【FHQねつ造】北一まとめ

市木ゆうし @u4_ichiki

一緒にパーティー組んでたのに、突然パーティーから外れる岩ちゃんとかどうかな。こう、敵でも味方でもない立ち位置になるの。「悪い。俺本気で及川を殺せねぇから、ここからはお前らだけで行ってくれ…」

市木ゆうし @u4_ichiki

かと思いきや、ラスボス前の最終ダンジョンは敵岩ちゃんっていう…。きっと、クロ→潔子さん→岩ちゃん→及川さんだな。

市木ゆうし @u4_ichiki

岩「悪い。俺本気で及川を殺せねぇ。ここからはお前らだけで行ってくれ」 岩泉、国見、金田一がパーティーから外れました。

市木ゆうし @u4_ichiki

影「なんでですか！？岩泉さん！！一緒に戦ってきたじゃないですか…っ！？」 岩「…俺は及川を裏切れない。今なら間に合う、出て行くなら今のうちだ」 影「……っ！……信じてたの、に」 岩「俺が信じてるのは、及川と…コイツ等だけだ」 国見、金田一の攻撃。

市木ゆうし @u4_ichiki

影「なんでそっち側についた…！？」 国「及川さんのこと、何も知らない癖に。……俺を認めてくれたのは、お前じゃない！！」 金「お前が否定した俺たちの力を肯定してくれたのは及川さんと岩泉さんだ」

市木ゆうし @u4_ichiki

かきくトリオは幼なじみなんだけど、小さいときに影山に力を否定されてて、そんなときに拾ってくれた及川さんと岩泉さんについて行くって決めてる金田一と国見ちゃん

市木ゆうし @u4_ichiki

影「くそ、コイツらが……こんなに強いなんて」 国「どう？お前が否定した力に負けてる気分は」 金「…お前等は絶対に俺たちがここで止める」

市木ゆうし @u4_ichiki

影「俺がお前らを否定したことは後悔してる…。でも、ここで俺が諦めたら今の仲間に顔向けできないんだよ！」 金「お前…変わったな…」 国「それでも、俺たちは…」 岩『どうした？大丈夫か？』 及『あらら、力弱っちゃったんだね…。一緒に来る？』 ──戦うしかないんだよ…、影山

市木ゆうし @u4_ichiki

影「ごめんな。…国見、金田一」 国『やだ、死ぬのは恐い。…死にたくない』 金『けっきょく俺たちは役立たずのまま死ぬのか…』 ──たすけて、岩泉さん…及川さん……！

市木ゆうし @u4_ichiki

及「国見ちゃん、金田一……ごめんね。愛してるよ」 岩「国見と金田一を殺したんだな…」 影「…貴方と戦いたくなかった」 岩「……俺はお前と戦う理由ができた」 影「避けられないんですね、」 ──国見、金田一……俺たちの元にいてくれて、ありがとう。どうか安らかに、

市木ゆうし @u4_ichiki

影「どうして、…っ！」 岩「…俺には及川を裏切れない」 影「なら！どうして、俺たちのところにっ！！あの会話は、思い出は……全部嘘だったんですか！？」 岩「っ！……それでも、俺が信じるのは及川で、俺の家族は国見と金田一だったんだ」 ──お前に抱くこの感情は、足枷にしかならないんだ

市木ゆうし @u4_ichiki

岩「…なぁ、……影山」 影「…っ！」 岩「楽しかったよ、本当に」 影「っ！ならっ！…どうして！」 岩「もうアイツを止められるのはお前だけだ…。……頼む、及川を……救ってやってくれ……」 ──悪いな、及川……先にいく、 及「…っ！！……い、わちゃ……？……あ、うああああああ！」

市木ゆうし @u4_ichiki

及「…岩ちゃんを返せよ」 影「っ！」 及「……俺には岩ちゃんしかいなかったんだ…。岩ちゃんがいない世界なんて……」 影「！！」 及「全部消えたって構うもんか！！！！！」 ──貴方がいない世界に存在意義などない

市木ゆうし @u4_ichiki

飛雄の矢が胸を貫き、ゆっくりと自分の身体が倒れていくのが解った。青い空が視界一面に広がった。 ──あぁ…、岩ちゃん…この世界は美しいね 長い長い時を経て、身体に蓄積されていった魔力が、ゆっくりと流れ出ていく。 ──岩ちゃんと国見ちゃんと金田一、みんなで過ごせて幸せでした…

市木ゆうし @u4_ichiki

及「お前、馬鹿じゃないの…？…なんで、その子に回復魔法…使わせてん、の」 影「俺は、まだアンタに言いたいことが沢山ある…っ！」 ──ねぇ、岩ちゃん。もう、岩ちゃんのところいっていいかな… 及「俺、…岩ちゃんが言ってた、こと……やっと解ったん、だ」 影「アンタ何を…」

市木ゆうし @u4_ichiki

──お前が思ってるよりこの世界はずっと綺麗だぞ、及川。 及「そうだ、ね。こ…の世界は、綺麗で……とても残酷、だ」 岩「待て！まだ、言いたいことが…！」 ──俺は、お前らと会えて幸せ者でした。国見ちゃん、金田一…

市木ゆうし @u4_ichiki

及「愛…して、る……い、わ…ちゃん」 そう言って、最後に一筋の涙を頬に滑らせて、貴方は眠りました。 俺はそのとき初めて、邪気のない及川さんの笑顔を見たような気がします。 及川さんは、俺にとってこの世で最も憎い存在でした。…けれど、偽りとは言え、初めて俺を認めてくれた貴方に…

市木ゆうし @u4_ichiki

…俺はどうしようもなく惹かれていたのかもしれません。 日「影山～？行くぞ」 影「分かってる」 日「……4つ、墓並べたんだな」 関係はそれぞれでしたが、貴方たち4人が今の俺を作った一部なのは間違いありません。 ──せめてあの世でくらいは、ただ無邪気に一緒にいれることを願います

市木ゆうし @u4_ichiki

影「どうか、安らかに…」 ──俺がそこに行ったら、今度は仲間にいれてもらえますか…？ fin.