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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1022回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、昨日からの流れの中で思ったこと。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(1)宮崎駿さんは、本当に引退されてしまうのだろうか。絵をずっと描き続けてきた宮崎さん。一本の長編映画をつくる上では、無数の絵コンテを描かなくてはならない。髪の毛が風に流れる様子や、細やかな表情の変化、すべてを、宮崎駿さんが創り、指示してきたからこそ、素晴らしい作品になった。
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すじ(2)机の上で、紙に向き合い、ひたすら描き続ける。その時間を想像すると、本当に大変だったと思うし、感謝の気持ちでいっぱいである。私の心に一番残っているのは『となりのトトロ』であるが、それぞれの作品が一つひとつ、まごうことなき姿で立っているところが、凄いことである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(3)仕事に集中している時間は、「フロー」である。仕事自体が報酬となり、時間の経過を忘れてしまう。集中しているが、リラックスしている。宮崎駿さんの映画創りの時間は、ひたすら続く「フロー」であったろう。「フロー」の中にいる人は、幸せである。それ自体が、人生の栄光である。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(4)フローに入るためには、自分を追い込まなければならぬ。簡単にはできないような負荷を、自分自身にかけることによって、フローになることができるのだ。ちんたらと、のんびりやっていては、フローに入れない。だらだらやっていても、ダメだ。自分を追い込む必要があるのだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(5)自分を追い詰めることができるためには、精神状態が安定していなければならない。ストレスがたまっていたり、人間関係で余計なことを考えていたりしたら、自分を追い詰めてフローの方に行くことはできない。足の裏に米粒があるようなもので、小さなことにとらわれて、集中できない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(6)つまり、フローの状態へと自分を追い込むためには、その前提として、ストレスの断捨離をしなければならないということだ。余計なことを考えず、中心を外さず、さわやかに、言い訳なしに自分を追い込んでフローの方へと導いていく。そのような、心の基礎体力が必要なのである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(7)宮崎駿さんは、社会的な問題についても独自のお考えをお持ちであり、また、世間の風潮に対しても批判的なスタンスを持ってらっしゃる。しかし、宮崎さんの素晴らしさは、そのようなことから自由の澄み切った心の領域を確保できるところにあるのだろう。その澄んだ空の下、自分を追い込む。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(8)ストレスを断捨離して、自分を追い込み、フローの輝きの中にいる人からは、ある種のさわやかな風が吹いてくる。それがインスピレーションになる。なかなかフローに入れないという人は、まずは、自分が人間関係などのストレスにとらわれてぐちゃぐちゃになっていないか点検してみよう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
すじ(9)風立ちぬ。今日から学校は新学期。勉強においてフローに入れるかどうかは、学生生活を楽しめるかどうかに重大な意味を持つ。会社でも同じ。仕事でフローに入れるかどうか。余計を考えて、ストレスをためて、ルサンチマンを募らせ、いらいらしているばかりだと、人生がもったいない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第1022回「ストレスを断捨離して、自分を追い込む」でした。

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