そういえばこの前こんな本を買って見たんですけども、なかなか面白かったです。 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 (講談社学術文庫) http://t.co/a7rLUAHtec @amazonさんから
2013-09-08 03:11:04「ものづくり」の科学史はサブタイトルのあるように、ものづくりの中でも標準にスポットを当てた本でものづくりというよりは標準化革命と言った方が適切な内容でしたが、ミリタリ趣味の人で言われる豊富な物資と技術力を持ったアメリカを指す「米帝」がなぜ「米帝」と言われるようになったのか
2013-09-08 03:13:44プロローグの万博から始まり、プロイセンに敗北したフランスの軍事改革の中で生まれたその後のものづくりに大きな影響を与えることになるグリボーバルシステム。そしてグリボーバルシステムに強い感銘を受けた独立間もないアメリカでグリボーバルシステムはさらに成長を続けていく
2013-09-08 03:20:12互換性と標準化、グリボーバルシステムから発展し確立されたこの二つの概念は科学的管理法や大量生産へと飛躍していくことになり20世紀のアメリカを支えた強力な力となって行く、その一連の流れが手短にまとまっていてなかなかの良著です。
2013-09-08 03:27:00さっきのりさんのツイートしたサイトにもありますけど、熟練工が徴兵されたから生産が云々、直接的にはそうなんでしょうけども、もう少しかんがえると未経験の労働者でも一級品が作れるだけのシステムを作る能力がなかったという事なんでしょうね...(他国だったら素人工だけでできたも違いますが
2013-09-08 03:36:18昨日ツイートした通り、戦前の日本は専門工場というよりは少数生産による多角経営的なものだったそうなので、そうなると汎用工作機械が中心で職人の腕がモロでちゃうのでしょうね、専用の工作機械なら融通は効かなくても少ない熟練度で大量生産が可能なんでしょうけど
2013-09-08 03:41:07そのためには各企業や産業間で同一規格を採用することが出来るだけのノウハウの蓄積や需要が必要なのと同時に、陳腐化しない規格を制定するだけに能力が必要なわけで効果的にこれが行われるには急速な発展が終わって緩やかな発展に落ち着くまでの段階を踏まないと難しそうです
2013-09-08 03:44:26いやまぁ日本が負けちゃたから、これが足りなかったという話になっちゃいますが、でもアメリカも急激に航空機は性能が向上している頃で、部品の規格化を行う時それが陳腐化したり難しい問題をどうやってクリアしたかorクリアできなかったにかとかも十分考察に値する気がします
2013-09-08 03:49:06@fussoo_moe よく例に出されるのは朝鮮戦争で米軍に物資を供給するため、既に規格化された米軍に合わせた規格品を作らなければならないという課題が大きな問題になって治具の採用や品質管理の手法を学んだとはよく言われますね
2013-09-08 03:51:30@fussoo_moe あとアメリカや英国もそうだったのですが、鉄道は早期から規格化が進められるものなので鉄道系の規格はせんぜんでもふきゅう@していたと思いますよ
2013-09-08 03:53:29@futaba_AFB あー、なるほど。たしかに当時の日本では工業製品の需要は雀の涙ほどでしょうから、米軍の全面戦争である朝鮮戦争で発生した需要はすさまじいものがあったでしょうね……それこそ生産設備や体制を全部入れ替えてもおつりがでるくらいに……
2013-09-08 03:53:45@fussoo_moe 朝鮮戦争の影響も定説と言えるほどではなさそうですが、扶桑さんがいうような側面もあったようです。そこらへんの話は富国強兵の遺産という本が参考になるかもです。
2013-09-08 03:58:43@fussoo_moe 鉄道は歴史が長くてある程度使われている技術が枯れているというのと、相互乗り換えのメリットがすごく大きいというのがありますしね、規格化とかの話ならさっきツイートしたものづくりの科学史が様々な例をあげていてすごく面白かったです。
2013-09-08 04:03:21