Mydxbさん連続Tweet:ややこしいシリア情勢の背景諸々について

3
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

新中東地図政策の戦争は、長期恒常的な混乱紛争不安定状態を作り出すこと自体が目的であったりしますから、敵対する双方・全方面を夫々そこそこ援助したり、首絞めたりするわけですね。スーダン、イラク、リビア、チュニジア、マリ、エジプト...全てそうですね。@ko_kishi

2013-09-03 01:38:02
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

海外でも日本でも、親スンニイスラムなジャーナリストや研究者、専門家とかは熱狂的にアサド落としで、リアリスティックに、ではその後の事はどうするのか?には全く無責任ですよね。要するにその地域に住んでる訳でもなく、直接商利益がある訳でもない、当時者じゃないからでしょ @ko_kishi

2013-09-03 01:40:56
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

根本的に、実はアラブ侮蔑、アラブ嫌い、アンチセミティズムな人達が実は多いですね。人命人権擁護とか自由民主とか、難民かわいそ、子供殺しとか、いろいろ大義名分ありますが、アラブシリアのそのもの将来、中東地域のリアルな将来に心底真摯に向き合ってる者など稀でしょ。@ko_kishi

2013-09-03 01:46:54
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

サダムよりずっとシンパが少ないのは、アサド家がスンニ派ではく、完全にシーア派と言うわけでもないアラウィーだからでもあるでしょう。アラブ嫌いでスンニ イスラムシンパな人々が常軌を超えた憎しみ萌え~ な理由もその辺りにあるんでしょうね。@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 01:53:31
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

もちろん、そんな単純にスンニ・シーアじゃないです。RT @spritzer_ そもそもアラブ諸国内部での対立の原因は本当にスンニ・シーア両派の対立なんですかね?それすら旧宗主国やら東西冷戦の帰結のような気もしますが。特にビン・ラディンが力を持った経緯を考えると。@ko_kishi

2013-09-03 02:04:53
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

対立は常に、直接的に資源(広い意味で)=富の掌握管理=権力・覇権に関わるもので、西洋列強側はまた、支配地域中東アフリカで、対立し得るあらゆる要素を活用、煽動、刺激、醸成してきましたし、今後もそうですね。「敵の敵は友達」論理ですよね。@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:10:24
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

そーですよね。ワタシもそーでした。受験世界史必死に学んで、後で気づいたら大嘘だった!腹立たしさが、誰も何も信じなくなった原点です。RT @spritzer_ 日本の学校教育の歴史過程で習うのは、「西洋諸国から見たアラブ」が圧倒的で、「アラブから見た世界」が @ko_kishi

2013-09-03 02:15:09
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

英米仏は、ずっと前からGCC富裕産油諸国で保守イスラム地域を他のアラブ地域(北アフリカからイラク)から、切り離し、別扱いする思惑で色々画策して来ましたが、アラブ諸国地域のリーダー意識のある大国はエジプト、シリア、イラク、サウジなんです。@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:23:25
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

この4カ国の内、3カ国は革命・クーで共和国化≒比較的非宗教的、または世俗的と称される様(実際は十分にイスラム)になったのは、サウジとしては唯一のイスラムの保護者王国としての地位が確定されたので利害は一致してた訳です。@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:29:04
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

この事と、米国がサウジの最友好国である事も勿論深く関係があります。まただからムバラクとサウジは長く仲良かった訳。御莫迦サダムは強欲で、そのバランスを崩し、お仕置きされて消えました。シリアは兄弟団制圧している事でもサウジと旨く行ってましたが@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:32:55
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

その関係が崩れたのは、イラク後のイランの独自核開発、イラクのシーア派マリキ政権誕生についてのシリア、イランの共同、イラン・イラク・シリアのガスパイプライン建設計画、シリアでの地中海とシリア本土での資源発見などがGCCを不安にさせ始めた訳@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:35:23
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

その「シーアクレッセント」危機を必要以上に煽ったのは、もちろん西洋が陰にいる訳ですが、イラン・ホルムズ封鎖の危機時には、カタールは資源豊富でも唯一、輸出路完全に封鎖されてしまう位地にあり、憤慨。このシーア3大国共同を崩す必要を感じた訳です @spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:38:37
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

それが、シリア・アサド政権落しのGCC諸国の思惑と背景です。サウジとカタールが主に、膨大な額な資金、武器、傭兵援助をしてきたのが、シリア反体制武装集団割拠の背景です。この部分の外国援助介入を触れないで、アサド憎し虐殺狂人扱いしても不毛な訳で@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:42:20
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

