「多くの人に見てもらう為に0円にする」は正しくない？

EFFY開発チーム @effy_staffs

「多くの人に見てもらう為に0円にする」は大抵の場合において「多くの人に見てもらう選択」を潰す。

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まず第一に、頒布方法がほぼなくなる。印刷はありえないよね。0円だし。仮に、ポケットマネーで印刷したとする。できても高々数百冊が限度だろう。

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しかも、全て放出になるから次の手は無い。つまり、数百以上の人に見てもらえる機会はない。だが、売上が見込めるならば次回、次々回に千、万と桁を増やせるよね。

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DL販売サイトを利用する？なるほど、他の人が叩き出した売上で運営されるサイトを自分の販促に流用するわけか。 相乗りするのが自分だけならそれでよいけど、過半がそうなったら販売サイトごと潰れるよね。

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次。そもそも作っただけで人に見てもらえるなんて都合の良い話はない。なんらかの形で露出する必要がある。

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ではどうやって露出する？店頭？DLサイト？

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頒布を肩代わりする側としたら、なぜ一円にもならない相手に対して、高い土地代、什器、電気光熱費、人件費まで払って露出してやらねばならない？ 当然、露出する機会が激減する。

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結果、多くの人に見てもらえる可能性がなくなる。

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とまぁ、0円にして満たされるのは自分くらいですよっというオチ。

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後、対価については究極的には「発揮した価値」に対して支払われるべきだと思う。

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性悪説的な考えに基づくなら「拘束時間」に対して支払いを行うならば、トータルで赤字になることも甘受しなければならない。

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それと、制作という末端と消費者という末端だけの話に落とし込まれがちにもなる。

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制作と消費の間には「営業しあい、受発注し、印刷し、流通に乗せ、バックヤードから店頭に配送され、陳列し、店舗やサーバーを維持し、販促し、販売する」という価値が存在している。

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店頭で支払うコストはこれらを全て含んでのこと。

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仮に、アイディアや制作を0円としたとしても、店頭なりサイトなりで確保するならば、先述の連なりへの対価は発生する。

EFFY開発チーム @effy_staffs

ま、なんにせよそれなりに値段つけないと誰も幸せになれないよね。というお話。

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ちなみにうちはボードメンバーに限り「最低でも黒字」を内規に掲げてやっています。 理由は簡単。少なくとも同じ規模でもう一回やれるから。 その為に死力は尽くしているつもり。

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なお、黒字以上になった場合は設備投資（本など）や他サークルプロデュースに突っ込んだりしています。 この前のEFFYグラスとかそう。 流通の床代と、流通からの搬送費はこちらの持ち出し。

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持ちつ持たれつというしね。できる奴ができる事をできるタイミングでやればええねん。

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そして何よりあのグラスは素晴らしかった。 そこで頒布数をできるだけ上げる方策付で接触したというね。

いんぢご@XBB.1.5対応 @Omega11EJECT

@effy_staffs ホントこれは大事だと思う。買うオンリーの側だけど買えばもう一回、もっと面白いものを作ってくれると考えればケチな俺でも同人関連は簡単に金を出す。