- misoni_2013
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他の方のまとめ
■村上隆氏「村田森展」
http://togetter.com/li/559323
http://t.co/U36IkzvAyV 11月1日から村田森の個展を麻布のカイカイキキギャラリーでやります。この個展は僕の中で強烈なターニングポイント。なぜなれば、僕はなぜギャラリーを運営しているのか?という本質論への答えを出さねばならないから。#村田森展
2013-09-03 07:51:57#村田森展 2 ギャラリーを始めた、いくつかの理由の一つに、僕自身の作品の発表の場がなくなってしまったことがある。まず、美術館からのオファーが無い。もしくはあっても、条件が全く合わない。『予算がない』の一点張りの物言いに、日本美術界共通の無責任を感じ『糞食らえ!』と思ってた。
2013-09-03 07:54:56#村田森展 3 文句はいくらでも言えるが実行するのが難しい。朝霞のプレハブ小屋で『糞食らえ』と言って、その声に耳を傾ける、もしくは僕の話を信用してくれる日本人は絶無であった。(あ、数名はいました。椹木さんとか楠見さんとか、笠原とか)で、やっぱ、人は見かけなのかよ!糞!と思い、
2013-09-03 07:57:38#村田森展 4 東京のど真ん中に事務所とギャラリーを造ることにした。仕事をやらせて頂いた六本木ヒルズ(あ、理解者イタね。森稔さんと高橋さん)に近い、麻布にいい物件を見つけてそこを根城に信用されない空気を払拭しようとした。
2013-09-03 08:00:10#村田森展 5 しかし、信用の獲得とは裏腹に、麻布に居を構えるカイカイキキを食い物にしようとする有象無象が湧いてきた。いやぁ〜、ほんとうにどうしてこんなことが?あんた本当に人間?日本人?と思えるような騙し、たかり、嘘八百、が一挙に押し寄せ、そうこうしているうちにリーマン・ショック
2013-09-03 08:03:14#村田森展 6 会社が潰れそうになっても、諦めないでGEISAIやったり若手のマネジメントもし続けた。なんで潰れなかったのか。。。思い出せない。。。でも、そういうきっかけのたびに、なぜ自分はこういう事業をやってるのかなぁ〜と、自問自答してきた。
2013-09-03 08:06:02#村田森展 7 前振りが長くなったが、、、ギャラリーで展覧会をやる意味、がテーマね。で、生活陶芸作家 村田森さんの展覧会のお話でした。今回おこなう陶芸の展覧会。販売するうつわ1つ、数千円。デパートで販売している高額な陶芸作品とは全く違ったコンセプト。
2013-09-03 08:08:33#村田森展 8 生活陶芸、というジャンルは1990年頃、つまりロスジェネの頃から派生した、清く貧しく美しく、、、という流れに、柳宗悦の民芸運動的なフラットな中から価値を見出す。しかし、価値は自ら創造する行為は卑しく、無拓な心を保持して労働に準じよ、的な、、、
2013-09-03 08:12:16#村田森展 9 意訳してますが、柳の『茶と美』 http://t.co/UHpZaphXQz の中にある価値観を強靭に守り、積極席に解釈するという中で見出された、労働と美と価値と経済と人生のコンポーズを上手に行うことが正義、という流れが確立された。
2013-09-03 08:15:28#村田森展 10 誰得?と言えば、客が得。作者は高高度な知識スキルの安売り。しかし、『卑しからざる出で立ち』をテーマに設定した柳の美学においては、その方向性に進路をとるしか無い。かといって、デパート陶芸が良いのかといえば、やはり絶対的に『卑しい』成り立ちの作品作家が多い。
2013-09-03 08:18:08#村田森展 11 古道具 さかた、の柳の積極的な解釈の地平線にあるゴミに価値を見出すムーブメントと、若い美大生の世捨て人的な感性が親近感を呼び寄せ、さかたスタイルのお店が日本全国に広まった。