英国の化学物質輸出許可問題や、やらせ使用画策の秘密情報リークなどが既に明るみに出ていた、と言う理由もあるでしょうし、Aカイダ系爆撃も実は含んでいたのかも知れませんが、欧州内でのテロ報復の確立計算があったかも知れません。RT @spritzer_ 1:旧宗主国のイギリスがいきなり

2013-09-03 02:50:00
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

実際には無いですが、西洋はずっとこの要素を利用して対イラン、GCC諸国の資金や武器販売、原油高値操作に利用してきました。ドバイを見れば対立無い事わかりますね。RT @spritzer_ 2:オスマン朝などの強力な王朝がいくつもあったのになぜ未だにスンニ・シーア両派で対立があるのか

2013-09-03 02:52:09
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

いえ、サウジはそう言う野望は持ってないです。高貴なイスラム聖地の太守の地位を永久に保ちたいので、覇権軍事大国の意思はないですし、そもそもイスラム的ではないのです。RT @spritzer_ サウジはおそらくそれこそオスマンのような強力なイスラム統一国家を目指し@ko_kishi

2013-09-03 02:54:51
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

それをやろうとしたのはトルコです。ネオ・オスマン民主主義イスラム大国覇権を目指した事が、エジプト・ムルシー同様、サウジの逆鱗に触れた訳。RT @spritzer_ サウジはおそらくそれこそオスマンのような強力なイスラム統一国家を目指していて、体よくアメリカにその野心を利用されてい

2013-09-03 02:57:03
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

サウジアラビア他、保守的GCC諸国はエジプト兄弟団を大変に危険視、敵対していますから、エジプト・ムルシー、トルコ現政権は民主主義的にイスラム大共和国としてイスラム界の成功モデルとなるのは、サウジにとっては決して許せない事なんです。@spritzer_ @ko_kishi

2013-09-03 02:59:49
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

反体制派が一枚岩ではないのは、思惑を持つプレーヤーが多い=富裕な大国の資源、利権、潜在的富は膨大だからです。国内派、国外派(西洋支援)、サウジ系イスラム派、兄弟団系イスラム派(西洋支援)と単純に大きく分けられますが、クルド、トルコの思惑もあり。RT @spritzer_ 3アサド

2013-09-03 03:05:18
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

それが無い訳ではないでしょうし、もっと深い思惑もあるんでしょう。理由は一つや二つじゃない事は確かですね。実際には既に軍事配備は前からしていますし。暗躍はお家芸ですしね。RT @spritzer_ これに関しては意外とマトモな理由なんですね。独自の影響力を行使するためにあえて抜けた

2013-09-03 03:08:36
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

実際に対立は、もちろん常にありました。だからその要素をさらに刺激煽動的に利用されるわけです。サダムのシーア弾圧。レバノンのシーアxキリスト教徒内戦などなど。RT @spritzer_ ドバイが特殊例なわけではないのですね。対立構造自体が作為的なものだとは。

2013-09-03 03:12:01
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

米国がBラーデンと共に新しく作り出した、全く違った概念の「ジーハディズム」以来、世俗界で云うならマフィアギャング組織の様に武装チンピラ組織発生をあえて起させるままにした結果がイスラム界の混乱、即ち内部から腐敗させる長期的ウィルス作戦でしょうRT @spritzer_ イスラム内部

2013-09-03 03:17:22
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

そそ ww 「分断・統治」は、どこでもいつでも常に効果的に機能するんですよね。あらゆる対立様相を利用して紛争対立混乱=疲弊させる... RT @spritzer_ まさに、「ソーセージと政策を作る過程は見ないほうがいい」(これはドイツの言い回しですが)ですねw

2013-09-03 03:19:21
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

シリア壊しに萌えたサウジは、大変に危険なゲームを張っている訳で、いずれいつかは、このツケを大きな利子付きで払う事になるんじゃないかと思います。カタールは既に頭替えされましたが、サウジとカタールの対立は200年近く前からあるんです。細かい点はまたいずれ ww @spritzer_

2013-09-03 03:30:39
ウム・クルトゥム @Palmyra_Zanobia

シリア落しは、当初より英米の方が米政府より熱心に萌え、最初から反政府グループを軍事訓練していたのは仏軍でしたし、ユーロ危機にある仏が萌える訳ですね。RT @spritzer_ 共同歩調が乱れたので、もしや第二次中東戦争の時のように利害関係で米英が対立するのかとも思いましたが…

2013-09-03 03:45:27