9月4日の大雨から考える〜避難準備情報って何ですか〜
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disaster_i
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おしえてうっしー大先生! @disaster_i 「9月4日の大雨から考える〜避難準備情報って何ですか〜」についてメモ・質問します。(そのうち)答えて下さい。
2013-09-14 15:59:40
9月4日。17:10に「名古屋市全域に内水氾濫のおそれによる避難準備情報」が出た。同時刻に「名古屋市千種区・守山区に土砂災害のおそれによる避難準備情報」。さらに,17:55に「名古屋市西区・中川区の一部に新川氾濫のおそれによる避難準備情報」が出た。愛知県被害報(前ツイート1)参照
2013-09-14 16:00:37
9月4日は,名古屋市の「千種区・守山区」と「西区・中川区の一部」に何かが少し違うらしい避難準備情報が二重に出てて,なんだか気持ちが悪かった。気になって名古屋市HPをみたら,前ツイート3のように名古屋市は避難準備情報・避難勧告を対象地域とその情報の根拠を事前に決めているようです。
2013-09-14 16:00:44
あと,この事前の決め方だと,例えば庄内川の上流岐阜県で大雨降って名古屋市一部で「河川洪水による避難勧告」が出た後に,名古屋市全域に雨が降って「内水氾濫による避難準備情報」がでるような,順番逆に情報を出さなきゃいけなくなっちゃったらどうするんだろ。。。いらぬ心配?
2013-09-14 16:00:50
名古屋市webの説明を見る限り,避難準備情報・避難勧告の出し方は(良い意味で)機械的で明快で,ここまで方針を明示して実際に勧告等も出せたケースは「普通」ではなく,良い意味で特殊.行政からのきめ細かい対応が取りにくい大都市部ではこういうやり方の方がよいのかも,と思います.
2013-09-14 20:48:15
同じ地区に,避難準備情報が繰り返し出るというのは,だんだん範囲が拡大していくケースでは珍しくないですが,異なる根拠現象を元に繰り返し出てくるのは珍しいです.俯瞰的に見ると変な感じもしますが,「重ねて危険を告げている」という意味で,これも有りではないかと思います.
2013-09-14 20:48:22
完全に機械的にやると,状況によっては同じ地区に対して避難勧告が出た後に避難準備情報が出ると言うこともありそう.しかし,避難勧告は明らかに避難準備情報より上位の情報なので,さすがに「避難勧告が出ているけどあらためて避難準備情報を出す」とはしないのでは,と期待します.
2013-09-14 20:48:45
避難勧告等を小学校区を単位として出しているのは,割に一般的で現実的なやり方でしょう.土砂災害については,学区全体ではなく学区内の土砂災害警戒区域が対象であると明記されており,これも適切と思います.「ウチは土砂災害警戒区域内だ」と認知されているかどうかは課題ですが.
2013-09-14 20:49:45
洪水災害については,小学校区全体が避難勧告の対象となるようで,学区によっては浸水の可能性の低いところが含まれることがありそうですが,「浸水の可能性があるところおよびその周辺」に危険を告げるもの,と解釈すれば,対象が広すぎるとまでは言えないと思います.
2013-09-14 20:49:51
おそらくこのやり方だと,名古屋では避難勧告対象がすぐに100万人単位になると思います.「そんな多くの人が避難するところがないっ!」と言われそうですが,都市部でマンション住まいの人などは洪水の中わざわざ避難所に移動する必要はほぼありません.避難所へ行くだけが対応行動ではありません.
2013-09-14 20:50:35
避難勧告は「避難所へ行け情報」ではなくて,「身の安全を図って情報」だという認識が重要.居住地,浸水等の状況などによって安全確保の仕方は異なります.いざというときに慌てないためにも,まずは自分の関係する場所でどのような災害が起こりうるのか,日頃から確認しておくことが重要です.
2013-09-14 20:51:21