0.6か0.3か?
- leaf_parsley
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年間1mSvの呪縛というのは、年間1mSv/y=0.23μSv/h相当、という話になっている件を言ってるんですが、もともと、外部被曝線量をどういう計算式でだすか?という点にかかってきます。
2013-09-23 04:19:02外部被曝線量を導くための計算では、可変のパラメータがいくつかあって、それがどうよ?ということです。 具体的には、、、 1、ベースになる実効線量値を導き出すときのパラメータ 2、生活遮蔽分の減少率を定義するパラメータ 3、年間での減少率を定義するパラメータ あたりが、作用します。
2013-09-23 04:21:36例えば初期の外部被曝線量を計算するときに放医研がやってた計算は (PDF)http://t.co/CT4rHBGmfq で見れますが、、
2013-09-23 04:23:52放医研の外部被曝線量 実効線量=サーベイメータの実測値×0.6 被ばく値=実効線量×(停留時間×中+停留時間×外) http://t.co/D3f7pMtLvc
2013-09-23 04:26:28図が視れないので、googledcumentに変更(中が画面キャプチャですいません、、) https://t.co/fzWcgwfWhf
2013-09-23 06:19:00ここで、仮に、 外での時間=8時間 遮蔽0,4で中の時間=16時間 移動時間0 とおいてみると、 実効線量への換算係数=0.6 生活遮蔽分の係数=0.6 合算して、サーベイメータからの掛け率は0.36 という話になります。 (初期外部被曝は、年間減少率は考えない)
2013-09-23 04:29:330.6という掛け率は、ここで使われた生活遮蔽分の係数に相当していますが、 一般的に使用されるようになったのは、学校の20mSv問題の時での計算が大きいです。学校の20mSvの計算は、↓のQ&Aがわかりやすいです (PDF)http://t.co/0nGwL0fZF5 つまり
2013-09-23 04:32:23学校の20mSvの時の計算: 1、実効線量は既に求められたものとして扱っている(実測値からの換算はなし) 2、生活遮蔽分は0.6 ←これが1mSv計算の時にも利用 3、年間での減衰分は入ってない http://t.co/Lig2SWUqPx
2013-09-23 04:34:57複数の点で、防御的な値をとって計算された結果、実測する個人線量計やガラスバッジの計測結果と離れてきてしまった、というのが 年間1mSv=0.23μSv/h相当 という固定された値の問題点になっています。
2013-09-23 04:40:04どのぐらい差がでてきてしまうか?というと、、、 1の実効線量換算値では、 係数1~サーベイメータ計測をベースにした場合の理論値0.69。 2の生活遮蔽は、モデルを組んで試算してみると、生活パターンや環境で差がでますが、0.5~0.2ぐらい。
2013-09-23 04:43:283の年間減少率は、事故からの経過年度で差があって、 初年度で年間で24% 4年目で16% 10年目で5,5% 15年目で3% の物理的崩壊とウエザリングで見込めるみたいです。(除染や生活遮蔽分は含みません)
2013-09-23 04:49:13従って、設定値を 年間平均値 として扱う場合は問題ないのですが、現在の実測をベースに今後1年の累積計算を出したい場合は、この減衰分が効いていてしまうわけです。
2013-09-23 04:50:16実効線量換算で1~0.69?(実測値を何で計測したかによります。) 生活遮蔽分を0.6~0.3? 年間減少率(4年目だと掛け率0.88)を考えるか? それぞれを防御的にとれば、1×0.6×1=0.6 一番シビアな場合 0.69×0.3×0.88=0.18
2013-09-23 04:58:29中西先生の、「0.6は 現状では0.3に近いんじゃないか?」 というお話は、この計算の 1と3のパラメータを防御的にみたとしても、生活遮蔽分で結構言えてしまいます。
2013-09-23 05:02:57実効線量への換算をどう考えたらいいか?は clear_wtさんの http://t.co/LGIodJRUhl が詳しいです。
2013-09-23 05:14:02生活遮蔽分の試算は、簡単なエクセルでのシミュレーションを試作してみました。。ここは個人差が大きくでるところなので、一度計算を。 http://t.co/9IPWLrsCqw (実効線量への換算値は0.69が入れてありますが、防御的に見たい場合は1に変更してください)
2013-09-23 05:07:13