『パシフィック・リム』の感想<ネタバレあり>

個人的な感想のまとめ。
映画 菊地凛子 特撮 芦田愛菜 ギレルモ・デル・トロ
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kntnko @kntnko
人気(ひとけ)が少ないので、パシフィック・リムの感想を。ネタバレがあると思う。ネタバレを気にするような映画ではないと思うけど、これから観る人は読まないほうがいいかもです。
kntnko @kntnko
こんなB級映画によく200億円もお金が出るなっていうのが第一の感想。脚本の杜撰さったら日本のポップコーン映画を笑えない。もうあらゆるクソ映画の要素を詰め込んだパロディだって言われたら納得しちゃうくらい(笑)
kntnko @kntnko
だいたい記憶をリンクしなきゃなんないクソめんどくさいシステムを放置してるから予算打ち切られるんだろっていうのは置いておくとしても、マコの1回目のウサギ追いかける失敗に対して何のフォローもなしに2回目はふつうにシンクロして怪獣と戦ってる。
kntnko @kntnko
ここの克服がもっと重要になっていくのかと思ってただけに肩すかしな感じ。芦田愛菜ちゃんは素晴らしい演技してたけどさ。っていうか、もう「さん」だよね。芦田愛菜さんの演技は素晴らしかったです、はい。
kntnko @kntnko
だから、そんなマコのローリーとの恋愛関係とかペントコストとの擬似父娘関係にはあんまり入り込めなかった。ペントコストがみんなの前で鼻血を出しちゃって、命は短く二度とイェーガーには乗れないってことを宣言してから、やっぱ乗る!ってなるまでのくだりの速さったらギャグかと思ったくらいで。
kntnko @kntnko
ああいうロートルが身命を賭して最後の戦いに挑むって演出は基本的に好きなんだけど、ここまで伏線が雑だとなんだかね。。。そのかわりと言っちゃなんだけど、あんまり中心として描かれてないハークとチャックの親子関係がぼくの中でいい感じだった。
kntnko @kntnko
二人は一緒にイェーガーに乗ってて記憶を共有してるわけだけど、父親が息子に自分の記憶のすべてを見られてまともな教育できますかっていうねw また、父親にすべての記憶を覗かれた息子が素直になれますかっていうww もうこの関係を見てると映画館でひとりずっとニヤニヤが止まらなかった。
kntnko @kntnko
そんな関係の中、劇中2回目の中盤の戦いで、共に生死の縁をさまよい、父親としてもパイロットの先輩としても尊敬の念を持たざるをえない活躍を目の当たりにする。そのことをきっかけに、息子の中で父親に対する心境の変化が生まれる。
kntnko @kntnko
そして、ハークが腕の怪我で次の出撃を断念せざるを得なくなり、チャックが鼻血のペントコストとバディを組み出撃することになった際の見送りのシーンで、チャックがハークに対して初めて父親としての敬意を示す。和解が成立した後、愛犬のブルドッグを父親に託し、チャックはイェーガーに乗り込む。
kntnko @kntnko
さっき父親が息子にすべての記憶を覗かれて説教できるかって言ったけど、逆に自分の記憶をすべてさらけ出した息子にそれでも父親として受け入れられることの嬉しさったらないよね。この映画内では大した扱いではなかったけど、これ以上の和解シーンはそう滅多に描けないよ。
kntnko @kntnko
そんなこんなで登場人物の描き方には難がないこともないんだけど、ある意味それも含めて「特撮」映画だよねっていう。『ゴジラ』シリーズにしても映画内で描かれる人間ドラマにどうこう心動かされたことなんてまーないからね。申し訳ないけど。
kntnko @kntnko
特撮映画はあくまで怪獣とロボットを期待して観に来てるわけだから、もちろんドラマの演出が素晴らしかったらそれに越したことはないんだけど、そっちがダメならダメで本業の方をしっかりやってくれてたらそれでぜんぜんいいと。
kntnko @kntnko
長くなっちゃうな… で、その戦闘シーンなんだけど、これはめちゃくちゃよかった。もう興奮しきり。こう言ったら特撮マニアの人に怒られそうだけど、特撮を手段としてしか捉えてない僕からするとCGでここまで表現ができるんならもう特撮必要ないじゃんって思ってしまうくらい。
kntnko @kntnko
もちろんCGが特撮を超えない部分がまだあることは僕も分かるし、『遊星からの物体X』や『バロン』の世界をCGで表現することは未だにムリだと思ってる(そもそも特質が違う)。だけど、怪獣映画に関しては総体で見た時に完敗だとこれで思った。もっと早くに見切りつけた人がほとんどだと思うけど…
kntnko @kntnko
タンカーで怪獣を殴りつけるとことか爆発で海に穴が開くとことかやっぱ素直に興奮しちゃったもんね。人の目線から撮った煽りのカットの巨大感も鳥肌が立つくらいかっこよかった。
kntnko @kntnko
また、ラストの戦いは海の中だったからあれだけど、序盤、中盤の海上で戦う時のイェーガーの少しサビの入ったざらついた表面が海水で濡れてるその質感が超セクシーだったし、家で観たらサブウーファーが壊れるんじゃねーかってくらい低音を効かせた音響も最高だった。
kntnko @kntnko
街中なら周りのビルがたくさんあるからほっといてもそのデカさを認識できるんだけど、海上で戦ってる時もそのスケールを演出するためにあえて小さなヘリを飛ばして画面に登場させたり気が利いてていい。うっかりすると、おもちゃがプールで遊んでるように見えかねないからね(笑)
kntnko @kntnko
ただ、戦いの最中に港で鳥が飛び立つ間抜けなカットや家庭教師のトライのCMでよく観るカチカチのやつのカットを挟んで、たまにスカしてくるのはなんなんだろね。あのスカシもオマージュかなんかなのか?それとも監督の癖?あと、香港のシーンのブレードランナー的近未来都市には食傷気味なんだよね…
kntnko @kntnko
3Dに関しては後から付け足したものにしては良くできてたとは思うんだけど、やっぱり被写界深度の浅いシーンと3Dってすごい相性が悪いと思うんだよね。『モンスター・ユニバーシティ』の時にやってた短編を観たときにも思ったんだけど。
kntnko @kntnko
ぼやけた像が3Dで画面の前面に出てくると鬱陶しいというか、すでに立体的なんだから自分の目でピントの調節するのに、手前を観ようとしたらいつまでたってもぼやけてるから自分の目がおかしくなっちゃったんじゃねーかって思うじゃん。後から3Dにするにしてもそこらへんもう少し考えてほしいよね。
kntnko @kntnko
感想はそんな感じで、これはおそらく家でDVDで観ても絶対楽しめないから、迷ってる人は間違いなく映画館に行って観るべき。僕も時間が許せば、次はIMAXで観たいと思ってる。けど、もう少し脚本が練られてたらなぁ… なにか再発見が期待できる感じがまったくしない…

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