「ごん狐はなぜ撃ち殺されたか」(畑中章宏・2013)を読んで
- glasscatfish
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著者・畑中章宏さん
8月上旬刊行予定『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか――新美南吉の小さな世界』は大きな震災以降ひとりでずっと考えてきたことのまとめみたいな本なのでみんな読んでね。
2013-07-08 22:02:12『柳田国男と今和次郎』『災害と妖怪』は「日本人」がいろんなことを「忘れないように」するためにはどんなことに思いを馳せればよいのかを自分なりに考えた本です。そうしてまもなく出る『ごん狐はなぜ……』も問題意識においてその延長線上にあります。
2013-07-20 21:07:35そんな訳で8月近刊『ごん狐はなぜ……』の結論はかなりアナーキーなものです。新美南吉の童話の多くが差別や狂気をモチーフにし、その解決策を暴力や死に求めていると解釈するからです。
2013-07-20 21:18:48新美南吉は「鳥右ヱ門諸国をめぐる」で鳥右ヱ門を彼の〈安息の地〉と災害に見舞われた〈苦難の地〉の分岐点に立たせた。〈安息の地〉を選んだ鳥右ヱ門はその過ちに気づいて狂気に陥るのだった。 ――『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』 http://t.co/6RPGe2wRzf …
2013-09-08 23:00:15青空文庫「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45081_50851.html
> もしも自分で個人的に好きなものベスト3を挙げろ、と言われればやっぱり『狐』と『鳥右ヱ門諸国を廻る』、そして『煙の好きな若君の話』。畑中章宏『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか――新美南吉の小さな世界』はただいま予約受付中!http://t.co/6RPGe2wRzf
2013-07-29 11:36:11二人は、潮が満ちてくると水の中にはいってしまう石段に腰かけて、沖の方をむきながら、虹の話をしていました。/薬商人は晩の虹は雨がふるしるしだといいました。百姓は晩虹は晴れるしるしだといいました。 ーー新美南吉「煙の好きな若君の話」
2013-08-01 22:01:24新美南吉は、孤独や喪失のリアルな手ざわりを描き出そうとした。 確かなもの、明らかなもの、はっきりとした輪郭をもつものが、リアルな現実であるのかどうか。ーー『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』 http://t.co/6RPGe2wRzf
2013-09-05 19:58:13そんな訳で『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』は「魂の手触り」みたいなことについてまじめに取りくんで書いた本なのでみんな読んでね♪ http://t.co/6RPGe2wRzf
2013-09-05 20:13:04南吉のふるさと半田市の風景と作品
新美南吉記念館で (撮影可) 今年は新美南吉生誕100年だとか。「ごん狐」や「手袋を買いに」 「牛をつないだ椿の木」等々、一枚のステンドグラスに各作品がぎっしり☆ http://t.co/6GTtkI9ICB
2013-09-25 19:31:48新美南吉記念館@半田 いきあたりばったりのノープラン旅のため、時間間に合わず… また来るぞー! http://t.co/mWE2BIQJ2G
2013-09-07 18:39:19念願の新美南吉記念館へお伺いしましたが、童話や詩などの直筆原稿はもちろん(名作「ごんぎつね」の直筆原稿を見れた時にはとても感動しました!)、手紙・書簡などもありました。
2013-09-08 07:17:19新美南吉記念館 http://www.nankichi.gr.jp/
新美南吉生誕100年 http://birth.nankichi.org/
今年は、『ごん狐』『手袋を買いに』などを書いた童話作家 新美南吉の生誕100年です。 http://t.co/UanJDxlv3j
2013-10-01 09:38:51「実用的な知識や経験にしか価値がない」とずっと思っていたけれど、それは余りに短略的だったなぁと反省している。実用的な知識というのは、貨幣経済におけるすぐ使えるもの(すぐ廃れるものなのかもしれない)。合わせて贈与論的なすぐ使えないものを持っていることで、値が最大になるんだなあ。。
2013-09-01 18:31:34昔の私なら、今更「ごんぎつね」や「新美南吉」を学ぶことになんの意味があるのかと、言っていたと思う(貨幣経済に直結しない知識だから)。でも昨日行った新美南吉を読み解くイベントによって、知識や意識の海がまた大きな放射状に広がった。大変よかった。
2013-09-01 18:37:12愛知県半田市岩滑にある新美南吉の生家。 >生誕100年記念 http://t.co/KMZBznSNep
2013-07-30 13:05:56「花のき村の盗人たち」に登場するような、釜職人や錠前職人や角兵衛獅子や大工修行の若者が、(新美)南吉の生家の前を通り過ぎていったのだろう。だからこそ、南吉の共感に満ちた観察眼が捉えた移動者たちの姿は、精彩を放っているのである。 http://t.co/6RPGe2wRzf
2013-09-07 20:10:48青空文庫「花のき村と盗人たち」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/630_21624.html
「ごん狐」で兵十がウナギを獲っていた川。 > 新美南吉生誕100年記念 http://t.co/wHbTcJ38Vc
2013-07-30 13:10:47ブログを更新しました。 『ごんぎつねの矢勝川(半田市岩滑)』 http://t.co/E6K0ymkL99
2013-09-26 17:07:42