海への汚染水漏れの影響は、どの程度なのか?

沖合い海水のSr-90、Cs-137濃度のグラフをまとめました。 「現状では」海への汚染水漏れの影響は、あまり心配には及ばないことが了解いただけるかと思います。
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Toru Miyama @tmiyama

Woods Holeの研究者による福島原発からの放射性物質海洋流出に関するFAQ "FAQ: Radiation from Fukushima" http://t.co/NM3Phu20HZ (かなり大雑把にまとめると、注視する必要はあるものの、現状は楽観的。含むストロンチウム)

2013-09-05 10:14:11
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

本当は、そんなもんなんだけどなぁ。 https://t.co/jlvyQJ71Jr 現状では「隠してきた」ツケは大きいよね。

2013-09-05 11:55:57
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

沖合い海水中の放射性ストロンチウム濃度の推移を、グラフにまとめました。 明日ツイートするつもりですが、先に見たい方はこちら(xls)でどうぞ→ http://t.co/paTSCDWWA0 現状では、海水のCs、Srはさほど問題ないことがお判りになるかと思います。

2013-09-05 21:13:28
mockmoon @mockmoon2000

@Kontan_Bigcat 素晴らしいです。ちなみに原発から離れた場所のグラフにはバックグラウンド値(大気圏核実験影響による北太平洋の表層水の値。Cs137なら0.0024Bq/L Sr90なら0.0014Bq/L)も書き入れておくとなお良いかと。

2013-09-05 21:23:38
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

@mockmoon2000 いちおう、事故前の濃度を「いずれも0.001Bq/L程度」とグラフに記入しています。(明日説明するつもり。)

2013-09-05 21:25:44
mockmoon @mockmoon2000

@Kontan_Bigcat あ、書いてありますね。見落としていました(^^

2013-09-05 21:27:18
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

続き)@Kontan_Bigcat 沖合い海水のグラフの件、追加のグラフ http://t.co/WU02Z8LI2w を作るのに、すっかり時間がかかってしまった。 (明日連ツイします。)

2013-09-06 21:28:15
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

海域モニタリング地点 ( @tsokdba さんによる。どうもありがとうございます。) http://t.co/28IGKxIhMc

2013-09-07 18:47:59
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

福島第1原発:汚染水流出 影響なし、試験操業海域の放射能濃度平常 /福島 http://t.co/2sBE55TGTN この結果って、福島県HPに出たのかな? 私には見つけられないのだけどてん。

2013-09-07 01:40:00
上海II @shanghai_ii

@Kontan_Bigcat こちらですね。 福島県:試験操業海域における環境放射線モニタリングの強化 http://t.co/VQexpzQ78F

2013-09-07 03:56:54

沖合海水のグラフ

Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

先日、東電から「汚染水がずっと(少しづつ)海に漏れていました」という公表があった。このこと自体は、いわば「みんなが知っていた(けど言わない)事実」だったけど、その影響がどのくらいあったのか? ということを、ちゃんと解説している人はいないように思う。

2013-09-07 02:10:23
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

最初に見てほしいのは、浪江町請戸沖、第1原発沖、第2原発沖の、いずれも沖合3km地点のグラフだ。 http://t.co/dZRW0K3eYX

2013-09-07 02:13:48
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

この3地点では、Cs-137濃度、Sr-90濃度とも、0.01~0.1 Bq/Lの間をずっと推移していて、なかなか下がらない。 事故前の海水の濃度は、いずれも 0.001~0.002 Bq/L程度だったから、事故前の10倍~100倍程度で、ずっと推移していることになる。

2013-09-07 02:17:26
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

このように、いつまでも海水中のCs-137、Sr-90濃度が下がらないのは、第1原発から海に漏れ出している汚染水の影響だろう。 これはもちろん望ましくないことだが、しかし逆に言えば「影響はせいぜいこの程度しかない」と言うこともできる。後述するが、魚の汚染を心配するほどではない。

2013-09-07 02:21:08
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

これは、この3地点の、Cs-137濃度(横軸)と、Sr-90濃度(縦軸)の関係を、日付順につないだグラフ。 0.001~0.01 Bq/L程度の範囲を、ランダムに推移していて、なかなか事故前の値(図の左下の水色の点)に近づかない。 http://t.co/U73vo76j1l

2013-09-07 02:25:41
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

次にこちらは、東電が測定している、もう少し原発から離れた3地点の、Cs-137とSr-90のグラフ。 http://t.co/zgXJO060YF

2013-09-07 02:28:24
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

上の「第1原発沖15km(T-5)」地点は、沖合海水としては、事故初期からずっとSrの測定が行われている、本来なら貴重なデータとなる地点なのだが、残念ながら2012年3月まではCsの検出限界が高く、それ以降はSrの検出限界が高いために、両方の数字のわかるデータが僅かしかない。

2013-09-07 02:32:31
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

なぜ東電が、こんなタコな測定しかできないのか、私にはわからないが、それでも現在では、Cs-137、Sr-90とも、0.01 Bq/L程度、もしくはそれ以下で、事故前のせいぜい10倍程度しかないことはわかる。

2013-09-07 02:35:14
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

真ん中の「仙台湾中央(T-MG5)」のグラフでも、やはり現在は、Cs-137は、0.01 Bq/L程度、Sr-90はそれ以下で、やはり事故前の10倍程度以下しかないことがわかる。(大洗海岸3kmは、なぜかCs-137の検出下限が高い。)

2013-09-07 02:38:15
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

一方、データ数は少ないが、文科省の測定は検出下限が低いので、現在の数字を知ることができる。 こちらは、 仙台湾沖50km(M-B3)、相馬市沖22km(M-C1)、南相馬市小高沖30km(M-E1)の3地点のグラフ。 http://t.co/CcyZZHItsv

2013-09-07 02:41:58
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

この3地点では、何れも、Sr-90濃度は、ほぼ事故前の濃度近くまで下がっており、Cs-137濃度も、事故前の濃度の数倍程度まで下がっていることがわかる。  このように第1原発から離れた地点では、汚染水漏れの影響は、ほとんど心配する必要はない。

2013-09-07 02:46:33
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

こちらは、先ほどと同様に、この3地点のCs-137濃度(横軸)とSr-90濃度(縦軸)のプロットを、日付順につないだグラフ。 http://t.co/VVEPBWwaGx

2013-09-07 02:49:14
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

この3地点では、すでに、事故前の値(水色のドット)に近いところまで、Cs-137、Sr-90濃度とも、低下している様子が理解いただけると思う。

2013-09-07 02:51:08
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