射撃を好みましたから取り回しがよい

2013-08-20 22:56:12
えすだぶ @FHSWman

hmm... 高角砲・両用砲は例え砲塔の旋回・仰俯が追い付いたとしても、射撃指揮と信管調停やら何やらにはやはり手間がかかるわけで、諸元が急速に変わるような近距離は苦手になっちゃうって事かしら

2013-08-20 22:46:42
残りを読む(63)

コメント

メイスン @mewtwo1501 2019年8月2日
素人考えにしても「全部127mmの射程内」っていうのは乱暴過ぎ。40mmでもデカすぎるぐらいなのに接近した敵機をそんな大きい砲では狙えません。対空砲は大は小を兼ねないので個々で比べるのではなくシステム全体で考えるのが大事ですね。陸でも海でも。
0