9年間不登校・引きこもりだった教え子を慶應に入れ、国語偏差値40の子3ヶ月で早稲田に入れた方法

 夏休みが終わって、ああうまくいかなかったなという人もいるかもしれないけれど、これを読み直してがんばってほしい。9年間不登校・引きこもりだった教え子を慶應に入れ、国語偏差値40の子3ヶ月で早稲田に入れた方法です。
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Naoto Hayashi @CheNaoto

今日のtogetterでさて最後にして、以後はテレアポにでも集中しようかなと思っているのですが、今日最後のtogetterだけは皆さんに見ていただきたいなぁと思いながら。多分最後のtogetterは「9年間不登校・引きこもりだった教え子様を慶應義塾大学に合格させる方法」

2013-09-08 23:05:17
Naoto Hayashi @CheNaoto

その前に、これ書いている私がどういう人生を歩んで来たかですが、私は高校には三ヶ月ぐらいしかまともに通いませんでした。というのも、情けない話ですが、間違って優秀といわれる高校に入って、ほとほと勉強について行けなくなったからです。

2013-09-08 23:06:08
Naoto Hayashi @CheNaoto

元々私は、負けず嫌いな性分で、ただ実力はあまり伴っておらず、中学三年生のときは、やたら負けず嫌いなのに、普通の公立学校でも平均以下の成績という残念な感じでした。ただ、このままで人生終わりたくないなというそれだけの思いだけで、県内で一番の高校を目指すことにしました。

2013-09-08 23:07:15
Naoto Hayashi @CheNaoto

この話の一つの教訓ですが、もしこのままじゃ終わりたくない。このままじゃ自分の人生よくないな、と思っている人がいたとしたら、勝負を掛けるのは中学受験でも高校受験でもなく大学受験であるべきだということです。間違ったところで勝負を掛けると結構後々詰みます。

2013-09-08 23:08:57
Naoto Hayashi @CheNaoto

あと、学校を選ぶ時に、これは中学でも高校でも大学でもそうですが、とても大事なことは自分の学力ではなく、自分の性格を把握することです。たとえば、自分はみんなが勉強しているときに勉強するタイプか、それてもみんなが勉強していないときに勉強するタイプか。

2013-09-08 23:09:38
Naoto Hayashi @CheNaoto

気が強くって、びりケツで入っても、がっつりトップに行くか、それとも下位層なら下位層で甘んじてそのままへたれてしまうタイプか。そういう性格分析を、自分の願望抜きに、客観的にやれるかどうかで幸せになれるかどうかが変わります。

2013-09-08 23:10:22
Naoto Hayashi @CheNaoto

これは受験でも仕事でもそうですが、ある時期一気に集中して常人以上の仕事をばりばりこなして一気に上にいってしまった方が、だらだらと下位層に甘んじながらだらだらとできる限りの努力をするよりも楽だったりします。なので、今回一気に成績を上げて、楽に大学に合格できる方法について書きます。

2013-09-08 23:12:52
Naoto Hayashi @CheNaoto

結論からいうと、私は公立の中学校で平均以下の成績から、県内で一番の高校に入りました。これは、戦略的に受験勉強をすることが出来たからです。戦略とは闘いを略すと書きます。つまり、闘わない場所を決めることが戦略、闘いでは、闘わない場所を決めることが一番大切なのです。

2013-09-08 23:13:57
Naoto Hayashi @CheNaoto

私は、闘う場所を決めることにしました。受験生にありがちなことですが、私もこれといった得意教科はありませんでした。ですから、努力に比例して得点が取れる教科と、そうでない(ように思えた)教科を分けることにしました。

2013-09-08 23:14:38
Naoto Hayashi @CheNaoto

当時の宮城県の入試では、国語の出題はわけがわからず、数学は半分を占める基礎問題以外はやたらむずかしく、英語は難しいことは難しいですが頑張れば取れそうで、社会・理科はすごく取りやすかった。そして、400/500点行くかいかないかぐらいで県内トップ100には入れた。

2013-09-08 23:15:55
Naoto Hayashi @CheNaoto

私が目指していた仙台第二高校は、ざっと320人は入れますから、内申・推薦を考えても、TOP100に潜り込めれば、どうにか入れるだろうという見立てを立てました。そこで、数学と国語は60点/100点、英語・理科・社会は90点/100点を取ろうと決めました。

2013-09-08 23:17:37
Naoto Hayashi @CheNaoto

そうすると、270+120で390点は取れます。さらに10点ほど上乗せすればTOP100に入れますし、そこまでしなくても合格するでしょう。確かに仙台二高は県内で偏差値が68か69ぐらいの難関でしたが、他にも難関高校はあるのでばらけるはずだから、TOP100に入れば合格は固い。

