甲子園から解るアナタの心理

①球数と選手生命の相関をデータで実証 ②桑田とダルと江川の違い など。そして何故か心理テストになるまとめです。 とりあえず何でも良いので「自分の考え」を教えてもらえると嬉しいです。
野球
3
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
1)先日、甲子園を秋にしてはいけない理由を書いた。 今日は球数制限の是非について考察してみたい。 言うまでも無くメリットもデメリットもある制度。大事なのはバランスなので、最適なバランスはどこか考えてみて欲しい。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
2)制限ナシの問題として挙げられるのは、投手の肩を消耗するとされること。 投げ込んだ数だけ投手の肩は消耗するという考えがある。 その考え方に従うと、甲子園での連投で投手は「使い減り」してしまう。 10年後に球界やメジャーを代表する投手が、球数制限が無いと潰されてしまうのだ。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
3)甲子園での多投が招いた最悪の例が91年に沖縄水産を準優勝に導いた大野倫氏だ。 彼がその夏の甲子園で投げた球数は773。 大会後に疲労骨折が判明し、右ひじ手術をした時には骨片が複数摘出された。後に巨人の選手になるも、投手の道はこの怪我が原因で断念している。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
4)逆に甲子園で球数を多く投げてプロでも好成績を残している選手もいる。ダルビッシュ選手や田中将大選手などが好例だ。 彼らは共に夏の甲子園で500球以上投げている。 500球以上投げたのは90~昨年までで14人しかいないので、これは毎年1人いるかいないかの数字
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
5)忘れてはいけないのが桑田氏だ。甲子園で歴代記録の20勝をあげた彼は、当然甲子園で投げた球数もトップクラスだ。 プロに進んだ後は通算173勝も挙げ、39歳でメジャーリーガーになった。試合中の事故で靭帯損傷していなければ200勝は軽かっただろう(事故前から傷付いてた説もあるが)
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
6)甲子園でもプロでも快投したダルビッシュ選手や桑田氏だが、彼らは共に球数制限肯定派だ。 桑田氏は甲子園大会の後しばらくは一球も投げないノースロー調整をしていたそうだ。 この調整法をしていなければ、甲子園で多投した彼がプロでも大活躍することは無かったかもしれない。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
7)実は「使い減り」問題は乱暴な議論になっているので整理する。 考えなきゃいけない点は2つ。 ①投げ込んだ数とプロとしての投手生命にどれだけの相関があるか ②プロの投手生命に強い影響があるのは甲子園の球数か練習時の球数か 両者を考察をしない議論は意味がない。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
8)まずは球数と投手生命の相関を考えてみよう。 参考になるのが投込み良しとする選手が多いプロ野球と、徹底した管理で肩を消耗させないメジャーリーグの投手平均年齢だ。 8月20日終了時点で登板のあるプロ野球選手とメジャー平均を比べる(参考:http://t.co/4HqPbQ0gHV
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
9)実戦登板がある投手平均年齢はこうだ。 プロ野球→28.2(http://t.co/qRhcztVGoAから算出) メジャー→28.5(http://t.co/4HqPbQ0gHVによる試合内容の加重平均) ・・・ん?微妙じゃね?あんなに徹底した管理して差分は3.6か月だけ?
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
10)試合内容無視してメジャー投手平均を取ってみたら28.2。プロ野球と同じになっちゃいました。 しかもメジャーは下部組織でじっくり育成する。20歳以下の選手はメジャー0.14%に対してプロ野球3.5% 平均値を下げるルーキーがいて同値だから、日本の方が投手生命は実質的に長い
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
11)えっと・・・。 日本のnagekomiを批判するメジャーのが投手生命長いと思ってたんですが。。。 でもアレだよね。きっとMLBは試合数多いからしょうがないんだよね?昔と比べると劇的に改善したんだよね? ということでデータを取ってみた。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
12)投球制限のマインドが強くなってきたのは最近20年くらい。 肩の消耗を回避してたなら、当時高校生だった子は今でも投げてるはずだ。当然投手の平均年齢も相当上昇しているはず。 ってアレ?線形近似直線書いたら右肩下がりなんだけど。。。 http://t.co/yxSGUYOqtN
 拡大
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
13)ちなみに1945年の投手平均年齢は30.2歳。これは球数制限が騒がれる現在より1.7歳も高い数字だ。 過去100年の推移を見てみても、球数制限で近年だけが特別に投手生命が長いということは全く言えないhttp://t.co/omtPLrJDt4
 拡大
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
14)ということで「投げ込んだ数と投手生命の相関」については ①プロ野球のが実質的に投手生命長い ②球数制限が普及してからMLBの投手生命は伸びてない ということで、相関無し(もしくは一般論とは逆の相関)ということで解決しました。投込み悪玉論終了
