奨学金の仕組みってどうなってるの?~返せない!そんな場合にはまず相談を。(9/14シンポまとめ)

返したくても返せない奨学金。 その背景と、実際に返済困難になったときにどのような制度が使えるか、大阪弁護士会でのシンポの内容をまとめました。 返せない状況になったら、ふくれあがる前に相談しましょう。
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

ここは大阪弁護士会。これより〈奨学金を考える連続企画第1弾〉「奨学金の仕組みってどうなってるの?」が始まります。第1部リレートーク「今時の大学生のリアル」、第2部説明会「奨学金制度の仕組み」「奨学金の返済に困ったとき、どうすればいいの?」、そして第3部は相談会、と盛りだくさん。

2013-09-14 13:34:24
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

第1部「いまどきの大学生のリアル」→奨学金を借りている人が半分くらいいる。奨学金って何?というところから始まった。いつかは返さなくてはいけないという位の認識。最初に、奨学金とは何かというところから話をする。奨学金の8割が日本学生支援機構、利息付きの奨学金が拡大してきた。(続

2013-09-14 13:41:58
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→無利子奨学金は申し込んでも78%が抽選漏れで使えない。ほとんど利息付きの借金というのが奨学金。ネットでも「奨学金は返すもの」「返せなくなったのは自分の責任でしょ」といわれる。でも、月10万円、利息3%で4年借りると貸与総額480万→返済総額646万弱になる。滞ると延滞金も。

2013-09-14 13:45:39
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→返したくても返せない奨学金。学費が高くなっている。1969年で国立1万6000円、私立22万が2013年は国立75万5000円、私立127万。昔はこんなに学費が安かったのかとビックリ。しかも、高卒は就職がなく進学しないと、職がないか不利な就職に。行けるなら行った方がと言われる。

2013-09-14 13:50:39
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→大学に行っても就職率は下がってきている。非正規社員の割合も増えている。その中で奨学金を月2万の返還するのは難しい。日本学生支援機構の滞納者は33万人。3ヶ月滞納するとブラックリスト(個人信用情報機関への事故情報登録)にのる。裁判所の支払督促も増えている。

2013-09-14 13:54:40
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→奨学金が奨学金の機能を果たしていない。「将来の可能性を開く」のではなく潰す。貧困でも学習の機会を、という趣旨から外れている。実際には、学生にお金を貸して儲けているのではないか。教育を本人負担(両親負担)にしている。大学がどうあるべきか、という点も考える必要がある。(Sさん)

2013-09-14 13:58:36
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→Hさん:奨学金といいつつ学生ローンという話があった。自分も奨学金を借りている。借りないと大学に行けない。高校時代の友達も借りている。大学生が社会問題を同世代について何を話すかという授業で「奨学金」を挙げたら「えー奨学金?」「私はまだ大丈夫かな…」などの反応が。

2013-09-14 14:01:14
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→学生が自分たちの問題として捉えられていない。いずれ返さなければという実感も薄いようだ。そろそろ就活の時期になったが、何のために就職するのかというと、自分は、生活のためであるが、奨学金を返済しなければならないというのもある。以上

2013-09-14 14:03:08
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→Kさん:最高額の月12万円を借りている。総額は700万円くらいになる。700万円あったら何が買えるだろう。高校で就職するのが厳しい状況。奨学金の実態を知らなければ、「大学に行けます。月12万円受け取れます」と言われたら、手を挙げる。なぜこのようなことになったのか。

2013-09-14 14:05:15
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→大学の学費が高い、進学しなければ就職できない、という側面を無視することはできない。そういうことを考えた上で、奨学金はダメだと考えている。困っている、ということを知って欲しい。デモの動画に対しても「自己責任」とコメントされる。何とか就職して頑張ろうとしている。

2013-09-14 14:06:48
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→自己責任と言うところにまとめないで欲しい。自分たちも社会に出て行く。学生に協力して欲しい。ぜひよろしくお願いします。(リレートーク終了)

2013-09-14 14:07:53
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

第2部奨学金についての説明会「奨学金制度の仕組み」(日本学生支援機構労働組合・藤井さん):学生さんがよく調べて発言されたので、自分が話すことが亡くなってしまった〈笑〉。奨学金の利用が増えているが、増えているのは民間資金を使った有利子の奨学金。

2013-09-14 14:12:07
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→学費にスライドさせて奨学金の額も上げてきた。99年から選択制になり、有利子奨学金について、3万、5万、10万…と段階を設けるようになった。10万は貸す方も怖い金額。申し込みは、大学進学後の「在学採用」と進学前の「予約採用」があるが、予約採用の第1種〈無利子)枠が少ない。

2013-09-14 14:15:33
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→第1種の要件を満たしていても、採用されないこともあり、第2種〈有利子〉になることが多い。しかし、在学採用の第1種枠もあるので借り直すことが可能なので考えて欲しい。途中で金額を変更することもできる。保証人は人的保証か機関保証を選ぶことになる。

2013-09-14 14:17:24
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→18歳でお金を借りる、保証人をどうするか選択することは、想像もつかないくらい大変なこと。奨学金を利用することしか考えられないだろうし、後から驚いたり困難な状況になるのもわかる。滞納したときの個人信用情報機関への登録が導入されたときに、組合も抗議したが導入されてしまった。

