サスライガーについてだが、J9シリーズならではの軽妙なキャラクターのやりとりは相変わらず健在、それだけでなく物語の舞台に独特の感覚が漂う所が特徴的だ。
2013-09-23 19:33:10前者についてはブライガー、サスライガーから変わらぬ事でイェーイが相変わらず。キャラの変化では曽我部さんのブルースがアイザック、シュテッケンよりもキレるけど少し抜けた感覚が漂い妙に親しみやすい
2013-09-23 19:34:13そして物語の舞台設定も含めて一言でいえば……いわゆる"「バラエティ番組」感覚が漂うロボットアニメ"という独特な、もう少し分かりやすい感覚でいえば一種のゲーム感覚だろうか。
2013-09-23 19:36:37このサスライガーを"バラエティ番組風ロボットアニメ"と呼んでしまう点については、ロボットものを番組感覚に仕立てる報道陣の存在、JJ9の旅描写についてが大きい所ではないかと思う。
2013-09-23 19:38:30サスライガーの世界で光るマスコミの存在についてだが……大まかにいえばサスライガーはI・C・ブルースとブラディゴッドとの間に大金を賭けての太陽系一周をテーマにした攻防戦を描いた物語だけど……その賭けに審判役が用意されていてその役が新聞社のオーナーで全宇宙の報道とパイプを持つ人物。
2013-09-23 19:40:37その審判役ジョアンナやその周囲の報道陣がほぼ毎回ニュース番組でJJ9とブラディゴッドとの大勝負を取り上げて、レース結果の進展や次の場所や出方を予測したり、ついでに各勢力の背景まで補完してくれる親切な存在。
2013-09-23 19:42:23この大勝負が全宇宙で報道されている点に加えて、JJ9が行き先で到着したサインを記録するシーンをマスコミが証拠として抑える点も見逃せず、大勝負における一つの勝利まで事件や戦闘も存在してそれが報道される事も少なくない。
2013-09-23 19:43:55また、JJ9の旅だが全財産を賭け金に凍結してしまった為に、何らかの仕事を捜してそれを片づけながら旅を続ける設定はJ9を意識させる所もあるが、"その場で仕事をしながら旅を続ける発想"は一種の旅行バラエティ番組ではないだろうか。
2013-09-23 19:45:16ロボットアニメにおいてマスコミ側のレギュラーはこの作品が初めてではないが、JJ9の旅やバトルをニュースバラエティ感覚で取り上げるこの姿勢はいわゆる"ゲーム的"な感覚が強く現れていて、軽妙で大勝負を展開するサスライガーの世界には随分とまぁマッチしているのが正直な所。
2013-09-23 19:47:00ただ……やっぱりサスライガーはあまり活躍してくれません。これは他2作とも同じだけど、こっちはロボットではなく相手が戦闘機や空飛ぶ車でビームライフルで一方的に片づける訳なのでなおさら……。
2013-09-23 19:48:40そんなサスライガー、80年代前半のロボットアニメでいえば"キャラクターとドラマ重視のスーパーロボットアニメ"として末期の作品に存在しているのではないかと思う。
2013-09-23 19:50:31以前スーパーロボットアニメの分類を古典派、復古派という面白い分け方をされた方がいて、個人的はその中間でもある子供向け、ドラマ志向の作品と大体4つほどに80年代前半のスーパーロボットアニメは分類できるのではないかと思う。
2013-09-23 19:51:58古典派がいわゆるマジンガーZ、コン・バトラーVとかの流れを組む作品で、キッズ志向は子供が操縦したりロボットと共に協力したりする穏やかでシンプルな作品(トライダーやゴールドライタンとか)
2013-09-23 19:53:14復古派がリアルロボットもののようなメカニックや部隊にスーパーロボットの要素を組み合わせた感覚の作品で(ダンクーガや飛影とか)そして、ドラマ志向がロボットバトルよりも人間ドラマを重点に置いた作品にJ9シリーズが当てはまるって感じではないかと思う。
2013-09-23 19:54:47個人的にざっとまとめるとこんな感じ……かなと思う。まず80~81年辺り。(赤マークは未見の作品なので本当に何となく程度のものと考えてもらえれば) http://t.co/OzzDrVVChc
2013-09-23 19:56:23続いて82~85年あたり。個人的にはスラングルやイデオン、TFシリーズはリアル寄りかスーパー寄りかで凄く迷う。 http://t.co/guI1WS0MXA
2013-09-23 19:58:02J9シリーズはその中でキャラクターに特化した位置の作品かと思う。そしてサスライガーの放送された1983年は第2次ロボットアニメ群雄割拠の時代。けれどもリアルロボットアニメが頂点に達してスーパーロボットアニメが押され気味という時代だろうか。
2013-09-23 20:00:35サスライガーと同年のスーパーロボットアニメだとアルベガス、ゴーバリアン。スラングルをカウントするかどうかで迷うがまだ僕が見た事がないのでここは申し訳ないが省略。
2013-09-23 20:01:47サスライガーは"ロボットは買う事も量産も出来る"というバクシンガーで見られた背景をさらに強めて、外見も変形もややリアル寄りにアレンジされて、シリーズ作品としてリアルに歩み寄った作品だろうか。
2013-09-23 20:03:51アルベガスはこのリアルロボットの要素を一切捨て去り原点回帰のスーパーロボットアニメとして、ゴーバリアンはリアルロボットの土台にスーパーロボットと独自の要素(超能力)を付け加えた作品というべきか。
2013-09-23 20:05:20また、何度も書いたが83~84年はクローバー、タカトクの倒産とロボットアニメの時代の流れを変える出来事が発生した時期でもあり、その流れが変わる末期の作品の一つにサスライガーは多分存在しているのではないかと思う。(これに関しては他にも随分と存在してはいるのだが)
2013-09-23 20:07:03ちょっと話を変えて個人的にはOPのこのカットが妙に好き。サスライガーのOPはブライガーの金田OPを若干意識した所もある。 http://t.co/dclxBD7Go6
2013-09-23 20:08:21