- choco_sundae1
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修習開始までもう少し時間があるが…。今のうちに、修習予定者向けのTweetをしておこう(過去の再掲分、再編集分を含む)。
2013-09-14 23:21:44【裁判修習の留意点】修習では私物のPCを使います。ワープロソフトは、一太郎ではなく、WORDを用意しましょう。そして、Microsoft IMEやATOKの「句読点」の設定を,「、」(読点)から「,」(カンマ)に変更しておきましょう(公文書のルール)。
2013-09-14 23:24:27【裁判修習の留意点】裁判官を「先生」と呼ぶのは,(ローの教授や研修所の教官を呼ぶ場合でもない限り)適切でないと思います。部総括裁判官を○○部長、と呼び、その他の裁判官を○○さん、と呼ぶことが多いと思いますが、ローカルルールがあればそれに従いましょう。
2013-09-14 23:26:23【裁判修習の留意点】裁判修習に限りませんが、修習中は、自己紹介をする機会が沢山あります。1分で、とか、3分で、などと、自己紹介の「尺」を指定されることがありますので、長いバージョン、短いバージョン、まじめバージョン、笑いをとれるバージョンなど、何通りか用意しておくと良いでしょう。
2013-09-14 23:28:20【裁判修習の留意点】 貸与制になってから、裁判官の方から修習生を飲みに誘いづらくなったように思います。酒席での「率直な話」を聞きたかったら、修習生の方から「ご一緒させて下さい」と誘うくらいで丁度よいと思います。もちろん、喜んで連れて行ってくれる裁判官を見分ける必要があります。
2013-09-14 23:34:05【民裁修習の留意点】①どういう書面(訴状,答弁書、準備書面…)の評価が高いか・低いか、②どういう尋問の評価が高いか・低いか、③期日の前にJがどのような準備をしているか、④Jがどのような文献を主に参照しているか、⑤合議体でどのように議論をしているか、などを見ておくと良いでしょう。
2013-09-14 23:36:32【民裁修習の留意点】裁判官室の本棚にどのような本が備え付けてあるか、個々の裁判官が普段どのような本を参照しているか、を確認しましょう。あと、左陪席裁判官に、揃えておくと良い文献を聞くと良いでしょう。ついでに、「若手弁護士のための民事裁判実務の留意点」も買いましょう(ステマ)。
2013-09-14 23:40:26【民裁修習の留意点】①過払い、②交通事故(後遺障害が問題となるものも)、③不貞の慰謝料、④消費者事件(詐欺的商法など)、⑤建築請負(専門委員が関与するものも)、⑥相続関連(遺留分減殺があればそれも)、⑦二段の推定が問題となる事件(保証否認など)などを一通り見られると良いでしょう。
2013-09-14 23:43:06【民裁修習の留意点】①過払→別冊判タ33号「過払金返還請求訴訟の実務」、②交通事故→リーガルプログレッシブシリーズ、③不貞の慰謝料→判タ1278号45頁「不貞慰謝料請求事件に関する実務上の諸問題」、④⑤⑥は省略、⑦二段の推定→法曹会「民事訴訟における事実認定」、を読みましょう。
2013-09-14 23:45:39【民裁修習の留意点】過払い事件は減少傾向にありますが、そこで出てくる論点等をきちんと理解しておきましょう。大半の実務家が知っている知識は、別の事件類型においてもそれらの知識を知っていることが所与の前提とされる可能性が高いためです。
2013-09-14 23:49:43【裁判修習の留意点】修習中によく見ておくべきは、弁護士の「良い仕事」のみならず、「悪い仕事」の実例です。裁判官の解説付きで「悪い仕事」について「なぜ悪いのか」を学べる機会は、とても貴重です。弁護士の訴訟活動に対する裁判官の愚痴などをよく聞いておきましょう。
2013-09-14 23:53:11【民裁修習の留意点】民裁修習では、最近は、主張整理より事実認定が重視される傾向にあり、また、判決の全文起案(いわゆるフル起案)をさせずに「サマリー起案」をさせる傾向にあります。可能であれば、主張整理やフル起案の機会を与えてくれるよう配属部の裁判官に頼んでみると良いでしょう。
2013-09-14 23:57:31【民裁修習の留意点】フル起案は本当に勉強になります。ちゃんと判決を書くつもりで主張を整理し、証拠を精査してこそ、見えてくるものがあります。指導担当のJに添削して貰えれば一番良いですが、既済記録を貸して貰って判決を書いてみて、実際に裁判官が書いた判決と見比べてみるのも良いでしょう。
2013-09-15 00:06:57【民裁修習の留意点】実務修習では、基本書などには書いてない実務上の「お約束」のようなものに注目しましょう。弁論の更新のやり方、尋問中の弾劾証拠の出し方、書証の原本確認の方法など、見るべきポイントは山のようにあります。それらを「若手弁護士のための…」で勉強しましょう(再度ステマ)。
2013-09-15 00:15:21【民裁修習の留意点】模擬裁判の機会があれば積極的に参加しましょう。模擬裁判は、大抵、地裁と高裁で判断が分かれた事案など、事実認定が微妙な事案を使いますので、「正しい結論」に拘泥するよりも説得力のある判断をすることに注力しましょう。
2013-09-15 00:20:18【民裁修習の留意点】任官に関心のある方は、積極的にその旨を配属部の裁判官(または指導担当の裁判官)に伝えましょう。(配属部で、ではなく)修習生が集まって起案をする機会の結果はとても重要ですので、全力を尽くしましょう。例年は「導入起案」として実務修習開始早々に集まって起案をします。
2013-09-15 00:26:14【裁判修習の留意点】弁護士になるつもりだけれど、任官にも興味がある、という方は、数年弁護士をしてから任官する「弁護士任官」という制度もあることを知っておきましょう。弁護士任官を希望する可能性がある方は、任官志望者と同程度にしっかりと勉強しておく(成績をとっておく)と良いでしょう。
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