ブエノスアイレスでの安倍首相発言

早川由紀夫 @HayakawaYukio

安倍首相「フクシマについて、お案じの向きには私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」事実に反する。2011年3月15日と21日、放射能霧が東京を襲った。その痕跡はいまも残る。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

Let me assure you, the situation is under control. It has never done and will never do any damage to Tokyo. http://t.co/HasQb7q8Ef 32:30付近

早川由紀夫 @HayakawaYukio

質問「安倍首相は東京に影響ないと言ったが、根拠は何か」49分頃。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

安倍総理の答え「まったく問題ない。どうか。新聞のヘッドラインではなく事実を見ていただきたい。汚染水の影響は港湾内の0.3平方キロ内で完全にブロックされている。数値はガイドラインの500分の1」　55分あたり

早川由紀夫 @HayakawaYukio

安倍首相の答えつづき「食品や水からの被ばく量は、日本のどの地域でも、この基準の100分の1です。つまり健康問題については、いままでも現在も将来も、まったく問題ないとお約束します。」56分ごろ

早川由紀夫 @HayakawaYukio

解説。東京がフクシマの影響をまったくうけてないとの断定は、いまの汚染水に限ったことだったようだ。2年前の事故は不問にしたと判断できる。「日本のどの地域でも」健康問題がないの発言は、帰還困難地域を指定している政治判断と矛盾する。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

科学者がリスク評価をどんなに努力しておこなっても、最後は政治家によるリスク管理で世の中が動くことを示すよい例だ。科学によるリスク評価は、リスク管理の判断をする際に1割の重みしかもたない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

港湾内の0.3平方キロより外の数値はガイドラインの500分の1だと言ったのはよかったが、それを「完全にブロックされている」と表現したのは勇み足だった。まるで海中に仕切りをつくったかのようだ。じっさいには、海水の移動を妨げる構造物は何もないのでしょ。世界の海はつながっている。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「港湾内の水についても、東電は、外洋と完全にブロックされた状態ではなく、水が行き来していると説明している。」東京新聞:首相強弁「汚染水問題ない」　ＩＯＣ委員質問に回答　実際は外洋漏えいも:社会(TOKYO Web) http://t.co/gA2zQrNQjQ

早川由紀夫 @HayakawaYukio

安倍首相発言「健康問題については、いままでも現在も将来も、まったく問題ないとお約束します。」よく練られた言葉だ。健康被害が発生しないとは言っていない。健康にどんな症状が出ても問題にしないと言っている。ぜったいに間違えることがない言明だ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

最高権力者によるこの種の発言を許すかどうかだけにかかっている。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「東京に影響ない」は、いま汚染水問題に限った話なのでよしとする。「港湾内の0.3平方キロ内で完全にブロック」は、事実と反する虚偽だ。