春から某企業と共同開発を進めていた超高分子量ポリエチレンと、ポリカーボネートによる超大型ピックが届いた! http://t.co/T2APznKWTg
2013-08-29 10:51:11新素材ピック、一つ一つ丁寧に梱包されていて、作ってくれたエンジニアの愛情が熱く伝わってくる。感謝。すぐにもチェックに入りたいのだが、間も無くドキュメンタリー映画の撮影が始まってしまうので、暫しの我慢。
2013-08-29 10:54:58うわぁ! RT @JINMOxxx: 春から某企業と共同開発を進めていた超高分子量ポリエチレンと、ポリカーボネートによる超大型ピックが届いた! http://t.co/OIrN0VwbTi
2013-08-29 14:20:33では今から完成したピックのチェックにかかろう。写真はこれに至るまでの、超高分子量ポリエチレン、MSナイロン、メタアクリル(住友化学スミペックス)、ポリカーボネート等で作られたプロトタイプ・ピック。 http://t.co/qqmlpoaIqm
2013-08-29 20:21:04完成した新素材ピック。左は"神爪・望"(ポリカーボネート)。右は"神爪・朔"(超高分子量ポリエチレン)。 http://t.co/5uvxYUPzy4
2013-08-29 20:37:22両方とも一辺60ミリの正三角形。ミクロ単位で成形したエッジは刺さるほどの鋭利さ。厚さは20ミリ。iPhoneの2.63倍の厚さ。 http://t.co/u3FPM5HiTS
2013-08-29 20:57:26Wikipediaによれば、ポリカーボネートは特殊部隊が使用するヘルメットの防弾バイザー素材であり、超高分子量ポリエチレンは戦闘用ヘルメットの素材として使用する研究も進められており、ECHなどが実用化しつつある。 http://t.co/TD28IaB00l
2013-08-29 21:10:06アタック・ノイズの標本を目的とし、5弦12フレットA音を超高速トレモロ・ピッキングしている最中の波形。まずはポリカーボネート。5kHz以上に大きな二つの山があるのが特徴。文字通り、攻撃的な立ち上がりの聴覚的印象がある。 http://t.co/KwiHnsuSYt
2013-08-29 21:58:12先と同様、5弦12フレットA音を超高速トレモロ・ピッキングしている最中の波形。次は超高分子量ポリエチレン。ポリカーボネートで特徴的であった5kHz以上の大きな二つの山は、完全に消え失せている。聴覚的印象も驚く程滑らかで、美しい音。 http://t.co/phOISiqfEj
2013-08-29 21:58:59超高分子量ポリエチレン・ピックは、フッ素樹脂以上の優れた耐摩耗性と自己潤滑性により、アタック時の弦との摩擦ノイズが殆ど無く、高速演奏でも弦は正弦波に近い美しい振動を保つ。一方ポリカーボネートの音と弾き心地もまた、超高分子量ポリエチレンとは全く違う攻撃的方向性で、魅力的。
2013-08-29 22:00:41同じ太鼓の皮でも、スティック、ブラシ、素手によって…、或いは鐘でも、撞木、金槌、樹脂ハンマーによって、その振動が全く変わり、素人耳にも音質の違いが解るように、ギター弦もどんな物質で振動させるかで、全く異なる音質になる。ボディ材への拘りと同程度のものを、私はピックにも求めたい。
2013-08-29 22:03:16因みに"Jinmoid"は、BassLab社の代表Heiko Hoepfinger氏開発の特殊なカーボン合成樹脂“T.C.M.”を素材とし、総てが完全一体成形であり、完全中空構造となっている。画像は顕微鏡撮影したものと氏の説明文。 http://t.co/CEam1bInkN
2013-08-29 22:06:31またJinmoidはアクティブ・サーキットとなっていて、そのプリアンプはRichterElectronicEngineering社のAndreas Richter氏が、Jinmoid用にカスタマイズした“BassXX”が使われている。 http://t.co/FWfv53X2GF
2013-08-29 22:15:54大量生産・消費を目的とする工業製品ではないので、飽くまで合理性のみを求めた結果、三味線の撥のように立体構造となった。 http://t.co/0fsw2H8RS0
2013-08-29 22:36:07先の写真のように、ドクター・グリップ・ペンの様に持って、ピンポイントの尖端部分を非常に細かく、立体的に運動制御して使う。その操作感はドクター・グリップ・ペンに非常に近く、快適だ。二次元的なペラペラ・ピックの使用時と比較するなら、立体機動的かもしれない。
2013-08-29 22:41:36新素材立体ピック、"神爪・望"(ポリカーボネート)と"神爪・朔"(超高分子量ポリエチレン)。両方とも非常に摩耗し難い素材だが、形状に永年の経年変化が生じた場合も、研ぎ師(制作者)がその存命の限り、研ぎを施し続けてくれるという。 http://t.co/5uvxYUPzy4
2013-08-29 22:48:09新素材立体ピック、"神爪・望"(ポリカーボネート)と"神爪・朔"(超高分子量ポリエチレン)の完成形チェック、完了。最終プロトタイプを軽く凌駕する精度での成形に感動した。一点微細な疵瑕も無く、珠玉精華也。嗚呼、心地良し。
2013-08-29 23:48:43今までピック素材にテストしてきたのは、超高分子量ポリエチレン、MSナイロン、メタアクリル、ポリカーボネート、形状記憶合金、チタニウム、ファイン・セラミック、カーボングラファイト、ステンレス鋼、ニッケル合金、銅、アルミニウム、ヘマタイト、牛骨、水牛角、その他たくさんたくさん…。
2013-08-30 00:45:54約40年かかって、ようやく現在、この惑星上で入手可能な素材の中、最も適正なもの2種に辿り着けた。しかしこれで終わった訳ではなく、将来、更に素晴らしい素材が開発される事を期待しているし、その探索を止めるつもりはない。
2013-08-30 00:49:08