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2010年10月6日

芝村裕吏(@siva_yuri)氏の語る狙撃兵の歴史

ゲームデザイナー・芝村裕吏(@siva_yuri)氏が狙撃兵の歴史について語っておられたのでまとめさせて頂きました。
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芝村裕吏 @siva_yuri

なるほど。狙撃兵ですか。

2010-10-05 23:45:40
芝村裕吏 @siva_yuri

まず。狙撃兵というのは、ずいぶん後になって生まれた存在です。というのも、昔の軍用銃では、照準がなかったのです。

2010-10-05 23:48:06
芝村裕吏 @siva_yuri

銃と言えば銃兵が隊列を組んで撃つ物で、個別で狙いをつけるとかは、まあ、あんまりあてにならないし、あてにするべきでもない、時代でした。

2010-10-05 23:49:45
芝村裕吏 @siva_yuri

ところが、狙撃兵が生まれる素地が、生まれ始めます。それは狙撃とあんまり関係なさそうな、大砲のせいでした。

2010-10-05 23:58:15
芝村裕吏 @siva_yuri

大砲は、歩兵の隊列を一気に破砕しえます。ナポレオンという砲兵出身の戦術の天才が猛威を振るって以後、歩兵による射撃隊列は流行らなくなります。 大砲による損害が大きすぎたのです。

2010-10-05 23:59:33
芝村裕吏 @siva_yuri

さてそうなると、銃兵の運用は射撃隊列(横列射撃)によるものではなく、散開しての射撃が、主となりました。 こと、ここにいたってはじめて、うまく的を狙う概念が生まれたのです。

2010-10-06 00:01:24
芝村裕吏 @siva_yuri

射撃競技会が軍で行われ、訓練も新たに発生し、そのうち、命中率が驚異的にいい名人が軍内部で認知されるようになりました。この名人芸を戦術に組み込んだのが、狙撃兵のはじまりです。

2010-10-06 00:03:11
芝村裕吏 @siva_yuri

この狙撃兵というよりは名人芸は、それから一貫して、軍での有用な手段ではありました。旧日本軍も大変使ってますね。アメリカ軍もそうです。

2010-10-06 00:07:50
芝村裕吏 @siva_yuri

変わったところでは、狙撃兵の威力を高く評価しすぎ?て、そうだ、兵士全員が狙撃兵になればつよいんでね。といって実際それやったアメリカ海兵隊というのがあります。これは、今もそうです。海兵隊はパイロットであろうとも、そうである以前にライフルマンであることが要求されます。

2010-10-06 00:12:34
芝村裕吏 @siva_yuri

ということで、狙撃兵の歴史でした。

2010-10-06 00:17:34
@Caspar394

@siva_yuri あれ、でも南北戦争ではまだ隊列組んでませんか? 榴散弾用の滑腔砲を当時ナポレオンと呼んでは居たようですが。

2010-10-06 00:26:20
芝村裕吏 @siva_yuri

@caspar394 組んでますね。おかげで大変な数の死者がでております。 これは指揮統制-通信方式の問題もあるのですが、本質的にはドクトリン(戦術の変更にともなう編成や体制)の変更がまにあってないのです。

2010-10-06 00:40:38
@Caspar394

@siva_yuri はい。ですので密集横列が消えて狙撃兵が出来たのは大砲より寧ろマスケットからライフルに移行した結果と思ったのですが、すみません細かいことでした。

2010-10-06 01:13:21
芝村裕吏 @siva_yuri

@caspar394 いえ。そこはアメリカ軍の公文書館にもありますし、向こうじゃ南北戦争の戦訓の結果としての進歩まで含めた本もありますので、ぜひ、ご一読をおすすめします。面白いですよ!

2010-10-06 01:17:48

コメント

atusui @atusui 2010年10月6日
「狙撃兵の歴史」その後の質疑応答も加えてみました。
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名無し整備兵 @seibihei 2010年10月17日
散兵(skirmisher)に対する認識がやや不足。パンドゥール兵やクロアート歩兵について調べてくる事をお勧め。
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まようさ @mayousa_desuga 2010年10月17日
海戦だと、わりと早いうちから白兵戦時に敵の司令官などを銃または弓で狙撃する兵士がマストトップにいたりするけどね。
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atusui @atusui 2010年10月18日
語る相手が軍事に興味のない層も多く含まれる中ではそれなりに妥当な説明と思われる。
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