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イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
お待たせしました、これよりスタートします 平成ライダーカプセルトイ二次創作シリーズ 「オーズ・ディケイド・平成ライダー 火を噴け!十二人ライダー」 05:蠍の置き土産と800年前の遺産と復活のオーズ
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 カウント・ザ・メダルズ! 現在、火野映司の所持しているメダルは―― ◎ヘッド・コア:クウガ・コア ◎アーム・コア:ブレイド・コア
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「リント、ボソグ《殺す》。ダブガンボソグ《たくさん殺す》。ゴゼ《おれ》、シュゲゲグス《出世する》」  何も知らずに操縦席に入ってきた里中は、コウモリ怪人・ゴオマの格好の標的だった。ゴオマは彼女の細くしなやかな首を掴み、力を込めて絞め上げる。
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 息が出来ない。気がだんだん遠くなって行く。助けを呼ぼうにも声が出ない。抵抗しようのない里中を前にし、ゴオマの勝ち誇った笑い声が響き渡る。  ――KAMEN RIDE「DECADE」  だが、その笑い声が仇となった。不気味な声を聞き付けた士がディケイドに変身して向かって来たのだ。
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「ヘリに乗り込んで来るとはいい度胸じゃねぇか。ちょっと遊んでやるよ」  ゴオマを床に押し付けて馬乗りになり、顔に何度も拳を見舞うディケイド。映司は首絞めから解放され咳払いをする里中を優しく抱き止める。
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「里中さん、大丈夫ですか?」 「えぇ……なんとか」 「こいつらは俺と士さんで何とかします。里中さん、ヘリの操縦は」 「問題ありません。行けます」 「すみません、お願いします」
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 映司に促され、里中は事切れた操縦士をどかして操縦桿を握る。輸送ヘリはあっと言う間に持ち直し、再び空へと舞い上がった。  持ち直したまでは良かったのだが、ディケイドはヘリの急上昇で体勢を崩し、転げ回って後方のタラップに叩きつけられてしまう。ゴオマはその隙に頬を擦りつつ立ち上がる。
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「ちきしょう、面倒臭ぇな。なら一気に……」 「待ってください」ライドブッカーを構え、ゴオマを撃ち抜かんとするディケイドを、映司は彼の前に立ちはだかって制止する。「ここは地上数千メートル上空なんですよ! 銃なんか使ったら燃料に引火して、俺たち全員海の藻屑です」
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「わアったよ」映司の言葉を聞き入れたディケイドは、舌打ちをしつつライドブッカーをブックモードに切り替え、発砲の代わりに一枚のカードを取り出した。「コウモリにはコウモリだ。接近戦でカタつけてやる」
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 ――FORM RIDE「KIVA DO-GA-BA-KI」  カードを装填すると同時に、青に緑に紫の三つの彫像がディケイドの体に取り込まれ、三体のアームズモンスターの力を同時に扱える形態『キバ・ドガバキフォーム』へと姿を変えた。
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「士さん、だから暴れちゃまずいんですって」 「安心しろ。ヘリを壊さなきゃあ、いいんだろ?」  ディケイドは胸の前で両手を十字に組んで力を溜め、充実した所で解き放つ。彼とゴオマの周りの足元が”水溜り”へと変貌し、足を封じた。
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 動きを封じられたゴオマの肢体をディケイドの重く鋭い拳が襲う。激痛が身体中を駆け巡り、痺れて防御姿勢を取る事すらままならない。しかも足元は何らかの力で凍り付いており、殴られた反動で再びディケイドの射程に入ると言うオマケつき。その姿はまるで、自動で起き上がるパンチングマシーンだ。
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 拳の連撃にゴオマが弱った所を、右腕から呼び出したガルルセイバーで袈裟に真一文字に唐竹に、斬って斬って斬り捲《まく》る。ゴオマの体はあっと言う間に刀傷で埋め尽くされた。 「さぁてと、一気に決めるか」
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 ガルルセイバーを右腕の中に戻し、胸部から巨大な槌《つち》・ドッガハンマーを呼び出して構える。雷の力を宿したこの槌で、一気に叩き潰すのだろう。  冗談じゃない、こんなところで死んでたまるか。ゴオマは懐から赤い”コウモリ”の紋章が刻まれたメダルを取り出し、飲み込んだ。
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 ゴオマは自身の胴体ほどの大きさの槌を片手で受け止め、その上で指先に力を込めて槌を砕き、床の水の拘束も気合いで弾き返す。メダルの力の影響か、両腕に生えていた翼が消え、代わりに背中から赤いマントのような布が生じる。上半身の筋肉が異様に盛り上がり、金色の外殻に包まれた。
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『キバ』のメダルを飲み込んだゴオマの強さは圧倒的だ。よろけるディケイドの胸部に、纏っている装甲が凹む程の蹴りを叩き込み、仰向けに倒れたディケイドの首根を掴んで持ち上げ、狼の牙のように鋭く尖った爪で肉を裂く。
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 ディケイドは再びガルルセイバーを手に反撃を試みるが、ゴオマの金色の鎧の前に歯が立たず、逆に奪われ、ゴオマに似合いの禍々しい造形の剣となって、ディケイドの体を斬りつけた。
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「士さんッ」ディケイドの窮地に映司が動く。「ブレイド」と「クウガ」のメダルで雷の剣を造りだし、ゴオマに斬り掛かった。  彼が襲い来ることを察知していたゴオマは、振り向き様に剣を受け止めると、指先に力を込めて剣の刃先を叩き折る。隙だらけの映司の胸目掛け奴の後ろ足蹴りが炸裂した。
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「嘘だろ……、そんな! 叩き、折られるなんて……」  横隔膜を刺激され、一時的に呼吸困難に陥る映司。しかし、仮面ライダーの力で精製された剣が、いとも容易く折られたという事実が、これから自分たちが戦うべき相手の恐ろしさが、息苦しさをも掻き消した。
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 唯一の対抗手段を失った映司だが、同時に彼はその瞬間、どこか奇妙な感覚におそわれた。言葉にするならば、互いに『引き合う』とでも言うべき不可思議なもの。これは一体何なのか。気のせいや勘違いでないのなら、これには何か意味があるはずだ。映司は刃先の折れた剣を見つつ思案する。
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 ――あのコウモリは仮面ライダーのメダルを一枚飲み込んでいる。奴が飲み込んだあのメダルと、剣に変わったこのメダルが引き合ってるって言うのか? 何の為に。仲間同士だから? コウモリから離れたがっているからか? それとも……『俺に』何かを伝えようとしていたのか?
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 ――反響は奴の”喉笛”から響いて来た筈だ。それで俺に伝えたいことがあるとすれば……。もしや!  この不可思議な現象に意味を見出だした映司は、揺れる機内を壁伝いに進んで操縦席に座り、必死に操縦捍を握る里中に声をかけた。
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「お忙しい中すみません。お願いがあるんです、里中さん」 「お願いですか?」珍しく、落ち着きのない声で里中が答える。「申し訳ありませんが、揺れが酷くて、機体を安定させるだけで手一杯なのですが」
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「機体を安定させるのが、ですか?」映司が念押しするように聞き返す。「なら行けます。俺が合図するほんの一瞬、機体を大きく右側に傾けて貰えませんか?」 「そんなこと言われても……、その状態から立て直すのは困難ですし」 「一瞬でいいんです。それで揺れは収まりますから」
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