2013-09-03 08:22:05#村田森展 12 話は2転3転するのだが、元麻布のカイカイキキギャラリー。ココで僕は僕の展覧会、カイカイキキアーティストや、海外の最先端アーティストの展覧会を行うために造って、運営してきた。で、9月から10月にはドイツの抽象画家のアンセルムライル、
2013-09-03 08:25:00#村田森展 13 11月1日から生活陶芸作家、村田森、11月下旬からヒュースコットダグラス(予定)となるのだが、そこで現代美術と現代生活陶芸との違いとは何かの設定を語ると、現代美術は常に世界マーケット内での相場とリンクしているがため、価格の変動は破格である。
2013-09-03 08:26:40#村田森展 14 投機的な要素もあり、購入して2年ぐらいしてオークションに出品して利鞘を稼ぐ、卑しい転売屋が住み着く魔窟だ。では、現代生活陶芸のマーケットはといえば、自然派思考の女性がメイン。投機的な思考は0%(でなければならない。柳の継承者であるなら)
2013-09-03 08:29:01#村田森展 15 現代生活陶芸界は安価をキープするのが使命なのだが、広く陶芸界をみわたせば、ほんの30年前までは、現代美術よりも投機性の高いせかいではあり、その残滓を継ぐ流れもまた、デパート界隈に生き残っている。
2013-09-03 08:30:47#村田森展 16 ということは、村田森の展覧会は現代生活陶芸である限り、ビジネスの旨味は少ない。では、なぜ、僕はこのジャンルに加担しなければならないのだろうか?そもそも、僕が美大生時に在籍していたのは日本画科であり、当時 平山郁夫等の大家は驚くほどの高価で作品が取引されていた、
2013-09-03 08:33:29#村田森展 17 その中で学習し、食うための芸術とは何かを学ぼうとした。だが、馴染めなかった。芸術とはなにか?を突き詰めた時、それは人間にとっての自由とは何かというテーマをないがしろには出来なかったからだ。日本画の世界に自由は感じられず、疲弊した形式的な販売経路と
2013-09-03 08:35:46#村田森展 18 マーケティングが跋扈し、かつ、『下田義寛盗作事件のNHK朝のニュース報道』事件が起き(僕は下田義寛の盗作問題における論理的な結論はもっているが、争点はなぜに当時そこまで有名でもなかった下田のこの案件をNHKのニュースでスキャンダル扱いしたか?が大問題
2013-09-03 08:40:03#村田森展 19 だとおもっている。つまり院展の政治的な代理戦争がなぜNHKで放送されてしまったかの構造こそ、大問題であると感じた)日本画の構造悪が表面化し、やがてバブル経済崩壊とともに完全崩壊した、、、という日本画ワールドのど真ん中で学習した、日本国内転売システムの欺瞞
2013-09-03 08:42:54#村田森展 20 マーケット内での政治闘争と嫉妬に渦巻く日本画の世界のど真ん中が東京芸術大学の人脈の中で蠢いており、それを観て、日本画の世界への進路を断念した。そして広く世界に評価を問える現代美術界に進路変更をした。
2013-09-03 08:57:01#村田森展 銀座の数件の画廊とデパートの外商、そして地方自治体との連携プレーによって日本画業界は隆盛を極めた、が、その汚濁したエコシステムがバブル崩壊時に崩れ、日本画は瓦解。そして似たような仕組みの中で膨れていたデパート陶芸界にも終焉の笛の音が鳴り響いた。
2013-09-03 08:59:28#村田森展 さて、村田森である。村田の求める陶芸の極地は、作者知らず(誰が創ったかはわからずとも)しかし歴史に残る作品を、という柳宗悦の理念そのものを貫徹させるべく日々琢磨している陶芸家である。今回11月に行う新作展は、川喜田半泥子の韻を踏んで、半泥子が築窯した韓国の地へ赴いての
2013-09-03 09:07:33#村田森展 23 作陶だ。半泥子の使った土を求めて『務安』という韓国南部の土地に辿り着きそこに3週間滞在し、偶然出会った陶芸の作家の窯を借りて(その韓国人の作家が、なにからなにまでただで貸してくれた、そして飲み食いも全てまかなってくれた)創った作品と、そこでインスパイアされた
2013-09-03 09:10:26