毎日新聞の日野記者が書いた記事は、「「デマ」にも匹敵する酷さ」「注意喚起するレベル」大森真(テレビユー福島)

その記事は2013年9月5日。6日間の検討の結果、日野記者が書いた「空間線量の推計値に比べ、数値が低く出やすい個人線量計」「意図的に低くなるよう集められたデータ」はデマではなく、正当だったことがわかった。これを「注意喚起するレベル」「人権の侵害にすらあたる」と書いた大森真氏には、日野記者と同じ報道人として責任をとってもらいたい。
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リンク mainichi.jp 記者の目:骨抜きの原発被災者「支援法」=日野行介 東京電力福島第1原発事故による被災者支援を掲げる「子ども・被災者生活支援法」の基本方針取りまとめを...
大森真 @yard_1957

@hayano この記事のせいで支援チームの中に強い「マスコミ不信」が生まれてしまい、取材しづらくてしょうがないです @kaztsuda

2013-09-06 00:07:33
大森真 @yard_1957

(斗ヶ沢 @hidetoga さんには悪いが、日野記者http://t.co/VNnDyK00sw特に2段落目は、ネット上に氾濫する「デマ」にも匹敵する酷さだと思う.デスクなり編集長なりに注意喚起するレベル

2013-09-06 00:34:13

(日野記者が書いた記事2ページ2段落目を引用します。)
 原子力規制委員会は先月28日、避難者の帰還を促すための検討チームを設置した。空間線量の推計値に比べ、数値が低く出やすい個人線量計のデータを集めて避難者を安心させると共に、線量に基づかない支援対象地域指定の「科学的根拠」を後付けで示す狙いがある。だが、意図的に低くなるよう集められたデータは信用されるだろうか。そもそも、初めに帰還ありきでは検討の順序が明らかに逆だ。

大森真 @yard_1957

(おそらく彼には「その報道を見た福島県の人がどれだけ傷つくか」とか「それによるストレスでどれだけ健康を害し、場合によっては生命にかかわるか」とかの意識は全くないのだろう.僕はこれは人権の侵害にすらあたる問題だと思うし、「責任取れるのか」と聞きたい)

2013-09-06 01:09:30
大森真 @yard_1957

(今日は(正確には昨日)日曜放送の特番収録に追われてさきほどまであの記事読んでなかったのだが、先日のテレ朝のモーニングショー(敢えてこう言わせてもらうが)に続いて、怒りに全身が震えた)

2013-09-06 01:13:42
大森真 @yard_1957

(じゃあお前は責任取れるのか、と問われれば.自分の命くらいはいつでも差し出すし、微々たる財産(せいぜい1桁の億単位)も全部差し出します.それ以上はないのでできません.、要は「自分の全て」は差し出しますよ.そう思ってなけりゃ福島で報道なんかできない)

2013-09-06 01:34:04

2段落目の分析

>原子力規制委員会は先月28日、避難者の帰還を促すための検討チームを設置した。
1)これは事実の報道だ。

>空間線量の推計値に比べ、数値が低く出やすい個人線量計のデータを集めて避難者を安心させると共に、線量に基づかない支援対象地域指定の「科学的根拠」を後付けで示す狙いがある。
2)個人線量計の値が空間線量と比べて低く出やすいかどうかは、科学的に検証する必要がある。
3)「線量に基づかない支援対象地域指定」を国がしたのは事実だ。個人線量計がその根拠になるかどうかは、示されるだろう意見を聞いてみないとわからない。現時点では予想の域を出ない。

>だが、意図的に低くなるよう集められたデータは信用されるだろうか。そもそも、初めに帰還ありきでは検討の順序が明らかに逆だ。
4)「意図的に低くなるよう集められたデータ」かどうかは2)をしないとわからない。
5)そのデータが信用されるかどうかを心配するのは自由だ。公言するのも自由だ。
6)「初めに帰還ありきでは検討の順序が明らかに逆だ」は、正当な批判だ。

この記事を、「「デマ」にも匹敵する酷さだと思う.デスクなり編集長なりに注意喚起するレベル」、さらには「人権の侵害にすらあたる」と書いた大森真氏がこの記事のどこに注目してそう感じたのか、私にはまったくわからない。

まとめ 個人線量計(ガラスバッジ)とモニタリングポスト ・「空間線量の推計値」をモニタリングポストの数値に頼ると、致命的な過誤をもたらす。 ・個人線量計は、きちんと検定してから使う必要がある。 このあと勉強した結果はここにまとめてある:「ガラスバッジが示す実効線量は芝生実測値の5分の1」 http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-614.html  3804 pv 25 2 users 9
まとめ 個人線量計(ガラスバッジ)とモニタリングポスト(2) 同じシーベルトでも、両者は測ろうとしている量が違う。モニタリングポストは場所の線量を測るのが目的で、周辺線量等量を測定する。人が身につけるガラスバッチでは個人の線量を測るのが目的で、個人線量等量を測定する、のだそうだ。 ・・・・わかったような、わからないような、説明だ。 1596 pv 9 2 users 1

科学的考察

yoka72 @yoka72

【地表に広く分布した 134 Cs および 137 Cs を対象とする個人線量計の評価】http://t.co/Yibel8qFMK

2013-09-06 09:37:37
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

被曝線量と健康被害の関係で参照される広島やチェルノブイリのデータはガラスバッジのデータではないことも考慮に値する問題だと思う。

2013-09-06 13:41:11
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

↓ 放射線源が地表に広く均等分布している想定での個人線量計(ガラスバッジ)の数値評価。「線源に対置して作業を行う場合を想定した実用量であるHp(10) と異なり、数値的には実効線量に相当する線量となることが判った」

2013-09-06 15:14:00
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

具体的には、この条件ではガラスバッジの数値は空間線量計の数値より3割強小さくなるとの計算。ただし、実際に使われているものは様々な工夫がなされているので、実測による検討が望まれるとのこと。(当論文は2013年1月のもの)

2013-09-06 15:14:18
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ガラスバッジは点線源用に校正されている。(いまの福島のような)線源が平面上に一様に分布した場所で使うと、低く出る。0.69倍の値を示す、と理解しました。正しいですか?@kutaromichikusa

2013-09-06 15:27:01
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@HayakawaYukio 点線源ではなく平行ビームとあります。実際に使われているガラスバッジにどのような校正が施されているかまでは当論文には書いてありません。計算しやすいモデル的線量計では0.69近傍になると。

2013-09-06 15:35:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

私の考え。芝生の上で毎時0.5マイクロが測られる環境で生活しているとする。建物の遮へいや除染の効果で毎時0.2マイクロがじっさいに受けとる放射線量だろう。年2ミリだ。これをガラスバッジで実測するのは、ガラスバッジの能力を過信してる。年2ミリだと覚悟を決めてかかるのがよい。

2013-09-06 15:49:36
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ガラスバッジで実測するのは、ガラスバッジの能力を過信しているだけでなく、判断先送り(事後でないとわからない)と判断他人任せ(ガラスバッジは他人に測って報告してもらわないと数値がわからない)の効果もある。

2013-09-06 16:21:32
早川由紀夫 @HayakawaYukio

個人線量計(ガラスバッジ)が正確な被ばく量を与えるの言説は、まやかしである。

2013-09-06 16:22:36