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日本の「ヒーロー」・・・ちゃんと創ろうよ! その3 ~子供だまし~

ヒーローものに限りませんが、 日本のエンタメには数多くの「子供だまし」があります。 一方、PIXER映画はどうでしょうか? この差異から、日本のヒーローもの…エンタメの方向性を考えてみました。
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沼田やすひろ @numatayasuhiro

「子供だまし」ということ 今日、私塾で「対象年齢」について質問がありました。 これについて私は今まで「あたりまえ」だと思っていたため、 無意識にスルーしてきましたが、 非常に重要なために、ちょっとつぶやいておきます。

2013-09-12 23:48:09
沼田やすひろ @numatayasuhiro

映像作品において、 「子どもが観られる」作品は レーティング制限にかからなければ良いわけです。 これは残酷な描写や性描写など、 自主的に規制していく内容です。 過度に「怖がらせたり」、 「気持ち悪く」させてはいけません。

2013-09-12 23:48:20
沼田やすひろ @numatayasuhiro

仮に、そのような内容を表現したければ、 子どもたちにとって意味がわからなく、 大人にだけ意味がわかるような 抽象的な表現にすることになります。 これは表現者としての腕の見せ所です。

2013-09-12 23:48:31
沼田やすひろ @numatayasuhiro

このような高度な表現ができない(嫌いな)表現者は リアリティと称した具体的なビジュアルで 作品を創ります

2013-09-12 23:48:41
沼田やすひろ @numatayasuhiro

筋立てにおいて、 変化を納得させるプロセスである「13フェイズ構造」は 思春期前の子どもにも理解できるものです。 決して、難しいものではありません。 学校などで社会生活を営んでいると本能的に身につきます。

2013-09-12 23:49:13
沼田やすひろ @numatayasuhiro

ただ、幼児期のように 「社会の中で認められる」という経験の少ない時期には、 「一つの刺激で一つの変化」という急な変化しか認識できないようです。

2013-09-12 23:49:28
沼田やすひろ @numatayasuhiro

(私は、13フェイズプロセスを経ていない短絡な変化しか体験せずに成長した子どもは他者に対しても短絡的な変化しか要求しない[例えば説得ではなく大声で怒鳴れば相手が変わると思うような]社会人になってしまうのではないかという仮説を持っています。実証されていません。研究者を待っています)

2013-09-12 23:51:49
沼田やすひろ @numatayasuhiro

日本の多くの映像表現者は、 筋立ての作り方を知らないために、 プロセスを経ない、 短絡的な変化をキャラクターにさせてしまいがちです。 これが「子供だまし」なストーリーです。

2013-09-12 23:52:10
沼田やすひろ @numatayasuhiro

そのような映像表現者は、往々にして、 前述の抽象的な映像表現法などは知りませんから、 「大人でも楽しめる」ようにと称して、 残酷な描写や強い性表現を導入して 誰に向けて創ったのかわからない 陳腐な作品を創ってしまいます。

2013-09-12 23:52:22
沼田やすひろ @numatayasuhiro

PIXER映画を考えてみましょう。 多くの方は「アニメだから子ども向けだろう」と考えておられると思いますが、 違います。 コアターゲットは「親の世代」です。

2013-09-12 23:52:40
沼田やすひろ @numatayasuhiro

トイストーリーのおもちゃたちは親の世代が子どもの頃に触った覚えのあるものです。 カーズは親の世代にとって懐かしい型の車たち。 ニモの真の主人公は父親。 モンスターズ・ユニバーシティをご覧になりましたか? あの世界観は「大学でのサークル活動」を体験した者のためのものです。

2013-09-12 23:52:59
沼田やすひろ @numatayasuhiro

親の世代が観て、納得する変化をキャラクターにさせるために しっかりした筋立ての構造が創られています。 (拙著、おもつまアニメを御参照ください) でも、その映像表現は子どもが観ても大丈夫な刺激に抑えられています。

2013-09-12 23:53:29
沼田やすひろ @numatayasuhiro

宮崎駿監督は傑作「紅の豚」を失敗作だと考えておられるようです。 それは「アニメは子どものもの」と認識しているからです。 「自分のために…大人のために創ってしまった」と悩まれていたのです。

2013-09-12 23:54:16
沼田やすひろ @numatayasuhiro

PIXER映画は、「大人が観ても楽しめる」ではなく、 「子どもも安心してみられる」親の世代向けの作品なのです。

2013-09-12 23:53:47
沼田やすひろ @numatayasuhiro

ラピュタの公開時、某玩具メーカーの方たちが、その内容を 「子供用には難しすぎる…やりすぎだ」と口々に言っていたのを覚えています。

2013-09-12 23:54:42
沼田やすひろ @numatayasuhiro

日本人の宮崎駿監督への認識は、その程度だったのです。 奇しくも、日本初のTV用大人向けゴールデンタイムアニメは 宮崎駿監督の参加したルパン三世です。

2013-09-12 23:55:00
沼田やすひろ @numatayasuhiro

紅の豚以後も「大人のため…子どものため」という葛藤で制作し続け、 ついに「風立ちぬ」では「大人向けで、子どもも観られる」という PIXER映画の境地に至ったとき、 宮崎駿監督は自身の大きな最終変化を遂げられたのではないでしょうか。

2013-09-12 23:55:18
沼田やすひろ @numatayasuhiro

先般の映画ガッチャマンには裏設定が大量にあったそうですが、 「子供だまし」であったために、 裏設定を喜びそうな大人からは一切そっぽを向かれました。

2013-09-12 23:55:34
沼田やすひろ @numatayasuhiro

世界に通じる作品は、 「大人向けで、子どもも観られる」作品です。 そのためには しっかり、変化を納得させられる筋立ての構造を創られるようにし、 「子どもが安心して観られる映像表現」ができるようにしなくてはなりません。

2013-09-12 23:55:47
沼田やすひろ @numatayasuhiro

それは決して簡単ではありませんが、 手が出ないほど難しいものでもありません。 正しいメソッドで学べば、必ずできます。 しっかり、新しい日本の映像作品を生み出していきましょう!

2013-09-12 23:56:05

コメント

鋼鉄サンボ @koutetusanbo 2013年9月13日
「先般の映画ガッチャマンには裏設定が大量にあったそうですが、「子供だまし」であったために」←注:『子供も騙せないレベル』
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不名誉 @sanukiudonkirai 2013年9月13日
他方を貶める事で自分の愛する世界を底上げしようとしているピクサーの妄信的ファンにしか見えないのはなぜなのか。
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ごえたろ @goetaro 2013年9月13日
PIXAR映画は素晴らしいってことなら、メリダはどういう扱いなんだろう。PIXARでもダメな奴はダメなんだし、ガッチャメェンがダメでも宮崎アニメが頑張ってるって言うんなら日本の作品を殊更にダメ出ししなくてもいいんじゃないかとは思いますね。ラインバレルの人のウルトラマン漫画は読んでないから知らないけど、「ウルトラマンサーガ」は子供だましじゃない映画だったし。あと細かいことですがPIXERじゃなくてPIXARなのでは。
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marumushi @marumushi2 2013年9月13日
日本でハリウッドメソッドの後追いしても同じようにはいかないってのはそこそこ共通認識だと思ってたけどそうでもないのか
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