烏賀陽弘道@hirougaya氏の、特別レクチャー! 現実認識の「drama」化とは何か?

烏賀陽弘道@hirougaya氏、最近は、結構コンスタントに、一つのテーマにそって、つぶやいているみたいです。 結構考えさせられるところも多いので、チェックしてみてください。
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烏賀陽 弘道 @hirougaya

1)今週号(最新号)の週刊新潮は「美人検事」とか長髪の「キムタク検事」とかいう比喩で大阪地検の検事二人を紹介していた。証拠改ざんの前田検事を「刺した」二人だそうだ。

2010-10-02 00:11:56
烏賀陽 弘道 @hirougaya

2)以前、マスメディアが陥っている「現実認識のdrama化」ということをここで書いた。

2010-10-02 00:12:26
烏賀陽 弘道 @hirougaya

3)劇の構成要素は「登場人物/character」「物語/story」「舞台/stage」「せりふ/lines」があることだ。

2010-10-02 00:14:37
烏賀陽 弘道 @hirougaya

4)現実認識が「ドラマ化」(テレビドラマではないです)するというのは、現実をこうした「劇」の構成4要素で理解しようとすることだ。

2010-10-02 00:16:32
烏賀陽 弘道 @hirougaya

5)この「キムタク検事」「美人検事」という認識方法は「キャラクター」つまり「登場人物」の設定というドラマ化の典型だ。

2010-10-02 00:17:53
烏賀陽 弘道 @hirougaya

6)この設定がされた瞬間、本物の「キムタク検事」はテレビの中のキムタク検事のような「正義の味方」=絶対善として認識される。「美人検事」は言わずもがな。

2010-10-02 00:21:44