公文書館における平等閲覧原則と特別閲覧制度

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瀬畑 源 @hajime_sebata

阪大の廣川和花さんから『大阪大学アーカイブズ所蔵 大阪皮膚病研究会関係文書目録』(2013年)をいただいた。DL可能。疾病史資料の公開に関する様々な提言が入っている解題は公文書館関係者に読んでもらいたいなと思う。http://t.co/bZYu07V3eR

2013-09-01 23:50:07
瀬畑 源 @hajime_sebata

ハンセン病資料の個人情報を一般の「伝染性の疾病」として80年で公開にするか、「重篤な遺伝性の疾病、精神の障害その他の健康状態」として110年以上にするかについての話は示唆に富む。ハンセン病差別を無くそうとするならば、一般の伝染性の疾病として扱っていくべきというのはなるほどと。

2013-09-01 23:56:11
瀬畑 源 @hajime_sebata

専門家に対する「特別閲覧制度」の検討についての話もよくわかる。いまのアーカイブズ業界は平等閲覧原則が「常識」になっているが、疾病史においてはそれが研究の阻害につながっていることは明らか。もちろん様々な経緯で平等閲覧原則が出てきたのはわかるが、資料群によっては再考されて良いと思う。

2013-09-02 00:02:53
瀬畑 源 @hajime_sebata

以前論文を読んだ記憶があるんだが(うろ覚えなので正確では無いかも)、確か米国の国立公文書館にある疾病史資料は、研究計画書(利用目的)と研究者の推薦状だかを元に審査を行って、OKが出れば個人情報については緩めにして資料を見せてもらえるという話だったような。相当うろ覚えだが。

2013-09-02 00:13:21
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

研究者は例外なくこの考え方を支持する。@hajime_sebata: 専門家に対する「特別閲覧制度」の検討について…いまのアーカイブズ業界は平等閲覧原則が「常識」になっているが、疾病史においてはそれが研究の阻害につながっていることは明らか。…資料群によっては再考されて良いと思う。

2013-09-03 06:48:09
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

「資料群によっては」とは? 疾病史の話しだけではないのかな。自分の研究分野のものは専門家には見せろ、ということ? 研究者はなべて「平等閲覧原則」の意義と価値を低く評価しがちだと思う。@hajime_sebata

2013-09-03 06:55:58
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

例外に遭遇したことは皆無。

2013-09-03 07:06:40
KAN Masaki @oua_kan

遅ればせながら、大阪大学アーカイブズのWebサイトからもDLできるようにしました。http://t.co/BgAwyh79YM @yuko_matsuzaki 阪大の廣川和花さんから『大阪大学アーカイブズ所蔵 大阪皮膚病研究会関係文書目録』(2013年)をいただいた。DL可能。

2013-09-03 09:45:50
KAN Masaki @oua_kan

@yuko_matsuzaki @hajime_sebata うちは「平等閲覧原則」で特別閲覧制度はありません。でも、疾病史資料だって公開できると思う。

2013-09-03 09:58:11
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

「大阪大学アーカイブズ大学史資料部門は『歴史資料等保有施設』…として、内閣総理大臣の指定を受けた」http://t.co/q2CuOJpbOU ということですから平等閲覧原則に立つものと考えています。 @oua_kan @hajime_sebata

2013-09-03 10:26:57
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

公文書管理法に基づく内閣総理大臣による指定と平等閲覧原則は直接は結びつかない可能性があるのか?? @oua_kan @hajime_sebata

2013-09-03 10:53:03
KAN Masaki @oua_kan

@yuko_matsuzaki @hajime_sebata 公文書管理法で義務づけられているのは一般の利用に供すること。現実としては平等閲覧原則だと思うが、結びつかない可能性もあるのかなと思ったり。国立公文書館等の指定だと利用等規則をガイドラインに準じて平等閲覧原則になるはず。

2013-09-03 11:23:49
KAN Masaki @oua_kan

@yuko_matsuzaki @hajime_sebata 公文書管理法で義務づけられているのは一般の利用に供すること。現実としては平等閲覧原則だと思うが、結びつかない可能性もあるのかなと思ったり。国立公文書館等の指定だと利用等規則をガイドラインに準じて平等閲覧原則になるはず。

2013-09-03 11:23:49
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

何を公開するか、いつ公開するかを決めるのは公文書館の責務と思います。しかし、記録の当事者ではない、某々には公開し、某々には公開しないことを公文書館が判断する、という点には違和感が… @oua_kan @hajime_sebata

2013-09-03 13:19:15
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan 見ていないうちに議論が進んでいて反応遅れました。私はこの議論をタブーにするべきではないという立場です。法で平等原則になっているのは理解しています。それにいまの体制で公文書館側が判断できるだけの余裕などがないことも。(続

2013-09-04 16:35:07
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan ただし、専門家の専門知識に対する敬意ってあって良いのではと思う。傲慢だと言われるのは承知であえて書きます。もし書いた内容が問題になる場合は、専門家として全責任を負う。そういう仕組みは考える余地があって良いと思う。(続

2013-09-04 16:38:43
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan 閲覧の基準の明確化をすることができないか。本人が関連分野で論文ないし本を執筆していること、関連分野の著作がある研究者(機関、在野問わず)の推薦状があるなど。質の問題を判断することができるなら最良(研究者委員会に諮問するなど)(続

2013-09-04 16:44:00
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan この制度を嫌われようともあえて言うのは、最終的には公文書館側が楽になるはずだという考えもある。いちいちコピーして個人情報を墨塗りし続ける手間を考えるなら、専門家には見せた上でその責任を全部専門家に負わせる方がよい。(続

2013-09-04 16:47:08
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan もちろん情報として書かれている人の側の問題は残る。だが、資料を見ていて「なぜ」と思う墨塗りが多いという不満はどうしても利用者として日頃感じている。こちらも人生かけて研究している以上、体を張ってでも資料は見たい。(続

2013-09-04 16:51:43
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan いまの日本では法的にも特別閲覧制度は不可能でしょう。個人情報保護法の問題も関係しますし。平等閲覧についても導入された経緯なども理解してます。ですが、あえて問題は提起しておきたい。例え研究者のエゴだとしても。長々とすみません。

2013-09-04 16:54:34
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

研究者のエゴだと感じます。特別閲覧による研究成果を検証しようとしても、業績の少ない若い研究者には閲覧が許可されない可能性ありますよね。専門家が責任を負うとおっしゃいますが、検証なしに如何に可能か?私こそ研究者に嫌われること必至ですね@hajime_sebata @oua_kan

2013-09-04 17:18:24
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan 業績の少ない研究者には閲覧を許可されない可能性は当然あるでしょう。私はこの件については海外の事例を調べる必要があるのかなと思っているのです。米国の国立公文書館で特別閲覧制度があるという話を耳にしたことがあるので。(続

2013-09-05 15:43:03
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan 私は仕組みを作る可能性はゼロでは無いと思っているのです。たぶんこの話はアーキビストの専門性の話や研究者倫理の問題など、色々な論点が集中する問題だと思うのです。議論をしたいのです。平等原則で門前払いはされたくないのです。(続

2013-09-05 15:46:03
瀬畑 源 @hajime_sebata

@yuko_matsuzaki @oua_kan 研究者の責任の取り方の「検証」というのが何を指しているのかがややわかりませんが、例えばある特定の資料を例にとって、自由に使わせてみた結果どうなるのかという検証はやってみて良いと思う。研究者がどこに注目して資料を読んでいるのか。(続

2013-09-05 15:51:23
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