岡田斗司夫ツイッター読書:マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』リスト版

公開読書10/2(土)の21時~23時、本は『これからの「正義」の話をしよう』 マイケル・サンデル著(早川書房)です。こちらは岡田斗司夫の発言のみまとめたリスト( http://twitter.com/shimura/reading )版です。
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岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
21時よりwitter公開読書。今夜はマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』です。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
さて、ではそろそろはじめましょうか? #otakingex
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2週間のご無沙汰ですね。久しぶりに噛みごたえのある、というか顎力も消化力も必要な労作です<「これからの正義」 #otakingex
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twitter公開読書、今夜はマイケル・サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』です #otakingex
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まだ読んでない、とか、読めなかった、と言う人のためにアンチョコを発表。実はこの本、284ページから先に読めば、すごくわかりやすい。サンデル教授の立場と考え方が書いてるから #otakingex
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でも、そういう「わかりやすい」読み方をするのはちょっともったいない。なぜか?それはサンデル教授がコミュニストであり、同時に西洋哲学を東洋哲学的方法論で確立しようとしているから。・・・というのが二時間後の僕の結論部分の話です。 #otakingex
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ま、そういう「わかりやすい」話はコッチにおいといてw では最初からはじめましょう #otakingex
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第一章「正しいことをする」 最初の例はハリケーンで便乗値上げをして大もうけをたくらむ商人たちの話。彼らは正しいか?市場自由主義者に言わせれば正しい。功利主義者、つまり「最大多数の最大幸福を」と主張する人にとっても正しい #otakingex
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便乗値上げは法で規制すべきか?いや、法は市場に介入すべきではない。いろんな意見がある。でもサンデル教授が着目したのは、この報道によるアメリカ国民の「怒り」だ。ここにはどこか「不正義」がある。それは私たちの気持ちの奥を激しく揺さぶる #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
便乗値上げを肯定する人はこう言う。「いくらでも商人に儲けさせればいい。そうすれば商品は被災地に集中し、やがてリーズナブルな価格に落ち着く」。たしかにその通りだ。でも、やっぱりそれって「頭は良いけど、イヤな理屈」に聞こえる #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
なんでだろう?それはこの問題が「正義」に関係しているから。ハリケーンで困ってる同胞がいる。子供や病人に薬や食料を与えられなくて悲しんでる家族がいる。その足下を見て儲けよう、と思うような人たちを僕らは「許せない」から #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
サンデル教授はこの「正義」についての問題を三つの方向から解き明かそうとしている。ひとつめは「幸福の最大化」、二つ目は「自由の尊重」、そして三つ目が「美徳の促進」だ。三つ目はなじみがないので、ゆっくりあとで説明しよう。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
一つ目の「幸福の最大化」に関しては、僕ら日本人にはたいへんなじみの深い考え方だ。本書では「功利主義」と呼ばれているけど、僕たちはこういう考え方一般を合理的とかロジカルシンキング、と呼んでいる。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
誰もが幸福を追求し、それが最大になる社会。そんなの「良い社会」に決まっている。僕たちはそう考えがちだ。小学校の頃に習った民主主義の定義もコレだった気がするからね。でも落とし穴がある。「少数の抑圧」「弱者への支配」だ #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
二つ目の「自由の最大化」は、功利主義の欠点を補っているように見える。「最大多数の最大幸福」を目指しながら、そんな社会に不満があったり、自分を活かせない、と思ったらさっさと場所を変えればいい。いつでも自由に動けて、常に選択肢が用意されている。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
「自由の尊重」は日本の教育や育児でもよく聞かれるよ。たとえば親が子供を良い学校に入れたいのは「選択肢を増やしたいから」。将来、我が子がなにになりたいかわからない。だからこそ、何にでもなれるように選択肢をできるだけ多く、そのためには良い学校に、という理屈 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
お金を欲しがる人の理屈も同じだったりする。お金を欲しがる人に理由を聞くと「だってなんでも出来るから。買えるから」 つまり「選択の自由」を最大限化したいわけだ。お金、というのは何かを買う以前は「可能性そのもの」だからね。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
被災地でボロ儲けを企む人たちを非難するには、この二つの考え方「功利主義」と「自由主義」を相手にしなくちゃいけない。でもそれは、いつも成功するとは限らない。マスコミのさらし者になった一部の商人だけがバッシングされて終わり、というのがよくあるパターンだよね #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
・・・と、サンデル教授の話を今の日本に当てはめながら概観すると、こんな感じになる。では第二章「最大幸福原理-功利主義」に入ろう。 #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
僕らが欲しがるのは他者が持っているものだけ(レヴィ・ストロース)という人もいるよ。 #otakingex RT @snksgur: しかし、お金をたくさん持っていても何でも出来るわけでもなく、変えるわけでもない。お金は選択の自由を本当に最大化するのかなぁ?と思ったりします。
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
功利主義に対するサンデル教授の批判は辛らつだ。古代ローマでは禁止されていたキリスト教を信じる人たちは、闘技場でライオンと戦わされた。功利主義ではこれは問題がない。「社会秩序を乱す者たちを罰しながら、正しい市民の娯楽になっている」わけだから #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
また、功利主義の視点に立てば、あらゆる拷問は正当化されてしまう。多数の生命のリスクvs一人または数人の苦痛や命、といった単純な天秤で考えることが可能だから #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
1974年、米国の連邦政府は石油ショックを理由に高速道路の速度制限を55マイルと決めた。交通事故の死者は目に見えて減少した。しかしこの制限速度の結果、経済は減速する #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
やがて80年代、石油ショックの時代が過ぎて速度規制は撤廃された。ほとんどの州は規制速度を65マイルに。ドライバーは時間を節約し、経済は復調したが死者は増えた。時速を10マイル増やすと、その分だけ死者は増える。しかし遙かに経済効果が大きい #otakingex
岡田斗司夫@オタキング @ToshioOkada
サンデル教授はこの章で功利主義と、その象徴ジェレミー・ベンサムをこてんぱんにしている。しかし僕たち日本人にはもっとも論破しにくく「ロジカルシンキング」と思いこんでる考え方であることを、よく気をつけよう。では第3章へ。 #otakingex
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