ダニエル書 4章
- wancupmaster
- 2276
- 0
- 0
- 0
ダニエル4:2ーいと高き神…イスラエルの神のこと。 しるしと奇跡…4章を読み進むうちに明らかになります。 ネブカデネザル王はこの手紙により、自分がなぜ征服した小国の神を礼拝するに至ったかを説明しました。しかしそれは「救いに至る信仰」ではなく、多神教の一つとしての位置づけでした。
2013-09-08 18:15:32ダニエル4:3−この箇所は「抒情詩」の形式で書かれていて、ヘブル的概念に満ちています。そのため、異邦人の王であるネブカデネザルが考え出した物とは思えません。おそらくダニエルが下書きを書き、王がそれを承認したのでしょう。
2013-09-08 18:15:46イザヤは終わりの日のことを、こう預言しています。 cf イザヤ2:11ーその日には、高ぶる者の目も低くされ、高慢な者もかがめられ、主おひとりだけが高められる。 ネブカデネザル王に起こったことは、これとにています。王の高慢が砕かれ主、おひとりだけが高められたのです。
2013-09-08 18:16:40ダニエル4:4ーネブカデネザル王が夢を見たのは、自宅で気楽にしており、宮殿で栄えていたときでした。この直前に彼はエジプトを征服し、一大帝国を造り上げ、敵がいない状態にありました。栄華を誇り、安らいでいる時に、恐ろしい夢を見たのです。
2013-09-08 18:16:58ダニエル4:5ー一大帝国を造り上げたのですから、地上には恐れるべき敵はいないはずです。しかしバビロンの王は一つの夢によって、恐れ脅かされたのでした。
2013-09-08 18:17:11ダニエル4:6ーそれで王はバビロンの知者たちをことごとく呼び寄せ、夢の解き明かしをさせようとしました。2章でも同じように、バビロンの知者たちに夢の解き明かしをさせようとしていました。王は何も学ばなかったのでしょうか?再び神を畏れない無知な知者たちに夢の解き明かしを求めています。
2013-09-08 18:19:30ダニエル4:7ー前回とは違い、王は自分が見た夢の内容を伝えています。しかしバビロンの知者たちは、その解き明かしをすることができませんでした。
2013-09-08 18:20:02cf ダニエル2:4ーカルで野人たちは王に告げて言った。ーアラム語で。ー「王よ。永遠に生きられますように。どうぞその夢をしもべたちにお話ください。そうすれば、私たちはその解き明かしをいたしましょう。」
2013-09-08 18:20:20ダニエル4:8ーベルテシャツァル…ダニエルがネブカデネザル王から与えられた名前で、「ベル」とは、バビロンの偶像神のことです。王はダニエルに最高の名前を与えたつもりだったかもしれませんが、ダニエルにとっては決して嬉しいものではありませんでした。
2013-09-08 18:20:35聖なる神の霊があった…ネブカデネザル王は、夢を解き明かすダニエルの賜物が神からのものであることを認めながらも、本当の信仰はありませんでした。相変わらず、多神教の世界にいたのです。 王はダニエルに自分が見た夢を告げました。
2013-09-08 18:20:56ダニエル4:9ー王はダニエルに見た夢の幻を告げ、解き明かしを求めました。 ダニエル4:10ーその幻の内容は、地の中央に非常に高い木があった。 ダニエル4:11ーそれは成長して強くなり、世界中どこからでも見えるまでになりました。
2013-09-17 11:13:02ダニエル4:12ーその木は豊かに生い茂り、実も豊富で、人にも動物にも休息と食物とを与えていました。 ダニエル4:13ー幻の中で王は、天使が天から降りて来るのを見ました。その天使は、「見張りの者」「聖なる者」と呼ばれています。
2013-09-17 11:13:18ダニエル4:14ー天使はある判決を下します。それは、その木を切り倒し、枝を切り払い、そこに住まう動物と取りとを追い払え。
2013-09-17 11:13:50ダニエル4:15ーただし、木を完全に切り倒すのではなく、その根株を地に残し、鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置き、天の露にぬれさせて、地の草を獣とともに分け合わせよ。
2013-09-17 11:14:08ダニエル4:17ー天使によるこの宣言は、ネブカデネザル王が傲慢になっていたからです。 cf 箴言16:18ー高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。 箴言18:12ー人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。
2013-09-17 11:14:52ダニエル4:19ーダニエルはその幻が王の将来に起こることを示していることを知り、しばらくの間驚きすくみ、おびえていました。王はその解き明かしを早く知りたくて、ダニエルを急かします。ダニエルは慎重に口を開き、ユダヤ人独特の言い回しで「呪いが王の敵に行くように。」と言っています。
2013-09-17 11:15:19ダニエル4:20ー天にまで届く木…ネブカデネザル王のこと。 ダニエル4:21~22ーネブカデネザル王は、バビロンの王として近隣諸国を配下に治め、多くの国民がその配下で住まうほどになりました。
2013-09-17 11:15:32ダニエル4:23ーしかし今、彼は獣のようになり、七年間野の草を食すようになるのです。鉄と青銅の鎖は、化妄想になった王が自分を傷つけることがないようにするためです。
2013-09-17 11:15:48ダニエル4:24ーダニエルはこの幻の内容は、いと高き神によるもので、将来王に起こることだと解き明かし始めました。
2013-09-17 11:16:01ダニエル4:25ー王は人間の中から追い出され、獣化妄想に陥り、獣(牛)とともに野の草を食べるようになる。 天の露にぬれ…家の中ではなく、野外に住むようになるということ。 王が悔い改め、神の権威を認めるようになるまでに七年の時がかかります。
2013-09-17 11:16:44ダニエル4:26ー神の判決の中には必ず恵みの要素があります。ここでも木の根株が残されていることから、将来新芽が出ることが分かります。 王が神の主権を認めてへりくだるなら、元の王としての地位に戻ることができます。
2013-09-17 11:17:28ダニエル4:27ーそれゆえ…ダニエルは王の夢の幻を解き明かしした上で、何をなすべきかを助言しました。 ①正しい行ないによってあなたの罪を除き…悔い改めにより、神に立ち返ること。
2013-09-17 11:17:44