放射線管理区域の東京でオリンピックなど正気の沙汰ではない／「原発は未来犯罪」（小出裕章さん）

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放射線管理区域の東京でオリンピックなど正気の沙汰ではない／「原発は未来犯罪」（小出裕章さん） http://t.co/chI3Heh2zo ９月１日に日比谷公会堂で開かれた「さようなら原発講演会」での発言の一部要旨を紹介します。

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「東京の一部も放射線管理区域にしなければならないほどの汚染を受けている」という小出裕章さんの指摘を聴いて、放射線管理区域の東京でオリンピックを開催するなど正気の沙汰ではないことをあらためて痛感しました。 http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん【東京オリンピックに使う費用は福島に使うべき】原発事故など無かったかのようにしようとしている政治の中に私たちは生きています。その恐ろしさを心に何度でも刻みましょう。時々疲れるでしょうが刻み続けなければならないと思います http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん：汚染水のダダ漏れは、事故の直後から心ある専門家の方々は指摘してきました。それにもかかわらず、参議院選挙が終わった翌日に明らかになる。それがこの国です。これがこの国のジャーナリズムの現実です。 http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん：「経済が基本」と言うのなら「原発そのものが経済を脅かすものだ」ということに私たちは気づかなければいけない。今度の国家予算にも原発予算が大きく組まれていますが、福島のいまに対する対策よりも、推進政策が優先されています。 http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん：「僕たちは原発を一度も選んでいない」と言っていた福島の中高生たち。「大人たちが勝手に原発を選び、作っておいて、それを私たちにどうにかしろというのですか？」という問いかけに私たちはどう答えられるのでしょうか？ http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん：「勝手に原発を作っておいて、残して、先にバイバイ言うなんて、人間として何と無責任なんだ」という、この少年や少女たちの声に私たちはどう答えたらいいのでしょうか？ http://t.co/chI3Heh2zo

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落合恵子さん：この講演会場にいない人にこそ、私は声を上げ続けたい。ノックし続けたい。「あきらめない」と自分に言いたい。東京オリンピック招致に使う費用をそのまま即時に福島に使うことを求めていきましょう。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：福島事故で１～３号機は炉心が溶け落ちて、その炉心がどこにあるのかもわからない、どうしたらいいのかもわからないという中で、何次もの重層構造で下請けさせられる原発労働者たちが、今この瞬間も作業にあたっているという状態です。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：４号機は事故当日運転はしていませんでした。それでも爆発して建物が吹き飛んでしまいましたし、未だに使用済み燃料プールという中に大量の放射性物質を抱えたまま、いつプールが落ちてしまうかもわからない困難な状況の中にあります。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：2011年の暮れに当時首相だった野田さんが、事故の収束宣言などというものを出しましたけれど、残念ながら事故はまったく収束していないのです。今現在も危機は続いています。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：運転中だった１号機２号機３号機は溶けた炉心がどこにあるかもわからず、ただ、ひたすら水を入れ続けて冷やすしかないということを２年半にわたって今日までやってきました。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：水を入れれば汚染水があふれるのは当たり前です。マスコミは最近になって「汚染水が大変」と言い始めましたが2011年3月11日からずっと汚染水は流れ出ていて今後も何十年もこうした作業を続けなければいけない困難なものなのです。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：４号機は建屋が爆発し炉心の中にあった使用済み燃料も使用済み燃料プールというところに入れられていたのですが、そのプールが宙吊り状態になっています。プールの底には広島原爆１万４千発ぐらいに相当する放射性物質が眠っています。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：一刻も早く何とかしなければいけないのですが、いかんせん、何かをしようとすれば労働者が被曝をするしかないという状態の中で、今でも苦闘が続いています。では今まで一体どれだけの放射性物質が環境に漏れてきたのでしょうか。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：国際的な原子力推進団体、原子力マフィアの一つの組織であるＩＡＥＡという組織があるのですが、その組織に日本政府が報告書を出しました。その報告書の中に大気中に放出したセシウム137という放射性物質の量が書き込まれています。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：その報告書の中で、当日運転中だった１号機から３号機を合わせると、広島原爆の168発分をすでに大気中にばら撒いたと、日本国政府自身が言っているわけです。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：私はこの数字は過小評価だと思っています。なぜかと言えばこの事故を引き起こした直接の責任は東京電力という会社にありますが、その東京電力に「安全性を確認した」といってお墨付きを与えたのは日本政府なのです。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：福島原発事故の重大な責任は日本政府にあるわけで、私は「責任」という言葉は甘いと思いますので、「犯罪」と呼ぶべきことを日本政府がやったことになります。犯罪者が自分の罪を重く申告する道理はないのです。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：犯罪者が自分の罪をできる限り軽く見せたいと思ってはじき出した数字がこの広島原爆の168発分ですから、おそらくこの２倍か３倍が大気中に放出されたと私は思います。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：つまり、福島原発事故は、広島原爆が放出した放射性物質の400倍とか500倍をすでにまき散らしてしまった大変な事故なのです。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：戦争で負けても「国破れて山河あり」で国家が負けても大地があれば人々は生きられる。しかしもう人々が生きることすらができない汚染地域ができてしまっている。戦争でもこんなひどいことは起きないということが発生してしまっています。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：そして、福島県を中心に東北地方、関東地方にずっと広がり、群馬県の西部、宮城県の南部・北部、岩手県の一部、茨城県の南部、千葉県の北部、東京の一部も現在の法律に照らしあわせるのならば「放射線管理区域」にしなければなりません。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：私のような特殊な人間だけが立ち入ってもいいのが放射線管理区域で私もその場所に立ち入った途端に水すら飲めなくなるというのが放射線管理区域です。それがこうした広さですでに生じてしまったということになりました。 http://t.co/chI3Heh2zo

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小出裕章さん：１年間に１ミリシーベルト以上の被曝はしてはいけないし、させてもいけないという法律で放射線管理区域から何か物を持ちだすときには１平方メートル当たり４万ベクレルを超えているような汚染物は持ち出してはいけないというのが法律です http://t.co/chI3Heh2zo