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
15)まあ、それだと話が終わっちゃうので「投込みは投手生命を短くする」という前提で続きは書きます(僕もそのイメージは拭えないし) 先のデータも統計を乱す重要な外部要素があるかもしれないので、投込み数と投手生命の強い相関を示す強固なデータを知ってる人は教えてください。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
16)次。プロになる選手の投手生命に強い影響があるのは甲子園の球数か練習時の球数か。 ぶっちゃけ僕はこの答に近づくデータすら持っていない。 でも、もし甲子園の投球も練習での投球も肩の消耗が近いのなら、先に制限すべきなのは練習の球数だ。甲子園での球数制限はその後でいい。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
(ちなみに「教育現場で故障することがあってはいけない!リスクはゼロにしろ!」って意見なら甲子園どころか「野球は一切禁止にすべき」って話になるよ。 主張するのは自由だけど、一方的な意見の押し付けだってことは理解しといてね)
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
17)甲子園での球数と練習時の球数で一番重要な差を生み出すのは「大会中は無理でも投げちゃうこと」だろう。 もちろん試合と練習で消耗も違うんだけど、背負うものの大きさから限界を超えて投げられてしまう。この点が最も重要だ。 大野倫氏の投手生命を絶ったのもこの点と言えるだろう。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
18)この解決法は球数制限以外にも考えられる。 大野氏のケースでは骨が遊離していたのでレントゲンで発見出来た可能性は高い。 しかし「壊れる"かも"」というボーダーラインの場合、医者も止めるのは難しいだろう。 体調に関係なくドクターストップを自動的にかけるのが球数制限とも言える。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
19)ということで、甲子園の球数制限の明白なメリットは「判断がブレる可能性がある診断を待たずに大会中の明らかな故障を防ぐ」 「投手生命を伸ばす」についてはグレーとなった(投込み自体には一流の能力を維持するプラスの効果の方が大きい可能性も) では球数制限のデメリットは何だろう?
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
20)真っ先にあがるデメリットは強豪校しか勝てなくなる点。 ダルビッシュ投手は球数制限に肯定的だけど、彼の後ろには真壁賢守という一流の投手がいた。 逆に貧打を一人で引っ張った江川氏は球数制限に否定的だ(作新は弱小ではなかったが) 弱小校は一定レベルの投手を複数集められない。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
21)次に問題なのが競技の質が変わること。 球数制限が100球なら、遅打ちに徹すれば6回で交代。全員花巻東の千葉君なら3~4回で交代させられるhttp://t.co/5XZBHljLlL そうなると球数を投げさせるのがミッションになる。野球はファール合戦になる。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
22)意見が分かれそうなのが交代劇だ。 決勝1点リードで最終回。あと一人で優勝の場面で球数制限。後続が打たれてサヨナラ負け。こんなシーンは必ず発生する。 優勝を逃したエースは、後続投手はどう思うだろうか? 「このシーンについては投げさせたい」と言うなら最初から導入してはいけない。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
23)【球数制限まとめ】 メリット→大会中の明らかな怪我が防げる+プロで活躍出来る投手生命が伸びる"かも?" デメリット→弱小校は勝てなくなる+野球の質が完全に変わる(+ハンパな場面で交代劇発生) 両者を天秤にかけると、どこで線引きをするのが良いと思いますか?
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
24)ちなみに、前ツイまでの話はアナタの野球観をチェックする心理テストにもなっています。 僕が挙げた点以外に気になる点はありませんでしたか?球数制限はすべきですか?するなら1試合何球ですか? 心理テストにならないので、次ツイ以降は自分なりの答えが決まってから見てくださいね。
残りを読む(9)

コメント

生島 勘富 @kantomi 2013年8月22日
甲子園に出ても、プロに行くのは極少数。MLBに行くのも更に少数。 燃え尽きて一生肘が痛くても、肩が痛くても構わないと言う球児もいる。 実際、一生ものの怪我をした人が、投げ過ぎを悔やんでいるかというとそうでもないと思うよ。 怪我するかは運のもんやし。
生島 勘富 @kantomi 2013年8月22日
球数制限は、高校(チームの方針)として入学前に「うちは球数制限します」「うちは出来る人には投げさせます」と打ち出し、そのメリット、デメリットを理解した上で高校を選べるようにすれば良いんじゃないか? 体罰もそうやけどね。 球数制限をするためには、ベンチ入りの人数はもう少し増やした方が良い。
Tsuyoshi CHO @tsuyoshi_cho 2013年8月23日
2年とかだとそもそも怪我で野球やめたりしたら、(新人獲得時の)話題に上らないから、除外されちゃったりしないかな(母数が変るか?)。ただ印象論的な部分もあったんだな、という面も理解した。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする