
劇団どくんご「君の名は」熊本公演・受入代表のあいこさんのつぶやき

この前、島根の石見神楽を見に行きました。神楽って、今でもやってるの?なんて思う方もいると思います。私も、そんなに見たことなかったのですが、地元熊本の阿蘇では今も神楽が受け継がれていたりとかで、ちょいちょい最近話題に触れていたところでした。
2013-09-27 19:30:45
それで、島根の石見神楽なんですが、こいつがすごいんです。たぶん、神楽が日本一盛んな地域。今も、なお、受け継がれているというレベルを超えている。神楽は日常の中に入り込んでいます。夏祭りよりも身近なんです。
2013-09-27 19:32:54
街の人は、神楽を見に行くのはふつう! そう、ふつう!!物珍しくないのです。私たちの感覚では、神楽っていうのには、どことなく垣根があります。行ったことないから、一回ぐらいみてみたいなってレベルだと思います。ちょっと重い腰を上げないと見に行かないのです。エネルギーを要する行為。
2013-09-27 19:34:41
石見神楽、恐るべしです。それで、見てきたのの写真があるのでちょっとご紹介。こんな感じ。とにかく観客とちかい。観客って言っても、近所の人たちなので、なんか本当に大衆演劇みたいなのです。 http://t.co/x6m0MkLVf9
2013-09-27 19:38:30

それで、なんかこう、もちろん神楽って、奉納だったりで、神社とかであるし、お金を取るわけではないのですが、奉納金みたいなのを町の人たちはお気持ちで払ったりするわけだし、それで外にこうやって神楽を見に行くんですよ。
2013-09-27 19:40:03
これを見たときにね、私、劇団どくんごを思い出したのです。劇団どくんごってのは、私が今応援している劇団なのですが、全国を旅してテントを立てて演劇をするっていう旅する劇団なのです。それで、外に出てね、演劇を見るっていうのが、なんかこう、今の現代当たり前じゃないわけです。
2013-09-27 19:41:31
だから、こう、演劇を見に行くとか、外で見るとか、そういった行為に対して、どこかふつうじゃないっていうか、垣根があるんです。なんかこれが不思議っていうか。たぶん、そんなに大したことじゃないはずなの。人が演じていてそれを生で見るってそれだけのこと。だけど、それってもう日常にはない行為
2013-09-27 19:43:41
だから、テント劇団っていうと、何それってなって、いやいやそんなの見たことないってなって、なんか行くまでにはいろんなハードルを越えないとなかなか人は見に行かない。なんだろうね、この垣根ってって思う。
2013-09-27 19:44:57
それで、石見神楽を見ていて、見に来ているお客さんを見ていて思った。本来ってこんなだったろうになって。演劇もそう。昔はきっとナチュラルに見ることができていたんじゃないかなって思ったのです。
2013-09-27 19:45:56
そのことに関して何でこんなことが当たり前にできなくなったんだろうって、憤慨じゃないけれど、憤りというかそういう気持ちになっていて、その理由が、熊本市の公園利用についてなのです。
2013-09-27 19:47:59
劇団どくんご、全国をテントで旅しながら演劇をやっているんですが、その土地土地で演劇する場所ってのが必要になってくるわけです。それで、公園や神社などなど、その土地でお借りしてテント建ててやっているわけです。それで、熊本での受け入れを今年は私がやってたんですが、、、
2013-09-27 19:49:39
とにかく公園を、熊本市が貸してくれない!!!!っていう事態が、この5か月間ぐらい。公園の利用に関して、チケットを販売して利益を得るという営利目的の団体に公園は貸せないっていう理由からまずは、断られました。
2013-09-27 19:51:07
その後も、夏祭りとかで、販売しているときもあるじゃないかって言うと、公園の周辺地域の人の場合は例外もあるだとか、公益性があるだとか、とにかく理由をつけて断られる。
2013-09-27 19:52:45
そういったことを経て、なんで、公園で演劇をするってことだけなのに、許可が下りなくってできないって、そんなのなんか変だなーって。悲しくなりました。
2013-09-27 19:54:07
そんな時に、石見神楽を見たので、ああ、ここには当たり前にこういうものを見る風習が残っていて、当たり前に受け入れる土台が残っているんだなって思った。神楽と演劇の違いってなんかあるのかなって。これ、やってることは一緒だよなーと。
2013-09-27 19:55:34
なんかなんかなんか、今の世の中変だなーって思った。制度もそうだし、日常にいろんなものが当たり前になくなって、普通のものとそうじゃないものの、垣根がたくさんできちゃって、普段ないものに対して、すごく警戒心がつよく、受け入れられない土壌ができている。
2013-09-27 19:57:15
時代と逆行しているとさえ思えてしまう。そんな、昔を知ってるわけじゃないけど。でも、例えば昔は家に掛け軸とかあったりとか木彫りの置物とかがあったりとか、なんか日常にいろんなものがあってそういうの見るのもふつうだったと思うの。外に出て演劇見るのもなんか普通にできてたとおもう。
2013-09-27 19:59:05
公園で紙芝居やとかさ、そういうのとかもあったっていうし。なんか、やってくるものにそんなに警戒せずに、受け入れるっていう暖かさとか、器のでかさがあったように思う。でも、今は違うのね。
2013-09-27 20:00:04
公園愛護団体の人にも言われました。公園で演劇をするってことは、テントを立てて公園を専有することになるので、普段公園を使っている人に迷惑がかかります。芝も傷つくし、人が集まればトイレを利用する人も増えるでしょう。そういうのは困りますって。
2013-09-27 20:02:22
ちょっとぐちになったのでやめます。 とにかく、なんか悲しいのです。 なにがだめなんだろう。 だめなことが多すぎる。 決まりに支配されている。 やだなーやだなー
2013-09-27 20:13:17