世界が人類が滅ぶんだけど別にそれを救わないお話が好き、という話

幸福太郎 @koufukutarou9

私の好きな作品のジャンルに、世界もしくは人類は滅ぶけど別に救うとかはしない、というジャンルがあるわ、滅ぶって言っても理由は色々で隕石が落ちてくるのもあれば、ただごく自然に人の種としての寿命というか、そりゃ何時か絶滅するよね、それがもうすぐなだけっていう作品もあるわ。

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例えばライトノベルの「人類は衰退しました」なんかがタイトルもそのまんまよね、種の限界として人口も減り文明も衰退してゆき、でもそこに悲壮感は無く新しい生態系の主役である、妖精さんとの共存していく、妖精さんのキャラがぶっ飛んでるので其処がメインになっちゃうけど、人類の（つづく）

幸福太郎 @koufukutarou9

人類の衰退具合がいい感じなのよ、嗜好品が貴重品になってたり、お金の概念が無くなっていたり、それって不便だけれど奇妙な安心というか諦観を覚えるのよね、もうどんなにがっついても得られる物が無い世界という事なのかしら、人類全体での隠居と余暇を楽しむ感じ、そこが好きなのよ。

幸福太郎 @koufukutarou9

漫画では「ヨコハマ買出し紀行」が一番ゆったりとした衰退を描いてると思うわ、今色々と癒しとかをテーマにした作品があるけど、これが私は一番好きだし先駆けじゃないかしら。ストーリーは、もうゆっくりと終わりを迎えようとしている人と世界の中で喫茶店の店主として暮らしている（つづく）

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人型女性アンドロイドのアルファさんの日々の暮らしがメインのお話なんだけど、本当に殆ど大きな事件も起きずゆったりとした日々が描かれているわ、ただアルファさんがゆったりというより世界そのものがゆったりしている感じね作中でも人類の夕凪という様な表現がされていたように思うわ。

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（つづき）ただアルファさんが夕立をやり過ごす回や撮った写真を眺めて思い出に浸るだけの回、長い長いトンネルを歩く回等、ゆったりとしたでも匂いや湿気なんかが伝わってくるような不思議な作品よ。

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ちなみに海外の人が選ぶBESTアニメかなにかでヨコハマ買出し紀行のOVAが選ばれていたのはびっくりしたわ、OVAも台風が来る日を描いてるんだけど、本当に田舎に来る台風って感じが描かれていて感動するわね、あれは是非見て欲しいわ。

幸福太郎 @koufukutarou9

ゲーム（エロゲ）では「終末の過ごし方」というのが在るわね、もうタイトルが秀逸よね、作中では終末を迎える理由は明かされないけれど暴動が起こってる描写があったり避難をしている人も居るけれど必ず何処に逃げても世界は終るという事は決定してるみたい（つづく）

幸福太郎 @koufukutarou9

そんな「来週、世界終ります」という状況で暴動などせず、惰性なのか日常を変えたくないのか、何故か学校で授業を受ける生徒が主人公の作品よ、ずいぶん前にこれをやった時は世界が終るなら好きなように犯罪でもするわよ、と思っていたけど今は違うわねえ、皆に平等に死が訪れるのだとしたら（つづく）

幸福太郎 @koufukutarou9

犯罪をしても意味が無いというか、そんな気がするわねえ、何をしても意味が無い状況になった場合人は日常に戻ろうとするって事も有る様な気がするわ、逃避でもあるんでしょうけど。作品自体はとても雰囲気のいい作品よ、音楽もいいし、絵柄は水彩画というか色鉛筆で描かれたような（つづく）

幸福太郎 @koufukutarou9

淡い人物や背景が余計はかない感じを出してるわ、そんな舞台で恋愛をするのだけれど、今考えても不思議な作品よ。

幸福太郎 @koufukutarou9

OVA「青の6号」元々は漫画らしいんだけど私が好きなのはGONZO製作のOVA版、これはマッドな科学者が地軸を曲げたか何かで地球の海面が大幅に上昇、世界の殆どが海に沈んだ世界で人類VS科学者が作った人工生命の戦争を描いた作品よ、滅びの理由がテロだけに、ゆったり感は無いわ（続く）

幸福太郎 @koufukutarou9

その寂れた錆び付いた感じがたまらなかったわ、人工生命も人魚っぽいのから半漁人、しゃべる鯨など多種多様、そんなのと人類が潜水艦を使い戦うっていう勝っても別に未来が良くはならない絶望的な雰囲気もよかったわ。

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ライトノベル「鉄コミュニケイション」漫画版そしてアニメもあるんだけど好きなのは番外編のノベライズ版ね、ストーリーは大きな戦争の後、もしかしたらたった一人の人類かもしれない女の子と5体の個性的なロボットのお話よ、終った世界で生き残りの人類を探しながら暮らしていたら（つづく）

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自分と全く同じ姿の女の子に出会った、というストーリーよ、人間は自分一人だけど仲間のロボットと暮らしている時の楽園っぽさがいい雰囲気なのよ。

幸福太郎 @koufukutarou9

漫画「愛人（アイレン）」滅びかけの世界で主人公は不治の病を患い、孤独に耐えかね人造人間の女性と共に暮らすという行政サービスを使い、残りの人生を2人で歩んでいくというお話（ざっくり）序盤は世界が滅んでゆく中、まったく無関係なように2人はイチャイチャしたりして暮らすのよ（つづく）

幸福太郎 @koufukutarou9

死を前にして、明日死んでも後悔の無い様に、と2人で幸せを絵に描いたような暮らしをしていくのが、不思議な感じ、周りが滅んでいく中、紆余曲折はあるが愛に包まれた楽園のような暮らしを続けていくんだけど、そこに留まらず世界と繋がる事を主人公は選ぶのよね、仕事をする、という形でね（続く）