2013-09-14 14:19:34
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→奨学金の額も、法科大学院に進むと1000万円を超える。さらに、司法修習生の貸与制の導入を聞き驚いている。学生さんが「名ばかり奨学金」と言ったのが胸に刺さっている。教育ローンだが、利息は卒業後から発生。返還猶予制度がある。以前は病気という理由が多かったが、今は経済的困難が多い。

2013-09-14 14:22:36
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→年収300万円という要件がある。5年間猶予期間があるので、返せないとなるとまずこれを使って欲しい。また、返還金額の減額制度があるが滞納が生じると使えない。半額だったら返せるというときは、当初から使ってもらえればと思う。猶予制度も減額制度もあまり知られていない。

2013-09-14 14:24:08
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→免除制度もあるが、死亡・心身障害という特別な事情がないと使えない成績優秀者に対する免除もあるが、第1種のみ。以前は教職や研究職に就いて15年間在職したら免除という制度もあったが、独立行政法人化の際に、その制度はなくなった。

2013-09-14 14:25:44
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→2012年度より所得連動型が導入されているが第1種〈無利子)のみ。借りるときの所得が年300万円以下。第2種には適用されない。奨学金は、教育費や若者の就職状況が大きく関わっている。

2013-09-14 14:27:47
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→今年の予算概算要求で無利子枠の拡大と、延滞金率年10%→5%、猶予期間の延長が盛り込まれる。しかし奨学金はそもそも給付制でなければならない。給付制を要求しても概算要求に盛り込まれない。高校の無償化に所得制限を設け、高校の給付制奨学金をつくるという。奨学金は奨学金、学費は学費。

2013-09-14 14:30:37
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→社会に出ると、奨学金以外に税金などもし払うようになる。世論で「借りたものは返せ」という。社会に出るまでは同じラインに立たせて、スタートさせるべき。ゼロからでなくマイナスからのスタートになる。奨学金が払えないにしても早め早めに相談して欲しい。短期の滞納なら分割返還の方法もある。

2013-09-14 14:33:12
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→名ばかり奨学金ではなく、奨学金の名にふさわしい奨学金を目指して活動していきたい。以上

2013-09-14 14:33:46
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

「奨学金の返済に困ったとき-債務整理について-」(山田治彦弁護士):日本学生支援機構の猶予制度等を利用しても、それでも払えないこともある。その場合に、債務整理という方法がある。

2013-09-14 14:37:06
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→テーマ①奨学金は借金、②借金はお金の問題だけでなく、生活・命に関わる、③借金問題は解決できる、④借金問題で困ったら速やかに法律専門家へ相談を。/①奨学金の実態は借金で、消費者金融や住宅ローンと同じ。

2013-09-14 14:40:34
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

→借りたお金を返せなくなったとき〈返済のために他から借りようになったら)、その整理が必要。借りた方が悪いという責任論もあるが、返済のために生活や生存が危機にさらされてまで返済しなければならないのか。債務整理は、そういうときに生活を立て直し、生き直すための手段。

2013-09-14 14:42:24
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コメント

くりあ/CLEA-R-NOT-3 @Clearnote_moe 2013年9月16日
二部以降は有意義だけど、一部はおいおいダメじゃんって思った。問題の本質は「学費が成果に見合わない」ことであって、それは奨学金のせいじゃないと思うの。学費ローンと呼び名を変えて認知向上を図るのは良いことだけど、給付型や無利子を拡充する資金がない以上、有利子奨学金もそれはそれとして必要でしょう、ないよりマシ的な意味で。「700万円あったら何が買えるだろう」とか言い出して有利子奨学金を悪者にするのは何か見誤ってるようにしか思えない。
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pker はやし @hayashi_TENTEN 2013年9月16日
成績優秀者の二種奨学金免除なんてやったら、マックスで借りまくって、卒業時まで貯めておいて返済免除されたら丸儲け、免除されなかったら卒業後速攻返済する(俺は1種だけだから詳しくは知らないが在学中は利子つかないはず)という、負ける可能性がない投資をやる奴が激増すると思うぞ。。。
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齊藤明紀 @a_saitoh 2013年9月16日
「奨学金の仕組みってどうなってるの?」って、銘打ちながら、『3%ってのは制度上の上限金利で、ここんとこのデフレを受けて現在適用されてる利率はそれより遙かに低い。』ことは言わないんですね
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齊藤明紀 @a_saitoh 2013年9月16日
もし学生援護機構の奨学金の利率が3%になるようなご時世が来たらそれはかなりの好景気なので労働市場は買い手市場で、奨学金が返せないトラブルは一気に縮小するでしょうね。ただ、病気で働けなくて返せない問題は残る。
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齊藤明紀 @a_saitoh 2013年9月16日
給付奨学金制度のある国は多いが、①各国で学費生活費の何%を奨学金で給付しているか②各国で学生全体の何パーセントが奨学金を給付されているか③日本の奨学金を原状の規模のまま給付型に変えたら毎年何兆円の予算が要るか。このあたりをちゃんと定量的に論じたうえで「給付型への移行が妥当」と結論づけてる論を見たことがない。
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安倍源基(偽) @abe9enki 2013年9月28日
上記の如き経済的視点での議論も良いが、経済的に弱ひ学生を言わば「借金漬け」にする現制度自体を「弱い者虐め」と解し、士道に非ざる故に此れを是正すると言ふ態度も又肝要である。
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有村悠%1/22砲雷撃戦・に-10 @y_arim 2016年6月4日
学費が自分の頃より20万近く上がってて驚いた。
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