前日(9/1)
エクストリーム出社の前日は法事のため、
千葉県の九十九里の方にいたのでした。
町内にコンビニが数件あるのでド田舎ではないと思いますが、
家は山と田んぼに囲まれて蝉の声だけが響く
とてものどかなところです。
法事
祖母の三回忌と、ついでに祖父の十七回忌。
いや、祖父はもちろんついでではないのですが、
最近亡くなった人の方が重みを持ってしまいます。
数年前に介護をしていた記憶が
まだ古びていないというのもあります。
逆に言えば、亡くなって時間が経つと、
残された人々の中に占めるその人の影が薄れていくのは
仕方のないことなのでしょう。
この日、祖父の話題は一度も出ませんでした。
午後のまったりとした時間
一周忌で集まって以来一年ぶりだというのに、
案外あっさりと帰っていく親戚一同。
海鮮レストランで昼食をとった後、
父と母も帰ってしまったので、
午後のまだ日が高い時間に一人きりになりました。
外は暑くて出かける気になりませんし、
家の中におもしろいものもありません。
携帯電話の電波もほとんど入りません。
唯一エアコンが設置された部屋で、
ぼーっと時間が過ぎるのを眺めていました。
孤独な夜
そして夜になりました。
ホッピーは飲んだことがなかったのですが、
父が勧めたので飲んでみました。
さわやかで夏にちょうどいいですね。
夜になると本気ですることがないので、
たぶん22時くらいに眠りに就きました。
祖父と祖母が長年過ごした家に一人で横になっているのに、
記憶が呼び起されるとか、
何か感じるものがあるとかそういう体験は一切なく、
ただ横になって眠りました。
当日
目覚まし時計がみごと役割を果たし、4時に起床。
まだ外は真っ暗だなと思ってから、
そういえば雨戸を閉めたんだった
と思い出して雨戸を開けると、
やっぱり真っ暗でした。
活動開始
まだ世界は真っ暗。蒸すけど自転車乗ってると風が気持ちいい。 #エクストリーム出社 http://t.co/RCgmbl76zB
2013-09-02 04:33:38小屋から少し埃をかぶったマウンテンバイクを引っ張り出し、
カメラと三脚を担いで山を下ります。
JRの線路を越え、
ひたすら海へ向かいます。
まだまだ真っ暗と思っていたのですが、行く先の空、
つまり東の空がうっすら色づいてきているのに気がつきました。
海へ
家から15分、海岸に到着。あいにく曇ってる。人っ子一人いない! #エクストリーム出社 http://t.co/a4FkqWUgma
2013-09-02 04:47:21ここ一宮町はもともと多くのサーファーでにぎわっています。
今も移住してくる人はたくさんいるようで、
うちの周りにもどんどん新しい家が建っています。
朝日の出待ち
あいにく空はグレーの雲に覆われています。
数秒ごとに景色が明るくなっていきますが、
太陽そのものの姿は見えません。
たしか日の出時刻が5時くらいだったな…
今日はだめかな…とあきらめかけ、
カメラの設定をいじりながらなんとなく顔を上げると、
出ました、真っ赤な太陽が。
iPhoneではうまく撮れていませんが、
自分の目で見た太陽は真っ赤でした。
気付いた時には太陽全体がすでに水平線から飛び出していて、
雲の中に消えていこうとするところでした。
見られたのはほんの1~2分です。
カメラのレンズを替えていたらもう見えなくなってしまいました。
そして出社
日の出を撮り終えて海岸に意識を戻すと、
いつのまにか十数台の車が駐車場にあり、
十数人が波に向かっていました。
もう少し留まりたいところですが時間がありません。
出社しなければならないのです。
今まさに一日が始まろうとしている海を背に、
自分自身の「普段の」一日を始めるべく自転車のペダルを踏みます。
何か食べたいけど駅周辺には何もない…!あ、向こうにコンビニが…まいっか電車乗ろう #エクストリーム出社 http://t.co/EsBvZr3PsP
2013-09-02 06:30:53