アニメ監督・高松信司氏の「めっちゃつぶやきたいけど、ジャイロゼッターについては、最終回の放送が終わってからつぶやきます」
すみません…
放送終了から丸一日たってしまいましたが、「超速変形ジャイロゼッター」を一年間ご視聴いただいてありがとうございました。関係者各位様、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。私はこの愛すべき作品に関われたことを本当に幸せに思っております。
2013-09-25 21:07:32えー、それじゃあ、予告していた「めっちゃつぶやきたいけど、ジャイロゼッターについては、最終回の放送が終わったらつぶやきます」を実行しますか?(笑)
2013-09-25 21:12:29私にとって「ジャイロゼッター」は、ひとことで言うと、「ラブコメ」みたいな作品でした。それは最悪の出会いをしながら、最後には「大好き」になったからです。ねっ、「ラブコメ」でしょ?(笑)
2013-09-25 21:14:48アニメ版「ジャイロゼッター」の企画が始まった時、設定の全ては既にスクエニさんの方で決められていて、それは名前からプロフィール、「ゼツボー的にカッコイイぜ!」や「イナバウアー!」という口癖まで詳細に決められていました。
2013-09-25 21:17:40物語の根幹に関わるタイムパラドックスやその他の重要部分もすでに決められていましたが、「まさかこのままやれとは言われないだろう?」と、たかをくくっていたら、そうじゃなかった(笑)
2013-09-25 21:18:39だって、ゴートの目的がカケルの抹殺(しかも動機は勘違いと逆恨み)なのに、父ちゃんがマスコミでカケルの重要情報を世界中に伝えてるとか、設定の多くは突っ込みどころ満載だったから。
2013-09-25 21:19:40実際、企画の段階では監督としての仕事は何もやらせてもらえなくて、「1話で秘密基地を敵が急襲する」という、秘密基地のアイデンティティを全否定した「原作」を「強いられた」時は、本気で降りようと思いました(笑)
2013-09-25 21:21:39だけど、この「全ての設定が詳細に決っているけどドラマが無い」状態から、アニメを作るのがだんだん面白くなっていった。「あとづけ」で色々つじつまを合わせて話を作るのがパズルを組み合わせるみたいでね(笑)
2013-09-25 21:23:49たとえば、ソウタは「敵によって洗脳されイレイザー01になっている、カケルの幼なじみで総司令の息子」という設定は決まっていたけど、「なんでそうなってるのか?」というのは決まってなかった。
2013-09-25 21:25:50だから、「ゼツボー的」というカケルの口癖がどうして生まれたかを絡めて過去のドラマを作った。これをシナリオ打ちで思いついた時に初めてキャラクターが初めてアニメの中に息づいたような気がした。
2013-09-25 21:26:45「私には親も家族も居ないの」というハルカの台詞はただのハニートラップのつもりだったし、シュンスケちょろいと思ってた(笑) それがまさかバレンタインでチョコを渡す展開になるとは!(笑)
2013-09-25 21:30:40ハルカは、「未来で死んだゴートの娘のコピー」という設定の「お題」だったので、そこからは悲劇的な結末しか想像できなかったけど、ハッピーエンドになって本当に良かった。
2013-09-25 21:32:10そんなこんなで、最初はケンカ腰だったアニメチームとスクエニさんの関係もどんどん良好になって、「アニメチームに全てお任せします」と言ってもらえるまでになりました。良かった、良かった(笑)
2013-09-25 21:36:01アーケードゲームに誘導するなら40話くらいでやっと出来た「バーストファイト」みたい事を1話からやるべきだし、玩具の販促のためには「ライバードHS」みたいな玩具と同じ変形をするシーンを玩具が出るものだけでもやるべきだったんじゃないかなと。
2013-09-25 21:38:32