HPSGとLFGの違いとWGとの親和性について
@otoguro 実際のところ、ライバルセオリーから乗り込むとしたらHPSGのほうとLFGとでどっちが敷居低いでしょうかね?
2013-09-16 00:19:25@taiki_wger WGと親和性の高いのはLFGですね.HPSGはあくまで句構造をベースにした理論だけど,LFGはf構造が句構造と別レベルの依存関係の表示ですし.
2013-09-16 00:22:10@otoguro そうですか…なるほど。でも、AVMなんか見てると、結構言ってることってだいたい同じことなんじゃないかなあと思ったりもするんですよねえ。ところで、LFGのf構造がHPSGのAVMとほぼ対応していると考えてもいいんでしょうか。
2013-09-16 00:23:52@taiki_wger いえHPSGのAVMはあれ自体が構成素の階層性を表した句構造なんですよ.LFGのf構造は構成素とは別レベルの純粋な文法関係(依存関係)+αを表しています.
2013-09-16 00:26:28@taiki_wger その辺りのトピックはワークショップとかでやると面白いでしょうね.個人的には統語論には句構造は必要,形態論には不要という立場ですが,まあどの立場を取っても経験的なデータを前にすると困難に直面するのが理論言語学ですから...それが面白いんですが.
2013-09-16 00:36:48@otoguro 壮大なテーマになるんだろうなあとは思うんですけどねえ…やはりトピック限定で何か分析に違いが出そうなところ、ですかね。
2013-09-16 00:37:45@otoguro 一大トピックですねえ…いやー、それどうするんだろう。WGやってる人どうしでもかなり意見の違いが出そうなところの予感が。
2013-09-16 00:40:04DG(ないしはWG)でのconstituencyの扱い
@taiki_wger constituency testとか?focus frontingがconstituencyに従ってるとかそんな感じですかね
2013-09-16 00:34:21@koda_TO pied-pipingみたいなのが一時期問題になったようですけど、これもpied-pipeされた前置詞と定動詞の間にdependencyを認定することでなんとか、という話だったと認識しています。
2013-09-16 00:36:40@taiki_wger 純粋に依存関係だけだとどこでconstituentの区切りを作れるのかとか、問題になってくるかと…
2013-09-16 01:07:58@taiki_wger 情報構造とかも関連してますけど、例えば、 the boy ate the cake in the fridge. を *cake in the fridge the boy ate the とか
2013-09-16 01:24:33@koda_TO @taiki_wger 私もそれは結構気になっていて,focus frontingのみならず特定の大きさを単位にした構造を含んだ現象を説明する時,どうやってその構造を依存のターゲットにするのかなぁと.
2013-09-16 01:24:56@koda_TO @otoguro とりあえず、WGだとthe --> Nという依存関係ではNではなくtheのほうがparent (i.e. head)で、Nの生起位置を決めるのはtheになるので、統語的にその構造はアウト、とは言えると思いますが…
2013-09-16 01:26:56dependencyは内心構造的(古いですか)でして、結果的にはphraseのようなものが出来上がるわけです。で、それをある種の塊(それはlandmark関係で保証することになると思います)として、(続きます)
2013-09-16 01:31:08その塊の全体のparent(今の例文の場合はthe)が他の語とどういう依存関係をしているか、みたいなことかなあと思います。 @otoguro @koda_TO
2013-09-16 01:31:38@taiki_wger やはり塊をまとめて指示するようなメカニズムはあるんですね.ただランドマークってことは,統語的な対象物ではなく,認知的なprocessingの産物って感じでしょうかね. @koda_TO
2013-09-16 01:37:55