これは問題！〈生活困窮者自立支援法〉は生活困窮者のための法律ではなかった。（9/13集会まとめ）

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

間もなく始まります。「ここが問題！生活困窮者自立支援法」　本日はユースト中継も予定されています。会場はほぼ満席、なのに続々と来場者が。 (live at http://t.co/6KbrUMgbwN )　#生活困窮者自立支援法　

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

集会始まりました！ 司会「集会の趣旨は生活保護法改正法案と生活困窮者自立支援法が再提出されるとのこと。改正法案は議論がすすむが、生活困窮者自立支援法はよく知られていないし、いろんな意見がある。貧困について、あらゆる角度から議論ができる叩き台になる。」 #生活困窮者自立支援法　

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

司会「何が出てくるかわからない集会。参加者もそれを期待？」#生活困窮者自立支援法　

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

まずは基調講演「生活困窮者支援の課題」（法政大学教授・布川日佐史さん）生活保護をめぐる動向から。8月に基準引き下げ、今はそれをめぐって大きな動きが出てきている。全国的な審査請求など。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→生活保護は増加ではなく停滞の方向。80年代に比べれば増加しているが、80年代に水際作戦を展開して受給者を減らした。そういう動きに突入しているのではないかという危機感がある。これが今日の議論の前提。＃生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→回転ドア方式で就労と生活保護を繰り返す。ハローワークにも迷惑な制度。これを踏まえて生活困窮者の支援をどうすべきかを考えなければならない。／「生活困窮者」とは生活に困窮するおそれのある人ではない。既に困窮している人への支援で、ますは医療や家賃など生活保障。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→次に困窮に陥った原因を探り、脱却を阻害する要因を除く為の支援が必要。資格を取る、そのための時間をかける。ちゃんとした雇用に就くために日常生活の支援、仕事先に適応できない場合のためのジョブコーチなど。定着のための支援が本来の困窮者の支援。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→「生活困窮者」の定義。保護を受給していないが保護に至る可能性のある者。国会答弁によれば、「要保護者（生活保護が必要な人）」は含まれない」とのこと。防貧ではなく救貧の制度。経済的困窮に陥りそうな人は含まれない。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→要保護者が含まれないとするなら、現に困窮しているが生活保護の対象にならない人が困窮者支援法の対象。それは、一体どのような人か。対象が非常に狭く設定されている。当初は、社会的に孤立している人も含めて支援していこうと言うことだった。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→要保護者（生活保護が必要な人。利用者に限られない。）を含まないは、生活保護が必要なのに利用できていない人が含まれなくなる。生活保護に繋ぐ支援が必要で、そういうことを法律に明記する必要がある。また、「現に困窮している」水準を広げて対象を広げることが必要。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→自立支援事業は２つの必須事業と５つの任意事業。自立相談自演事業谷居住確保、就労支援、家計相談など。就労支援についての課題について述べる。就労支援は、①就労準備支援：半年から１年に区切る、②就労訓練事業：中間的就労。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

@Satoko_Tokutake 【誤字修正】自立相談自演事業谷居住確保→自立相談、支援事業や居住確保

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→①就労準備支援はモデル事業が始まっているが、生活保護利用者も含まれている。支援内容は、生活自立支援、社会自立支援、就労自立支援の３つを段階的にする。就職活動をすることに重点を置いて入っている。「準備」だが実際には就活が大きい。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→就労準備で就職活動を一生延命することになっているのが課題。就労準備支援には就労経験や就労体験用意されているが、「就労」ではなく、雇用契約は伴わないことになっている。軽易な作業でも最低賃金を適用すべき。普通に働ける人が普通に働いて→　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

@Satoko_Tokutake 【誤字修正】一生延命→一生懸命

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→作業が軽易と言うだけで最低賃金の適用がないなどあり得ない。／②就労訓練事業（中間的就労）は、一般就労と障害者就労移行支援事業の間に位置するとの説明。職業訓練でもないし、就労でもない。障害者は計画立てて段階的にしっかりと就労する（移行支援事業）でもない。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→位置づけが非常に不明確で、何でもあり。今いろいろ取り組まれている者を事業化しようというものだが、整理が必要。事業体も様々な事業体が入ってくるので事業の区分もない。さらに、就労支援担当者の他に就労先に同行し就労の指示をする支援スタッフを置くとのこと。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→どこで、どこに雇われて、誰の指示を受けて、就労先で訓練してくれるのか、わからない。危惧がある。／問題点を述べる。訓練といっても中身が伴わない。働くことそのものがＯＪＴで訓練、というカリキュラムがない。時間をかけて訓練していく仕組みではなく先が見えない　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→「労働者性がない」という判断を誰がどういう基準でするのか。曖昧。形だけそうして賃金を下げる可能性もあり、最低賃金がなし崩しになる。誰が紹介するかによっては職業安定法違反。就労契約の相手方も不明。事業所間の請負になりかねない。ちゃんとした商業訓練になるのか。#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→モデル事業の中には、時間をかけてやっていこうというところと、短期でお節介で上から目線でやるところと出てくる。事業所そのものも不安定。目先の数字を出すことに躍起になるのではなく、安定的な仕組みにするべき。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→生活困窮者支援というなら、まず生活保障が大事。生活保護を使えるようにするべき。中間的就労が訓練というなら、訓練としてしっかりするように。労働者、最低賃金などが曖昧にならないように。外国人研修はそこを曖昧にした。既存事業でもはっきりさせるようにすべき、。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→今は学生でも正規雇用されるのは大変。労働を人間的な労働に。そのあたりが、制度を真っ当な制度にするのと同時に、やっていかなければならないことではないか。以上。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→司会：法案は制定されていないのに、モデル事業などは着々と進んでいる。具体的にそれぞれの事業や課題について、次からのシンポジウムで。　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

シンポジウム開始。森川清弁護士：困窮者支援法の推進派の言い分としては「準要保護層」を支援する仕組みがないので、そこを支援するとのこと。しかし、要保護層でも生活保護を利用できてない人がいる。生活困窮者自立支援法は要保護層が生活保護の方に行かないようにする　#生活困窮者自立支援法

徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→生活保護を水際で食い止めるのではなく、沖合に行って食い止める「沖合作戦」。昨秋から生活困窮者支援の流れが急速になった。生活困窮者の支援に就いての特別部会のメンバーに有期保護を主張していた自治体首長達。有期保護から困窮者自立支援に方向転換した、との推測。　#生活困窮者自立支援法