2013年9月24日

チェルノブイリ甲状腺がんとヨウ素被ばくの因果関係は、どのようにして突きとめられたか

チェルノブイリ原発事故の事例より、甲状腺がんとヨウ素の因果関係はどのように求められたか。
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🌸🍀眞葛原雪🍀🌸 @pririn_

.@miakiza20100906 さんの「低線量被ばくによる健康被害を予測するのは悪か?」をお気に入りにしました。 http://t.co/QhzOjI9MuD

2013-09-23 09:43:30
🌸🍀眞葛原雪🍀🌸 @pririn_

@miakiza20100906 甲状腺癌がヨウ素由来という因果関係は、そもそもどのような手順で発見されたものなのでしょうか?過剰発生が起こってから、「発生した時点でよく知られた知見から」ですか?発生してから因果関係があるだろう物質が特定された、でよいですか?

2013-09-23 13:14:05
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

@pririn_ チェルノブイリだけに限定して話していい?

2013-09-23 14:05:26
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリ事故発生前にも、急性の外部被ばくや I-132、I-133、I-135 による内部被ばくが甲状腺がんのリスク要因になることは分かっていたが、I-131 がどうであるかはハッキリしていなかった。参考 http://t.co/qQDaqGywsB @pririn_

2013-09-23 21:09:13
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

しかし、チェルノブイリでは I-132 等による被ばくはあまり大きくなく、それのみではあれだけの過剰発症を説明できなかった。ところが、甲状腺に最も大きい累積線量を与えたとみられる I-131 を考慮すると、過剰発症を十分に説明できた。 @pririn_

2013-09-23 21:09:55
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

疫学統計の結果として得られたリスク値(ERR/Gy)は、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアそれぞれの大きな調査でほぼ同値となり、急性の外部被ばくと同等か、やや小さい、という結果になった。 @pririn_

2013-09-23 21:10:38
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

また、I-131 を考慮した場合、被ばく量と過剰発症率の比例関係が綺麗に現れた。これらのことから、チェルノブイリ甲状腺がんの主因は I-131 による内部被ばくであると考えられるようになっている。 という感じ。エビデンスはそうとうに強いと思う。 @pririn_

2013-09-23 21:12:03
🌸🍀眞葛原雪🍀🌸 @pririn_

@miakiza20100906 有難う御座います。東欧事故では他の核種の影響は考慮する必要がないほど比例関係が出ている、と考えて良いのかもしれません。今回、短寿命核種等がどの様な影響を与えたのかはまた別に考えるべきだと思いました。

2013-09-23 21:47:49

Masato IDA, PhD @miakiza20100906

論文、1986年5-6月にウクライナで行われた甲状腺内 I131 測定の評価 http://t.co/27wT9DXB  1995年、Likhtarev ら。これも再度チェック。事故初期に行われた甲状腺ヨウ素測定のことがよく分かる論文。

2013-02-17 18:01:50
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

この論文によると、ウクライナでは 150,000 件以上の甲状腺内 I131 測定が行われた(日本では 1,080 件+α)。このうちの実に 40%(56,000 件)もがスペクトロメータによって行われている。残りはサーベイメータによる。 @miakiza20100906

2013-02-17 18:03:51
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

論文、プリピャチ/ウクライナからの避難者の甲状腺被ばく量推定 http://t.co/gMuAH8d7  2003年、Balonov ら。これも再度。 事故の1日半後にプリピャチから避難した65人の測定。

2013-02-17 18:19:12
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

この測定では、I131 と I133 に加え、I132 と Te132 の影響を知るため、喉だけでなく胸にもスペクトロメータを当て、肺の中の Te132 を測定している。安定ヨウ素剤の効果についても検討。 @miakiza20100906

2013-02-17 18:21:37

Masato IDA, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリ甲状腺がんの線量応答( 被ばく量と過剰発症率の比例関係 )を示した論文の例(幾つか無料): https://t.co/odpX6wTUo1 https://t.co/PMl75UEZur

2013-09-24 08:23:00
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリ甲状腺癌の線量応答 論文1 1998年 http://t.co/eUiXgO4B ,1999年 http://t.co/LaPyAZFX ,2005年 http://t.co/hvT5BSvn ,2006年 http://t.co/MMh2cpL2

2012-09-26 08:07:43
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリ甲状腺癌の線量応答 論文2 2006年 http://t.co/6S8RyWxt ,2011年 http://t.co/f6nzVT7E ,2011年 http://t.co/X8c1PJu0

2012-09-26 08:08:42

Masato IDA, PhD @miakiza20100906

規模の大きい case-control study や cohort study が出てきたのが 2005~2006年: http://t.co/j32S1CTcQ6 http://t.co/vFAwi84aEn http://t.co/MGkGfPpW6X

2013-09-25 06:16:47
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

児玉龍彦さんの言う「コンセンサスをつくるのに 20 年かかった」 http://t.co/0c0IAMp76x (PDF) も、多分これを指している。

2013-09-25 06:23:55
Masato IDA, PhD @miakiza20100906

あれだけハッキリと現れたチェルノブイリ甲状腺がんも、確かなエビデンスが与えられてからは、まだこんなにも歴史が浅いんだよね。

2013-09-25 06:17:53

コメント

内田 @uchida_kawasaki 2013年9月24日
論文を紹介・説明しているツイートを追加しました。
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内田 @uchida_kawasaki 2013年9月25日
まとめを更新しました。会話で抜けていたツイートを追加し、まとめの最後に三つツイートを追加しました。
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