瀛報2007夏号『対日戦不能 ソ連極東部の限界』

瀛報2007夏号『対日戦不能 ソ連極東部の限界』のまとめ。
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某S氏 @bosc1945

あった。隅金さんの本あったよ我が家にw

2010-09-28 03:09:26
某S氏 @bosc1945

しかもピンポイントに 瀛報2007夏号『対日戦不能 ソ連極東部の限界』 瀛報2008年冬『南クリルの全滅予定部隊 -ソ連極東部の限界-』 の二冊が・・・。

2010-09-28 03:10:16
某S氏 @bosc1945

ざっと読んでみたが、非常に雑に要約すると「ソ連極東部には満足な交通インフラがなく、オホーツク海は結氷するので対日戦は不可能」という感じかな。 いつもの隅金節「~だろう」は健在で、各所に見られる。

2010-09-28 03:14:08
某S氏 @bosc1945

大きく分けて3つの原因があるとしている。 第一にはソ連極東部の対日依存、第二には”主戦域”であるオホーツク海の輸送限界、第三には米ソ直接対決であるとしている。

2010-09-28 03:17:54
某S氏 @bosc1945

第一について非常に簡単に要約すれば「極東部の経済は対日貿易に依存しており、兵力的にはソ連軍の方が有利だが交易が止まれば自分の首を絞めるだけなので対日戦はあり得ない」という感じ。

2010-09-28 03:21:24
某S氏 @bosc1945

第二について、またもや非常に簡単に要約すれば「極東ソ連軍は自衛隊の数倍であり、自衛隊を圧倒している。がしかし、両用船能力に欠けており『ソ連軍は、渡洋して、敵前上陸する能力を持っていない』(対日戦不能・P6 以下二重括弧内は隅金氏の本から引用)

2010-09-28 03:24:38
某S氏 @bosc1945

『また、五軍制を採用し、単純なドクトリンを現実に応用するソ連軍にとって、陸海空戦力を高度に統合させる必要のある、海を越えた敵前上陸戦は難しい。(中略)ソ連軍にとっての揚陸戦とは、戦術的には無人地帯へのデサントであり、作戦的には対米戦でのソ連勢力圏内での逆上陸、

2010-09-28 03:29:36
某S氏 @bosc1945

政治的には第三世界での低強度紛争への介入を念頭に考えたものなのだろう。』としている。

2010-09-28 03:31:16
某S氏 @bosc1945

その上で隅金氏は日本海を越えて上陸する事はできないので、主戦場はオホーツク海になると限定し、岸から岸への短距離輸送が可能な樺太→道北か北方領土→道東のルートに限定されるが、そのオホーツク海までの輸送に限界がある為、対日戦は決意できないとしている。

2010-09-28 03:35:57
某S氏 @bosc1945

第三についてまた非常に簡単に要約すると、まず自衛隊の抵抗力は非常に大であること、前の負け戦の教訓から施設科の築城技術は発達しており、土建業の興隆した日本では施設科以外でも大規模築城ができること、『さらに、日本の地形には機械化されたソ連軍の行動に向いておらず、

2010-09-28 03:41:54
某S氏 @bosc1945

大陸型のソ連地上軍では防御側の自衛隊に対して絶対的な優位に立てないという点である。』

2010-09-28 03:41:57
某S氏 @bosc1945

しかしそれ以上に大きいのは米国の存在で、ソ連が聖域化していたオホーツク海は米国にとって目の上のたんこぶ。ソ連が対日戦を行えば今がチャンスと千島列島線の卵の殻のようなソ連軍を打ち破り進入するだろう。

2010-09-28 03:46:29
某S氏 @bosc1945

『米国は、オホーツク沿岸のソ連軍が弱体であること、加えて米ソ以外の第三国への政治的配慮が不要なことから、熱戦の有力な手段としてオホーツク海域での米ソ直接戦というアイディアを検討している。これがオホーツク・アプローチである。』

2010-09-28 03:51:22
某S氏 @bosc1945

ソ連から見たら対日戦になれば自衛隊は抵抗するし米国はオホーツク海の聖域に入ってくるし、おまけに北方領土は日本が日本領と主張しているので米国も介入しやすく太平洋限定の対ソ戦を仕掛けやすい状況と言えるが、ソ連には輸送力の限界から太平洋限定の対米戦を受けて立つことはできないし

2010-09-28 03:55:26
某S氏 @bosc1945

海軍力も歴然としているのでソ連には良いことは一つもないと。

2010-09-28 03:55:33
某S氏 @bosc1945

ソ連にとって「対日戦の実施→米国の介入→オホーツク海での熱戦→勝つ見込みがない→対日戦は実施できない」と言うこと。

2010-09-28 03:57:37
某S氏 @bosc1945

『この状況にありながら、枝葉末節の新型装備の出現だけを見て「ソ連軍は強力であり、自衛隊は敵しない」、「経済大国の規模に見合った。強力な防衛力を整備しなければならない」と主張したソ連脅威論は、全く相手を観察していない議論であったと言えるだろう。

2010-09-28 04:01:15
某S氏 @bosc1945

ソ連には対日戦をする能力はなかったのである』 と結論づけている。(了)

2010-09-28 04:02:01
某S氏 @bosc1945

この二冊だけど、まず大前提として巻末に参考文献リストがないw 文中で引用している資料には引用元は表記されているのに・・・。

2010-09-28 04:04:41
某S氏 @bosc1945

そして隅金節「~だろう」がそこかしこに多用されている。

2010-09-28 04:06:44
某S氏 @bosc1945

まぁなんつーか「ソ連軍はアホやから渡洋侵攻なんてできねーから渡河作戦的に海峡超えてくる程度じゃね?って事は樺太から道北か北方領土から道東だけど、ウラジオまでは12個D分の輸送能力があるけどウラジオより東にはまともな交通路もねーし、オホーツク海は結氷するしムリ。」って事かな。

2010-09-28 04:15:14
某S氏 @bosc1945

さて、寝る。 この資料、発掘したは良いが俺の手元にあって生きるのだろうか・・・。

2010-09-28 04:16:40