EUROSLA2013の実況
本会議は明日からで、今日は午前がDoctoral Workshopで午後がラウンドテーブル。会場はアムステル大学。 #EUROSLA2013
2013-08-28 16:21:30以下はDoctoral Workshopについて。
英語教育におけるtranslationの効果に関する実証研究。John Norrisがdiscussantで博論の実験デザインにコメントもらえるとかいいなー。 #EUROSLA2013
2013-08-28 16:25:54「The influence of age on second language learning outcomes」 #EUROSLA2013
2013-08-28 17:23:55speed limited c-testをやると、age of onsetが高いほど個人差が大きい。母語話者が一番個人差が小さい。年齢の影響を見る際に、ほかの変数を統制するのが課題。またc-testはそもそも何を測定しているのか。 #EUROSLA2013
2013-08-28 17:24:05Doctoral workshop終了。今年は自分が見た範囲では、ほとんどが研究計画のみ(+僅かにデータ)だった。 #EUROSLA2013
2013-08-28 19:32:48初日の午後はLanguage Learning Round Table。今年のテーマは「Acquisition orders in SLA: Perspectives from emergentism and dynamic systems theory」#EUROSLA2013
2013-08-29 06:26:56まずW. O'Grady氏がemergentismの視点から、M. Verspoor氏とW. Lowie氏がDSTの視点から発表を行い、その後C. Dimroth氏とM. Pienemann氏がそれに批判を行うというもの。#EUROSLA2013
2013-08-29 06:27:37まずO'Grady氏の「An emergentist account of development: Problems and prospects」 #EUROSLA2013
2013-08-29 06:27:59processing costが重要。言語習得とはprocessing routineを獲得すること。 #EUROSLA2013
2013-08-29 06:28:15習得順序:(1)個々の形式-意味のマッピングの習得(例えば「himself」という語の習得)、(2)関連のある形式-意味のマッピング群の習得(himselfとhimの習得)、(3)関連のない形式-意味のマッピング群の習得(Brownの14の形態素)#EUROSLA2013
2013-08-29 06:28:19この内、3(Brownのような研究)は習得理論の発展に寄与するか疑わしい。将来的には一見関連のない項目群の習得順を説明できるようになるかもしれないが。1は意味がある。#EUROSLA2013
2013-08-29 06:28:32処理コストが低いと、それがattractor stateになり、特定の形式-意味のマッピングを好むようになる。そのattractor stateがインプットとは別に、発達過程を形作る。#EUROSLA2013
2013-08-29 06:28:58処理コスト(=ワーキングメモリへの負荷)のみが習得を決める要因ではなく、頻度なども重要だろう。習得順序・発達順序の研究は処理に基づく発達理論の中に組み込まれるべき。 母語の影響は既にentrenchされているL1処理をL2に持ってくるから。#EUROSLA2013
2013-08-29 06:29:20次はLowie氏とVerspoor氏の「DST and acquisition orders」。DSTの紹介など。embeddedでvariabilityが重要でetc #EUROSLA2013
2013-08-29 06:29:37自転車の乗り方を学習する際、補助輪を付けるとbalanced bikeを使うよりも自転車に乗れるようになるのに時間がかかる→variability(balanced bikeで失敗したりすること?)が学習に重要である。 #EUROSLA2013
2013-08-29 06:29:45Murakami (2013)、Bulte、Verspoor et al.の三つの研究の紹介。DSTに基づく習得順序研究。 #EUROSLA2013
2013-08-29 06:29:55次に、Dimroth氏による批判。処理コストの指標は何?Pienemanは統語に関して述べてるがほかは?DSTは多くのL1-L2の組み合わせに共通点があることをどう説明するか。SLA研究者はDSTが扱うような相違点ではなく類似点に興味があるのでは? #EUROSLA2013
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