忘れられた劇画界の寵児、下元克己先生かく語る「死ぬよりも、逃げて生きろ!」

劇画を愛した者なら知る人ぞ知る、下元克己先生。 そんな下元先生が若き漫画家たちにこう語る。 【まとめ人よりのお願い】 続きを読む
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下元克己先生とは?

下元 克己は、日本の漫画家。山口県宇部市出身。
劇画の寵児として多くの漫画家に影響を与えるが、寡作であり商業漫画家としての活動期間が短かった為、一般的な知名度は低い。
しかし現在も精力的に漫画関係者と交流し、業界内での知名度は高い。

主要作品リスト

快男児ゴリ一平(講談社)
ゴキブリ野郎(講談社)
青春の暴走
https://ja.wikipedia.org/wiki/下元克己

うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
ゆうべ、森下文化センターの後は、「昔のマンガの熱心なファン」である友達と飲みました。で、なぜか「下元克己先生を囲む会」みたいな展開に。下元先生は貸本時代の最後〜週刊時代の最初」に活躍された漫画家さんで。代表作は「ゴキブリ野郎」「快男児ゴリ一平」。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「ディズニーとかワーナーの昔のアニメ」を「全盛期の山上たつひこみたいなペンタッチ」で描いた漫画で。キャラクターは「動物みたいな変な顔した人間」が多くて、当時としては「異様に可愛い美女」が出てくる。二枚目も出てくるが、たいがいどうでもいい役で。作者が「二枚目に感情移入していない」。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「とにかく、べらぼうに絵がうまい漫画家」という印象。絵がうまいんだけれども、「キャラクターを立てる」という概念というか「やりかた」が希薄で、連載が続くと、煮詰まるのか、飽きてくるのか、どんどん投げやりになる。「最初のほうだけ天下一品」の漫画家。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「突出した絵のうまさ」の漫画家だったので、さほど作品多くないのに、古くからの漫画ファンには有名な先生。漫画家の中にもファンがいて、ミュージシャンズミージシャンみたいな「漫画家の中の漫画家。前から会ってみたかったんです。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
会ってみたら、「元気な小柄のスケベじじい」で、亀仙人キャラ。飲み屋の女の子を眺めて「ほほう。いいねえ」とか言ってる。で、漫画の話を聞いてみると、本気で漫画が好きなことがわかる。つまり、漫画を熱心に語るんだ。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
下元先生。大昔の「漫画少年」に投稿して、なんかの賞の次点だったかをもらったという。いわゆる「神々の世代」というか。で、中学生のころかな。大阪の貸本漫画でデビュー。辰巳先生の「劇画漂流」に出てくるような世界。「ビルに会社あるのかと思ったら、民家の玄関先の二畳スペースで本作ってた」
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「こんな世界で漫画描いてても駄目だな」と思って、名古屋のセントラル出版に。でもそこもつぶれた。「やはり東京に出ないと」東京に出たら、なぜか桜井昌一さんから手紙が来て「ウチ(東考社)で描かないか」。そのツテで辰巳先生や佐藤先生の版元の貸本でも描いたんだって。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
当時は貸本時代の末期で、手形だのなんだのの自転車操業で、「なんでもいいから描いてバンバン本にしないとつぶれる」と言う事で、「こだわってないで早く書き上げてくれ」とガンガン言われて、「だんだん嫌になってきた」。丁寧な仕事が信条の先生なので。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
その後、週刊誌の時代になり、漫画家がたりない大手の雑誌からも依頼がたくさん。「みんな引き受けたが、そんなにたくさん描けるワケないよなあ! はははー」連載してるうちにどんどん絵が荒れて、「最後は逃げちゃった」。仕事来なくなって、幻の漫画家に。面白おかしく語ってくれました。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「あのとき、逃げてたから、今でも生きてるんだろうなあ。真面目にやってたら、生きてはいないと思う」「最近、自殺した漫画家さんとかいて・・・」「逃げれば良いのだ。死んじゃいかん。漫画家やめても生きてたほうがよい。逃げろや逃げろ、大脱走♩」「そういえば、そうですね」
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
「死ななかったからこそ、こうやって、若いもんと漫画の話して、酔っぱらっていられるんじゃねーか!」「がははは! そりゃそうだ!」「逃げちゃえ! 後はどうなろうと知るもんか!」「無茶な編集がいけねーんだ! バーロー! だははは!」その場に一人いた編集者だけ、青ざめていました。
山本貴嗣 @atsuji_yamamoto
@uorya_0hashi 無頼派?っていうんでしょうか、どこまでもマイペースな方ですねえw懐かしい方の御話ありがとうございます。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
@atsuji_yamamoto そんなに無頼派じゃないですよ。よく気のつく、細やかな神経のおじいさんで、ただスケベなんです。酔っぱらうと、「がははは」という感じになりますが。普段は「我慢の人」なんじゃないかと思いました。若いときの写真見ると、見るからに「漫画の虫」って感じだし。

コメント

catspeeder @catspeeder 2013年9月18日
いいまとめ。沁みる。
@izanamu 2013年9月18日
漫画に限った話ではない。我々は皆、臆病者の生き残りの子孫であるという事を忘れないで。
てら~き(声:藤田淑子) @terra3_Gn8 2013年9月22日
トリプル・パンチ最終回最終コマの、あっさりチョロッとの「こうなりました」に涙した思い出。
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