民主主義についての東浩紀さんの考察(2013.09.24)
教育にできるのは、せいぜい識字率の上昇、そして共通知識の整備くらい。それ以上は、ある種確率的な話になってくるので、教育によってみんなが同じように頭良くなることはありえない。
2013-09-24 03:10:15マジメな話、この民主主義アウト的な話は、むしろ福島(の復興)についてここ2年ほど考えるなかで出てきているんですけどね。
2013-09-24 03:20:20民主主義のなかで啓蒙でがんばりましょう、というのは別にまちがっていないけど、だれでもなにも考えなくても言えることなので、思想家を自称する以上、少しは別のことも考えなければと思っているということです。民主主義と大衆社会の結合は別に必然じゃないですしね。
2013-09-24 03:50:24東さん、これは小平で起こったことをご存じない故の発言と読めました。『来るべき民主主義』をお読みいただければ幸いです。 @hazuma …小平道路問題とかで、國分さんは「来るべき民主主義」とかいうけど、それは本当なのかな。「みんな」はむしろ道路作ってもいいと思っているのではないか…
2013-09-24 08:14:40これは全く同意ですが、大切なのは近代民主主義の発生史だと思うんです。絶対主義国家が出てきた16、17世紀がやはりポイントですね。その頃にできたさほど出来の良くない概念を我々はまだ使っている @hazuma 多数決の暴力とかいう議論があるけど、民主主義の本質はそもそも多数決なので…
2013-09-24 08:17:51ドゥルーズからそういう方向性を考えました。「来るべき民主主義」も厳密にデリダ的な意味で使ってます。『来るべき民主主義』 http://t.co/wJ97WYyr6W すみません宣伝でした…。 @hazuma …多数決の暴力を回避する有効なシステムを編み出さないと…
2013-09-24 08:21:20もう一つすみません、僕の『来るべき民主主義』は発想の根幹で『存在論的…』と繋がっていることが東さんにはすぐにお分かりいただけるはずです。 @hazuma 小平道路問題とかで國分さんは「来るべき民主主義」とかいうけどそれは本当なのかな。「みんな」はむしろ道路作ってもいいと思って…
2013-09-24 08:33:24確かに新著は未読です。読みます。僕の発言は単純に住民投票の「失敗」を踏まえたものでした。RT @lethal_notion 東さん、これは小平で起こったことをご存じない故の発言と読めました。『来るべき民主主義』をお読みいただければ幸いです。 @hazuma …小平道路問題とかで
2013-09-24 12:17:01東さん、お返事感謝です!『来るべき民主主義』では小平の経緯も詳述し、また政治哲学について踏み込んで書いてます。お送りしましたのでお読みいただければ幸いです。『存在論的…』と通底しているというのはマジです。第三章を書きながら東さんのあの本のことを思い出してました。@hazuma
2013-09-24 13:53:45こちらこそ未読で呟いてすまない。いちど対談しましょう。民主主義への懐疑はけっこう本気です。RT @lethal_notion 東さん、お返事感謝です!『来るべき民主主義』では小平の経緯も詳述し、また政治哲学について踏み込んで書いてます。お送りしましたのでお読みいただければ幸い
2013-09-24 13:56:04一般意志は合理的な社会運営のための理念、民主主義は正統性調達装置のひとつ。合理性の基準を一般意志に置くべきなのは確か。他方、正統性調達装置はすぐに暴走し非合理で暴力的な社会運営を産み出すもので、王制も貴族制もそうなのだけど、民主制にも同じ問題がある。そこをどう回避するか。
2013-09-24 14:00:03一般には、民主主義こそが独裁の暴走を制限すると考えられているのだけど、ぼくは民主主義こそが暴走すると考えているので、ちょっとそこが普通の発想とちがうのですね。
2013-09-24 14:01:36つまり、ぼくの発想だと、来るべき民主主義という問題提起より、民主主義をいかに制限するか、ってほうがしっくり行くのですね。ただとにかく國分さんの本は読みますよ〜
2013-09-24 14:02:59講義があったので返事が遅れました。対談のご提案光栄です。是非!東さんには分かっていただけると思いますが、僕は民主主義について原理主義者ではありません。この辺りは繊細な説明が必要ですので本と合わせて是非対談を。@hazuma: こちらこそ未読で呟いてすまない。いちど対談しましょう。
2013-09-24 18:34:44あ、あと言い忘れていましたが、たぶん國分功一郎さんの『来るべき民主主義』の話もします。『一般意志2.0』とどう繋がるか、という話。いい本でした。@lethal_notion
2013-10-15 08:14:54ちゃんと読んだし、まじでおもしろかったです。『一般意志2.0』も立法ではなく行政の話にすればよかった。RT @lethal_notion おお、東さん、さりげなく言及していただきありがとうございます!!!!! @hazuma あ、あと言い忘れていましたが、たぶん國分功一郎さん
2013-10-15 08:56:45というか、ぼくはそもそも行政の改革にしか関心がなく、立法府とか選挙とかじつのところどうでもいいと思っており、そのことを自覚しないまま『一般意志2.0』を書いてしまったのがあの本の弱点だったのだと、國分さんの本を読んでわかりました。感謝です。
2013-10-15 08:58:19一般意志2.0システムは選挙の代替物ではなくパブリックコメントの代替物なのだから、あの本は一貫して行政の話しかしてないんですよね。ルソー的な人民主権は行政への普段の介入でのみ実現されるって話よ。最初からそう宣言すればよかったんだけど、そこが問題であることそのものに気づかなかった!
2013-10-15 09:03:18わかりません。ただ一般に、なにも知識がないひとを前提に話すと結局なにも言いたいこと言えなくなるので、そういうことは気にするのやめます。RT @linacana 東さんの以前のことはあまり存じ上げない最近のファンですが、今日のお話はそんな私でも理解できますでしょうか。
2013-10-15 09:04:21東本と國分本を組み合わせると、来るべき民主主義は、代議制民主主義の改革などには取り組まず、行政への不断の介入を可能にする一般意志2.0システムの実装によってこそ可能になるという結論になるかと思います。行政への介入入こそが政治であって、選挙というお祭りはどうでもいい。
2013-10-15 09:09:17主権の在処が立法に求められたこと、それそのものがヨーロッパ的偏差だという話なのであり、日本ではその場所が行政になってしまったので民主主義が機能不全に陥ったということであれば、これはとっても興味深い現象。もう少し深く追求してみたい。
2013-10-15 09:34:28