2013-09-08 23:18:34
Naoto Hayashi @CheNaoto

こういう風に闘わない部分を決めました。そうと決めたら、次は点数を取って行く作業です。まず一番最初にやったのは、過去問を解くこと。といっても、普通の公立高校で平均以下の成績なんですから、過去問なんて解ける訳がありません。

2013-09-08 23:20:23
Naoto Hayashi @CheNaoto

そこでとりあえずどのあたりが出て来るか傾向を分析し、試験と同じぐらいの難易度、特に試験の中でも簡単な出題のものと同じぐらいの難易度の参考書を買い込んで、一問も不正解が出ないように7周ぐらいやり込みました。参考書1周を1日とか2日で、すごい集中力で終わらせてました。

2013-09-08 23:21:07
Naoto Hayashi @CheNaoto

そんな感じで、中学三年生の10月ぐらいから真面目に勉強しはじめて、12月には確実に合格できるなという手応えを感じ始めました。3月に試験があり当たり前のように合格しました。周りの人はびっくりしていましたが、私からすればそれは想定内のことでした。こういうことはこの後もあります。

2013-09-08 23:22:18
Naoto Hayashi @CheNaoto

ただ、こういう戦略「闘わない場所を決める」というやり方で高校に合格したので、闘うべき場所でもそうでない場所でも真面目に努力してきた他の友達とは、入学後一気に差を付けられてしまうようになりました。特に、数学で大きな差を付けられ、テストを受ける度に100位ずつ下がりました。

2013-09-08 23:24:08
Naoto Hayashi @CheNaoto

入学した時は、狙った通り100番ぐらいで入ったのですが、次は200番、ここで踏みとどまれば良かったのですが、そこまで強くなくて次は280番、そして最後は313番。320人中です。頭痛がしました。

2013-09-08 23:24:48
Naoto Hayashi @CheNaoto

私は、中学の時、勉強ができなかったときは部活をしていました。長距離陸上です。女の子にモテた試しは生まれてこのかたあまりないですが、なにはともあれ、部活ができるから、勉強ができるから、恋愛ができるから、自分には価値があり、存在意義があるのだと思っていました。

2013-09-08 23:25:37
Naoto Hayashi @CheNaoto

高校に入って、相変わらず足は早かったのですが、ケガをして部活ができなくなって(というより先生から止められて)、勉強もできなくなって、もちろんそんな情けない有様ですから恋愛もできない。(してたけど、こういう仕事とか勉強がうまくいかないときの恋愛は本当に虚しくて悲しくて寂しい。)

2013-09-08 23:26:29
Naoto Hayashi @CheNaoto

つまり自分には何の価値もないのです。何の価値もない。部活も勉強も恋愛もできない。これは驚くべきことでした。なんてことだろう。どうしたことだろうと思いました。本当に何も出来ないんです。生きている価値がないなってつくづく思いました。困りました。死にたくなりました。

2013-09-08 23:27:35
Naoto Hayashi @CheNaoto

そんな時、一つの価値観に出会いました。その人は、カントの価値論だと言っていたけれど、本当にそんなものがあるのかはよくわかりません。もしかしたら高校生だった自分に権威付けして伝わるように少し工夫しただけなのかもしれません。とにかくそれはこういう考え方でした。

2013-09-08 23:28:33
Naoto Hayashi @CheNaoto

たとえば、いま冷静に考えてなんの価値もない人間がいたとして、はて将来その人に価値がないかどうかは分からない。いま価値がないように思える人間であっても、将来なにかの価値を生み出す存在の、その割引現在価値として生きているのかもしれない。

2013-09-08 23:29:55
Naoto Hayashi @CheNaoto

ならば、自分はその将来の自分が果たすかもしれない価値創造を信じて、そのための準備期間として今を生きよう。どんな不条理なことがあったとしても、かならずそれを乗り越えて、自分みたいな不遇な目に会う人を少なくするために、将来何か大きな価値創造をやらかすんだ。

2013-09-08 23:30:40
Naoto Hayashi @CheNaoto

そういうふうに考えて、苦しい高校時代をやり過ごすことにしました。このときの経験から、私は競争というのは決して人を幸せにしないと考えています。他人と競争すると、どうしても自分が努力するより、人を呪ったり、人の邪魔をする方が効率が良くなる。これはよくありません。

2013-09-08 23:33:12
Naoto Hayashi @CheNaoto

そうではなくて、自分が昨日の自分より強くあること。その繰り返しによってしか人は強くなれないのです。強くありたい。昨日の自分より強くありたい。弱い自分に対して強くありたい。そう思わない限り人は強くなれないでしょう。

2013-09-08 23:34:30
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