Akihoさん、妖精と想像力のこと。

G∴D∴系魔術師Akihoさんの魔術話シリーズ。
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Angeliqua@nap master @Ripple1975

妖精の顔立ちって一種独特のものがあるのですぐに判るのだけど、それは一般的な人間の美意識とはちょっと異質なので判別できる。それは少女の姿をとっている場合には悪くはないのだけど素直に美人とも表現し辛い感じ。独特の美感があって強烈な誘引力がある。それは自然の特殊化された美意識なのだけど

2013-08-18 21:30:03
山 一 @yamaimoti

@ripple1975 「そいつはこんな顔でやしたかい?」といって振り向いた屋台の親父の顔も、またのっぺら・・・ウワ何をrへうぁんgtbj:会えいjh:りじょぽ

2013-08-18 21:31:57
Angeliqua@nap master @Ripple1975

それは・・・日本の妖怪感だよねw QT @yamaimoti: @Ripple1975 「そいつはこんな顔でやしたかい?」といって振り向いた屋台の親父の顔も、またのっぺら・・・ウワ何をrへうぁんgtbj:会えいjh:りじょぽ

2013-08-18 21:32:41
Angeliqua@nap master @Ripple1975

@yamaimoti のつぺらぼうってね、恐らくは普通の人にはなんとも形容しがたい感じなので表現に困ってイメージ化できない美意識とか、そういう意味なんじゃないかなと思うの。

2013-08-18 21:33:55
山 一 @yamaimoti

@ripple1975 そうですね。「なんとも表現しにくい形」とも言えると思いますが、「眼」と「歯」「舌の赤い部分」は魔よけの意味もあると聞いていますので、「それらが全てない=魔そのもの」って解釈をしていました・・・。

2013-08-18 21:36:23
Angeliqua@nap master @Ripple1975

なるほど。確かに特に目とかは古今東西で魔よけの意味ありますわね。妖精のイメージだとあー、もっと漠然とした感覚ありますね。森に見つめられる感じというか。 QT @yamaimoti: @Ripple1975 そうですね。「なんとも表現しにくい形」とも言えると思いますが、「眼」と「歯

2013-08-18 21:38:19
山 一 @yamaimoti

@ripple1975 妖精や妖怪に限らず、普通の人が「漠然としたイメージ」としか捉えられないものを、「明確に視覚化」するのは大変でしょうね・・・。(;^▽^)

2013-08-18 21:41:28
Angeliqua@nap master @Ripple1975

The Queen "Snow White" 白雪姫にも色々と重要な寓意があるんですよ?こういうのに出てくる魔法使いというのは、自然の諸力の典型なので眠らせたり幻惑したりするんです。つまり妖精の女王とか。アーサー王でも出てくるでしょ http://t.co/VIUVxJsvsE

2013-08-18 21:44:38
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Angeliqua@nap master @Ripple1975

この前、視界の隅に雲のようなものを見るのを無視するようにいいましたが、あれをずっと気にするとまさに見えるようになるのです(^^; QT @yamaimoti: @Ripple1975 妖精や妖怪に限らず、普通の人が「漠然としたイメージ」としか捉えられないものを、「明確に視覚化」す

2013-08-18 21:45:27
山 一 @yamaimoti

@ripple1975 あれは「黒い長毛のなにか」でした・・・「毛皮の光沢」まで見える様になったので・・・ありゃりゃ・・・こりゃ、次は「お口が見えるかも」って思ったのです。あれからはまだ見ていませんが・・・とりあえず気にしない様にしています。(;^▽^)

2013-08-18 21:48:15
Angeliqua@nap master @Ripple1975

都会に暮らしてると遠く感じられる自然だけど、例えばどこか遠い田舎の渓谷とか湖とか山道とかを歩いてると妙にうきうきするでしょ。あれは何だと思う?一言でいえば大自然の魔法なのです。人間の感性をくすぐる奇妙な美意識に触れているから。その特殊な感覚に酔うと、山道で迷子になったりします。

2013-08-18 21:51:42
Angeliqua@nap master @Ripple1975

うひょ。人間は見えそうで見えないものを見ると、見ようとして集中しつつ想像力が働きますからね(^^; QT @yamaimoti: @Ripple1975 あれは「黒い長毛のなにか」でした・・・「毛皮の光沢」まで見える様になったので・・・ありゃりゃ・・・こりゃ、次は「お口が見えるか

2013-08-18 21:52:49
Angeliqua@nap master @Ripple1975

妖精譚を現代の都会人は鼻で笑うかも知れないけれど田舎の人たちではある意味でこれを信じている人は多いです。それは文字通りの妖精とは受け取っていないけれど妖精譚の中で語られる現象はときたま起こるから。道に詳しい人が森の魅力に酔って数日見つからないとかね。物語は嘘というより隠喩なの。

2013-08-18 21:57:19
Angeliqua@nap master @Ripple1975

では、現代人より古代人のの方が未開かというと、これは視点によります。現代人は想像力が衰えて分析力がある。古代人はその逆。素朴な人は分析を働かせずに自然をありのまま受け入れるから、想像力は自然を擬人化する。森の特殊な美意識を奇妙な魅力の少女として視覚化しても全くおかしくはないの。

2013-08-18 22:04:29
Angeliqua@nap master @Ripple1975

それでも、現代人は分析により想像力が働かなくとも森の魅力に感化される感受性は残っているので、昔の人のように奇妙な少女を視覚化しなくとも森の中で迷います。つまり、結果的には同じことなのです。違うのは奇妙な魅力の少女のせいにするかどうか。どちみち森のせいにはするのですから。

2013-08-18 22:07:53
Angeliqua@nap master @Ripple1975

ま、どうせ道に迷うのなら可愛らしい少女に出会うほうがお得だとはいえるのですが・・・(^^;

2013-08-18 22:10:11
Angeliqua@nap master @Ripple1975

このように、感受性(共感力)と想像力は心の別の機能なの。音楽を聴くとイメージを思い浮かべる人とイメージが介在しない人がいる。イメージを浮かべる人は更に幾何学的に捉える人と物語を構成する人がいる。けど皆感動するために音楽を聴きます。物語を構成するわたしのようなタイプは妖精を見ます。

2013-08-18 22:18:06
Angeliqua@nap master @Ripple1975

人間というのは大変適応力があるので自然から切り離されて人工物の中で暮らすとそれに順応する。人工物は人間本来の美意識で形成されたものだから突然、自然の真っ只中に入ると戸惑うの。自然の特殊な造形美に慣れてくるとそれに順応していき、仕舞にはその感覚に溶け込むの。妖精の国から帰れないの。

2013-08-18 22:25:04
Angeliqua@nap master @Ripple1975

そんなわけで、今は自然と人工の境目がはっきりしてるので人間の意識はその中間にいるわけではないから妖精とか妖怪は感じにくいのです。昔ながらの村落だと自然の中にあるから、少し村を外れると自然に入る。言い換えると自然を感じる意識状態に移行するの。これは感受性のスイッチの問題なのです。

2013-08-18 22:29:17