ロリ島さんのはぢめてのメガネ　まとめ

やまにぃ @yamanii30

ロリ島さんはぢめてのメガネ① 霧「・・・はぁ・・・」 金「ヘーイ、キリシマー。ため息なんてついてどうしたノー？」 霧「あ、金剛お姉様。いえ、何でもありません」 金「ソウ、アナタは未だ小さいんだから、何かあったらこの金剛オネーサマを頼っていーんだからネー」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ② 霧「ありがとうございますお姉様」 金「いーってコトヨー。で、何を見ながらため息付いてたのかナー」 霧「あ、ちょっとお姉様！？」 金「今日の訓練リザルト？huuum、超長距離射撃は好成績だけど、有視界射撃がダメダメネー」 霧「・・・・・・」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ③ 金「超長距離射撃の方が命中率高いって一体ドウイウコト？」 霧「お姉様、もうよろしいですか」 金「あ、うん」 霧「気分が優れないので、今日は先に失礼します」 金「キリシマー？どうしちゃったんだろ？」 提「どうした金剛」 金「あ、実はデスネー」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ④ 提「なるほど、そういうことか」 金「提督は何か心当たり有るノー？」 提「まぁ、な・・・。 　　霧島は、・・・」 提・霧「霧島(私)は、戦艦として使い物にならないかもしれない」 金「・・・え？」 続きは帰宅後

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑤ 金「提督、それはドウイウコトデスカ？」 提「・・・いや、まだ判断するには早いか」 提「金剛、すまんが今の言葉は聞かなかったことにしてくれ」 金「・・・ハイ」 金(使い物にならないってことは、キリシマが廃棄されちゃう？) つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑥ 霧「やっぱり今回もダメ、か」 　（超長距離なら視界は関係ない、けど・・・） 比「あ、霧島、こんな所に居たんだ。 　　提督が執務室に来るようにって言ってたわよ」 霧「わかりました。すぐに向かいます」 　（来るべき時が、来た・・・ってことね） つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑦ 提（今回も同じような結果か。 　　やはりあの子は優しすぎるのだ。 　　有視界射撃のみ極端に成績が悪いのは、 　　見える相手を撃沈することへの恐れに違いない。 　　その様な子を戦場に向かわせても――） コンコン 霧「霧島です」 提「入り給え」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑧ 霧「霧島、参上しました」 提「よく来た。まずは紅茶でも・・・」 霧「いえ、おかまいなく。 　　呼ばれた理由は分かっていますので」 提「そうか。ならば単刀直入に言おう」 提「金剛型4番艦、霧島。 　　本日をもって、主計科に転属を命ずる」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑨ 霧「廃棄処分、ではないのですね」 提「そのような余裕は無いのでね。 　　間宮の補佐についてもらう」 霧「・・・」 提「不満か？」 霧「いえ、ここ数ヶ月の訓練成績を見れば当然の処遇かと」 提「原因は分かっているようだな」 霧「はい。それは――」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑩ 霧「それは、私の視力が落ちているからです」 提「そうだ。君は優しすぎ―――え？」 提「視・・・力・・・？」 霧「え・・・お気付きだったのでは？」 提「いや、てっきり君は敵艦を撃沈することを恐れているものだと・・・」 霧「・・・は？」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑪ 提「違う・・・のか？」 霧「なぜそうなるのですか！？」 提「だって、敵が直接見えない超長距離は好成績なのに、 　　目の前に敵が見える有視界射撃で成績が悪いのは・・・」 霧「はぁ・・・、宜しいですか提督？」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑫ 霧「有視界射撃訓練は『高速で移動する敵艦を目視にて確認』し、素早く砲撃を加えるものです」 提「うむ」 霧「対して超長距離射撃訓練は『見えないが、そこに居ると分かっている敵艦』に対し、 　　射角などを計算し、正確に砲を命中させるものです」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑬ 霧「つまり私の場合、視力が低い為に目視での確認が出来ず、成績が悪いということです！」 提「なんだ。そうだったのか」 霧「なんだとは何ですか。 　　戦艦にとって視界の狭さは非常に大きな問だ―」 提「眼鏡をかければ良いじゃないか」 霧「・・・！」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑭ 提「ダメなのか？」 霧「眼鏡が破損した場合、大幅に戦力が低下します」 提「予備を持てば良い」 霧「眼鏡による補正は完璧ではありません」 提「偵察機を使えば死角は補える」 霧「何より、眼鏡なんて似合いませんし・・・」 提「そんなことはない」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑮ 提「君のように理知的な女性には眼鏡はよく似合う」 霧「え///そんな」 提「ならば明日、一緒に眼鏡を探しに行こうではないか」 霧「ふ、二人でですか！？」 提「もちろん費用は私が持つよ。 　　君に迷わ―どうした霧島？」 霧（ぷしゅー///） つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑯ 金「―とまぁ、キリシマのメガネにはそんな昔話があったのヨー」 電「はわわ、提督と二人でお買い物///」 金「それ以来、あの子はずーっと同じデザインのメガネを使ってるのよネ。 　　可愛いったら―ハッ！？」 霧「可愛いったら、何ですか？お姉様」 つづく

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ロリ島さんはぢめてのメガネ⑰ 金「oh　ソーリーねキリシマ！ 　　だから主砲を向けるのやめてネ！」 霧「あら、私今眼鏡を外してますので、お姉様が何処に居るのやら・・・？」 提「おーい二人共。そろそろ出撃準備だ」 霧「了解です、提督。 　　今日もよろしくお願いしますね？」 おわり

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という訳で、ロリ島さんはぢめてのメガネ。終了でございます。お目汚し失礼しました。